なあむ

やどかり和尚の考えたこと

青春の痔 ②

2010年05月23日 06時11分49秒 | 青春の痔

診察室の前の長椅子でしばらく待たされた後、ようやく名前が呼ばれ、中に入っていきました。
症状を話すると、下半身を脱いで診察台に寝ろと指示されます。
ゆっくり慎重に横になると、先生はいきなり患部に指をつっこみました。
「ヒッエー!」
診察台に上るにも冷や汗ものなのに、そんなご無体な。
体の中心を激痛が駆け上がります。
「やめて!堪忍して!」
先生は容赦なく中で指をグリグリ回します。
しばらくして指の動きが止まったかと思うと、あろうことか、先生は指をつっこんだまま大きなクシャミをするではありませんか!
何でこんな時に!、しかも、つっこんだまま!
「失礼」って、失礼すぎます。
診断の結果、手術の必要があるということで数日後入院することとなりました。
春休みの終わりのことです。
それが更なる悲劇を招くとは、その時の私は知る由もありませんでした。