なあむ

やどかり和尚の考えたこと

三ちゃんのサンデーサンサンラジオvol.9

2015年06月15日 05時46分51秒 | サンサンラジオ
♪三ちゃんのサンデーサンサンラジオ!

(都合により、一日遅れて放送しています)

さーて、今週も始まりました三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。

今日のお話は、先週お約束したとおり、6月7日に開催された、第10回目の松林寺集中講座についてです。

集中講座は、三ちゃんが松林寺の住職になった平成18年にスタートしました。
「お寺は死んでから来ても遅い、生きているウチに来るところ。お寺を、楽しみの場所、学びの場所、癒しの場所にしたい」という思いでスタートして以来、今年で10回目を迎え、多くの人にその名前が認知されてきたと思います。

それで、今回は、10周年記念として、これまで以上に豪華講師陣をお招きしました。
まずは最上町在住のヴァイオリニスト池田敏美さんと、ピアノ岩本由佳さん、そしてカウンターテノールの池田弦さんのコンサート。

続いて、一昨年においでいただき大好評だった恐山院代南直哉老師の講演。今年も縦横無尽、波瀾万丈なお話で、笑いながら大きくうなづいていました。

そして、3番目は、東西落語家夢の共演と題して、柳家さん喬師匠、露の新治師匠による落語をたっぷりお聴かせいただきました。
まずは、新治師匠が『つる』、さん喬師匠は『長命』を。
南老師の話で笑って既にあったまっていましたので、新治師匠の上方落語の軽快な口調におかしくてしょうがないという様子でした。
さん喬師匠もそれを受けて、しっとりしながらもくすぐるような笑いで軽妙に話されました。
休憩を挟み、新治師匠が『ごんべえ狸』。さん喬師匠が『禁酒番屋』をかけられました。
両師匠から「良い客だね」と誉められましたが、みなさん本当に良く笑ってくれました。
口を開けば笑う、ちょっとした仕草で笑う、という感じで、笑い死にするんじゃないかと心配するぐらい、腹を抱えて笑っていました。
来場者の一人が、「こんなに笑ったこと何年もなかった、家にいたって笑うことなんかないから」と言って帰られました。
老人世帯、あるいは一人暮らしであれば、確かにそんなに笑うこともないでしょう。
「一人きり泣けても、一人きり笑うことはできない」と中島みゆきも歌っていますが、そういう意味では、今回、腹を抱えて笑ってくれたことが有意義だったのではないかと思います。

人生に笑いは必要です。
笑うことで心が解放されるし、元気になります。
大いに笑った10周年記念開催となりました。

コマーシャル

最上町富沢、富山馬頭観音、天台宗浪高山東善院光清寺。
貞観5年、863年に、慈覚大師が自ら彫ったとされる馬頭観世音を本尊とし、東北三大馬頭観音とされ、最上三十三観音の三十一番札所となっています。
当地は、小国の時代名馬の産地であり、馬の祈願所として近隣のみならず南部地方にも多くの信者を有していました。
境内にある、樹齢五百数十年に及ぶ大トチノキは県指定の天然記念物になっています。

今週のサンサンラジオはここまで。
また来週お立ち寄りくださーい!



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