Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ラファエロ展と上野・六義園・目黒川の桜

2013年03月22日 23時10分59秒 | 山行・旅行・散策
 本日は天候に誘われた気分で、出かけた。



 まずは上野の西洋美術館にてラファエロ展をじっくりと見て、上野公園の桜を一通り見学。西郷像まで歩こうとしたが、ものすごい人出にびっくりして都美術館の前の数本の桜を見ながら、国立博物館前の噴水前で東京駅で購入したおにぎり二個で昼食休憩。ラファエロ展の感想は別途掲載予定。



 その後、東京芸大のアートプラザに寄って自動販売機のお茶で一服。そして千駄木駅をとおり団子坂・大観音通り・本郷通りを経て六義園まで歩いた。初めての散策路であるが、戦災を免れた界隈ということで、古い木造の店やお寺が多く、落ち着いた散歩道である。これはまたの機会にじっくりと散策したいものだ。
 そしてそれらの古いお寺の境内ごとに大きな桜の木があるのがうれしい。そのいろいろな表情を見せてくれる桜が見ごろを迎えていて、楽しむことが出来た。桜は木造の家やお寺の建物によく似合う。くすんだ木の建物が桜の花に映えて明るく、温かく感じる。

   

 六義園は以前桜の開花時期が過ぎてから訪れたことがあった。入口近くの大きな枝垂桜の枝振りを見て、いつかは満開の桜の時期に来て見たいと思っていた。かなりの人ごみであったが、この見事な枝垂桜を堪能することが出来た。さらに池の周りをゆっくりと散策できた。心泉亭で抹茶と和菓子のセット500円で休憩もした。六義園は本日からライトアップということであったが、ライトアップは断念。チラシで見る限り、なかなか風情のある散策が楽しめるようである。

      

 六義園は「造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園に数えられていた。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げた」という説明がある。江戸時代を代表する庭園ということらしい。

 六義園の散策後は、駒込駅からJRで池袋駅に出て、新しくつながった副都心線-東横線を利用して、今度は目黒川沿いの桜並木を散策。
 ちょうど会社のひける頃と重なり、大変な人ごみであったが、それでも人の流れはゆっくりであっても割とスムーズであった。沿道沿いは屋台は規制されて出ていなかったが、中目黒らしく洒落た洋風の店がワインや輸入ビールなどを売っていて、見学者の多くがプラスティックのワイングラスを片手にのんびり散策していた。上野の山で陣取って宴会している人たちよりは、少々若い人が中心だったような気がしたが、どうだろう。
 場所を占めての宴会は出来ないので、人の流れに乗ってゆっくりと桜を楽しむことが出来る。なかなかいい雰囲気だ。私も300円なりの赤ワインを飲みながら歩いた。店で売っているお酒やつまみの値段も安目。なかなかお洒落な散策となった。



 川沿いの桜は川側に思いっきり枝を伸ばして気持ち良さそうに花を咲かせている。都市河川としてコンクリートに覆われた川でも、桜が咲くとガラッとその表情を変える。人が目を奪われて大勢繰り出すのも理解できる。

 5時半頃、安いイタリアンの店を見つけて早いが夕食をとって、横浜に戻った。

周辺でブラブラ花見

2013年03月22日 06時03分01秒 | 山行・旅行・散策
 昨日は、自宅から近くの駅までのとおりの桜とチューリップなどの写真を撮りながら、ブラブラと歩いてみた。曖昧な記憶では横浜緋桜が植わっていると思っていたが、残念ながらそれは無かった。

 横浜緋桜を調べてみると

【生みの親】 桜の新品種作りに取り組んでいる白井勲氏(港北区高田町)。
【特徴】・花は赤みが強く大輪、下向きに咲く。
    ・染井吉野と同じように、葉の出る前に花が咲く。
   ・開花期が早咲き・中間咲き・遅咲きの3タイプ。(花の形態は同じ)
   ・早咲きは3月20日ごろから,遅咲きは4月10日ごろから咲く。
【経緯】1972年ごろに早咲き種の鮮やかな紅色の寒緋桜(かんひざくら)と病気に強い山桜(兼六園熊谷(けんろくえんくまがい)という種類)を交配させ、誕生。1985年1月「横浜緋桜」と命名。農水省に種苗法に基づく品種登録。

と記載されている。大きな幹から枝が出るのではなく、根元から幾本もの幹が出てくるので、幹を見ればすぐにわかる。横浜環状2号線の上永谷付近に幾本も並んでいて、よく鑑賞したものである。早咲きのものだったと思う。説明にもあるとおり鮮やかな紅色で、とても好きな品種だ。横浜公園にも植わっているので近いうちに見に行こうと思う。


 桜の写真の前にチューリップの花芯をいくつか並べてみた。チューリップは花の形愛でるものらしいが、私はこの雌蘂と雄蘂の配列が好きだ。妻に言わせるとあまり良い趣味ではないと言うが、花の美しさは雄蘂・雌蘂の神秘的な形態にもあると思っている。