Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「きり絵 横浜西洋館&花々の四季」から  ⅩⅠ花歳時記(抜粋)  あさがお

2010年01月13日 01時26分37秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 朝顔は俳句の季語では秋。立秋以降に花期を迎えるということらしい。今年(2001年)の立秋は8月7日、入谷の鬼子母神の朝顔市は7月6日から。朝顔は小学生の夏休み観察材料として利用されるほど育てやすくて、すがすがしい印象で人気がある。紫陽花が散り始める梅雨末期にもう咲き出すものも多い。
 垣根に絡まる蔓と三つに割れた葉、割れ目のある花弁、振れた蕾、葉の表面の産毛のような微かな毛、見飽きることはない。とじた花は丸まってそっと消えてゆく。
 同じ色合いの紫陽花が梅雨にあでやかに色を変じながら咲くのとは、随分と印象が違う。水をやると垣根からわずかに涼風を呼ぶ。
 朝顔には乾いた夏の土と、明るい入道雲がよく似合う。

 朝顔のかきねに立てばひそやかに
        睫(まつげ)にほそき雨かかりけり(長塚節)
 朝顔の垣根の隙(ひま)にひとのかげ(Fs)

 もう昨日になったが、12日(火)は寒かった。山形県北部に2泊して仙台経由で11日夜に帰宅したものの、こんなに寒くは感じなかった。
 職場自体が3連休で冷え切っていたためか、お昼過ぎにようやく室内は暖かくなった。職場の窓から外を眺めると低い雲、どんよりとした薄暗さから十分想像できた。午前中仕事で外回りをしたが、帰ってきて熱いコーヒーを2杯立て続けに喫した。底冷えという言葉がぴったり。
 さて肘折温泉、帰宅してからネットで検索したところ、肘折温泉と東北芸術工科大学のコラボレーションによるアートプロジェクトと称してさまざまな取り組みが紹介されていた。これは注目かな、ということで肘折温泉再訪を画策することとした。