ずいぶん久しぶりのカテゴリーだ。
地名ではないが、最上地方では、湧き水を「スズ」あるいは「スズ水」と呼ぶ。先般の日本再発見塾での最上町のテーマは「清水(スズ)とつながってみる二日間」だった。
この呼び方は東北地方に限らず中国地方にもあるようで、鳥取県に「清水(スンズ)」「澄水(スンズ)」の地名があるそうだ。
もしかしたら島根県の「宍道湖(シンジコ)」もそうかと疑われる。
アイヌ語で泉の意味になる言葉に「シン・スイ(水の・穴)」があり、それが「スンスイ」「スンズイ」「スンズー」となったと考えられるようだ。
三陸地方では子どものオチンチンを、泉という意味から「スズコ・スンズコ」と呼ぶそうだが、当地の呼び名「ツンツコ」ももしかしたらそこからきたものかと思われる。
いかにも勢いよく湧いてきそうだ。温泉に近いかもしれないが。