なあむ

やどかり和尚の考えたこと

行事予定

2011年10月07日 17時25分12秒 | 今日のありがとう

少し時間が空いてしまいました。

ご案内のとおり、9・10日は第6回松林寺集中講座です。

今回は被災地支援開催として、最上町に避難している方々をご招待し、気仙沼から漁師さんたち30名が来て「大漁唄い込み」を披露してくれます。境内には大漁旗が翻ることになります。

門前市も充実して、地元の野菜や花、そして、気仙沼から秋鮭も届いて直売される予定です。

メインゲストは、柳屋さん喬師匠やなせななさん、たっぷり時間をとって、じっくりと聴かせてくれることになっています。

黒澤餅つき唄保存会が、歌の披露と餅の振る舞いをしてくれます。

という、盛りだくさんで、来場者もいっぱいになると予想されます。おいでの方はお早めに席を確保されることをオススメします。

その前の8・9日、隣寺の晋山結制です。法要解説の役ですが、準備は出来ています。

その前の本日、これから山形で新井英一のコンサートがあります。今回は「48番(清河への道)」を全曲歌うということで、とても楽しみにしています。ワクワクしてきました。

忙しいことを喜びにする性格です。


大震災96 ハンモック支援

2011年10月03日 15時20分27秒 | 東日本大震災

ハンモックの受注は今でも続いており、750を突破しました。沖縄から、アメリカからもお申し込みがありました。

みんな被災した漁師さんたちのことを気にかけ、何とか早く、何とか元気に再起して欲しいと心から願ってくれています。ありがたいことです。

秋風が吹いたら売れない商品だと見限っていましたが、私は多くの皆様の熱い熱い思いを予測できませんでした。「来年の夏に間に合えばいいから」などと、1年近くも待ってくれる人々がこれほどこの国にいるとは思っていませんでした。私も漁師さんたちも本当に驚いています。

そして、もう一つ見積が甘かったのは値段です。

ハンモックの網の部分を編んでくれる漁師さんたちの手間賃、バーを取り付けて仕上げをしてくれる人の日当、材料費、送料を足すと、商品管理、発送梱包、入金管理をしているまとめ役の漁師さんの手元には、1万円からほんのわずかしか残らないことが分かってきました。一番最初に手がけ、一番苦労している漁師さんが苦労だけして収入にならなければ、なんの目的でやっているか分からなくなってきます。

当初これほどの注文が来るとは思っていなかったので、自分たちが全部片手間でできるものだと思っていました。

ところが、これほどの数になると、それほど待たせるわけにはいかないということで、人数を増やし、分業にしなければならなくなり、当初の思惑通りにはいかなくなったということです。

かといって、今更値段を上げるわけにもいかず、ということで、「まけない!タオル」プロジェクトから材料費の一部を拠出することにしました。

「漁師のハンモック」は、外部からの支援ではなく、漁師さんたちの自活のため、自己完結型でのプロジェクトとしてスタートしました。

しかし、商売は、素人が考える以上に難しいものだと思いました。

それなのに、あるスポーツ紙がろくに取材もせずに「ハンモックが大変売れているので余ったお金は募金に回すつもりだ」などと書いたりするものだから、漁師さんたちは困惑してしまっています。

上記の理由から、10月10日受付分から、ハンモックの料金を1万円(送料別)にさせていただきます。