なあむ

やどかり和尚の考えたこと

東法田小学校

2010年11月14日 16時51分15秒 | 布教活動

先日11日、最上町立東法田小学校4~6年生対象のお話を頼まれ行ってきました。

3学年合わせて8名、全校生徒で14名の小さな学校です。

事前にブログを読んでくれたようで、ありがとうございます。

縁あって、ここに生まれ、ここで育ち、ここに生きていく子どもたちへ、ここがどんなに恵まれたすばらしいところかを気づいてほしいと思いました。

今生きているところが「いいところだ」と思って生きられないのは、とてもつまらないことなので、そのことに気づいてもらうために、アフガニスタンやペルーやカンボジアの話をしました。

生まれることは選べなかった、という話もしました。

その時に、話をしようと思って忘れてしまった大事な話を、ここで伝えたいと思います。

人は、生まれる場所や、家族や、男や女や、生まれる日も、何も選べないで生まれてきます。

だけど、どんな人も、人間以外の全ての命も、生まれる必要があって生まれてきたのです。

自分が生まれたのには、その意味があった。それはどんな意味か。それをたずねて生きていくのが人間なのです。

でもそれは、頭で考えて分かることではありません。

色んな行動を通して、「あ、これかな」と気づくことなのです。

でも、考えていないと気づきもしないのです。

是非考えてください。考えながら、行動してください。

君たちが、いつかきっと、自分の生まれた意味に気づいて、幸せを感じてくれることを祈っています。

 求めていないと 見つからない

 求めていないと 出会えない

 求めていないと 出会っても分からない