なあむ

やどかり和尚の考えたこと

住む町を愛す

2009年09月22日 06時55分35秒 | 松林寺

昨日は松林寺のある下小路で「文化交流会」なる催しがありました。

子どもたちの絵や、俳句、書道の作品、古い民具、写真などが展示され、かやぶき家屋の写真を撮り続けるアマチュアカメラマンのお話、大黒舞、お抹茶の接待、餅つき、そば打ち体験等々、盛りだくさんの内容でした。私も30分ほどお話をいたしました。

Dvc00172 自分が住んで、生きているところを、「ここがいい」と思えることが、生きる自信につながるものと思います。自分に自信があれば他人の批判や悪口をいうことも少なくなるでしょう。

選挙でも同じですが、自分に自信がなくなると、他人の批判をしたくなるものです。

自分が住んでいる町や人々の悪口を言うのは、タコが自分の足を食うようなもので、何の問題解決にもならないばかりか、どんどん自分が小さくなってしまいます。

一番かわいそうなのは子どもたちで、自分が生まれてしまったところはつまらないところだ、と思ってしまうことは不幸なことです。一日でも早く出て行きたくなるでしょう。

宝探しのように、自分の集落の善いところを掘り起こす今回の催しは、大人たちも子どもたちも、これからここで生きる自信につながったのではないでしょうか。

自信は、自分の命、人生を「ここがいい、これでいい」と引き受ける覚悟から生まれてくるものと思います。


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