昨日、師匠の1周忌法要も無事に終わり、怒濤の10月を何とか過ごしました。
永平寺から他出してきた息子をはじめ、娘や甥姪たちも全員顔をそろえ、師父に対する申し開きもできたと思います。こういう時でないと家族全員が集まることも困難になってきました。改めて法事の意義、効用のようなものを感じています。
家族のつながりの希薄化、無縁社会が叫ばれる昨今、だからこそ、もっと法事を利用すべきではないかと思います。
住職の法事は大変です。寺のつきあいもありますから、寺院僧侶が20名、総代や親戚を合わせると総勢60名あまり、方方の支払いも済ませ一段落です。
そうそう、法事の前日荷物が届きました。
見覚えのない送り主からの段ボール箱を開けてみると、それは、2年前にアフガニスタンで亡くなったペシャワール会の現地スタッフ伊藤和也さんのご両親からのものでした。
無事に3回忌を済ませましたというお手紙と、和也さんが撮ったアフガニスタンの子どもたちの写真集と著書でした。
その写真集の写真がとてもきれいなのです。こんな暖かい笑顔を見せるのは、子どもたちが和也さんを心から信頼していた証拠でしょう。心が和みます。機会があれば是非ご覧下さい。
こんな子どもたちの上に爆弾を落としてはなりません。飢えさせてはなりません。
和也さんのご冥福を祈ります。