Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

夜の桜見物

2013年03月28日 22時57分27秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日夕刻にジョギングに出た時は大変暑く、ウィンドブレーカーを着ていたのだが、蒸し風呂のようになって辛かった。この気温では、半袖のTシャツに半ズボンといういでたちでも十分であった。
 さらに夕刻のジョギング以外ほとんど体を動かしていないので、先ほど1時間ほど自宅の周囲を軽く汗ばむ程度にウォーキングをした。夜も遅いので別のウィンドブレーカーを着て出たがこれでも暑かった。
 21時過ぎから22時半近くまで歩いたが、途中ジョギングをしている人にずいぶん出会った。同時にこの時間だから仕事帰りの男女の勤め人が多く行き交い、酔っぱらいもかなり歩いている。やはり1月や2月とは違い、人の歩く姿も春らしくゆったりと感じる。

 さて下を見ながら住宅街を歩いていたら、道路が白く浮き出て見えた。よく見たら桜の花が散って積もっていた。はっと思って見上げると、防犯灯に照らされて桜がボーっと浮かび出るように空にあった。家の傍の公立中学校の校庭に差し掛かっていたのだ。しばらくこのソメイヨシノを見上げていたが、防犯灯のほのかな明かりに照らされた桜というのもなかなか情緒がある。暗い住宅街なので余計に夜空に浮かび上がって見える。新しい発見がうれしかった。
 それにしても春休みの無人の学校に散ってしまう桜というのは、さびしさがある。

そろそろ活字が恋しくなってきた

2013年03月28日 17時59分45秒 | 読書
 昨夕から瞬間的だが39℃を越える熱を出した母を、今朝10時過ぎに近くの総合病院に、タクシーで連れて行ったものの、診療が終わり帰宅したのは13時過ぎ。さいわい総合感冒薬+αの処方で済んだのでほっとした。
 本日は気温も上がり、花見日和であったが、墓参りは来週に延期。しかし病院の周囲の桜もまた見ごたえがあり、順番を待っている間に病院をひと回りして目の保養になった。

 昨年4月以降、読書があまり進まなかった。各種講座に追われたり、体力づくりに精を出したり、旅行に、山行にあわただしかったが、それは理由にはならない。さぼっていただけのような気もする。
 俳句の結社誌は目を通している。しかしそのほかでは美術展の図録の解説や各種リーフレットなどずいぶん目を通したが、読書らしい読書から遠ざかっていたなぁと反省している。購入した本はいく冊もあるのだが、目を最後まで通していないで、机の上にたまっている。
 そんなこともあり、とりあえず読み安い本からということで、「西洋美術で読み解くキリスト教の謎」(田中久美子、宝島社)と「名画の謎-旧約・新約聖書編」(中野京子、文芸春秋)を昨日から、本日の病院での待ち時間に読了。
 エルグレコ展やラファエロ展での感想に訂正というか、認識不足であった点を追加しなくてはならなくなった箇所がある。二点ほどをそれぞれのところに加筆することにした。
 まず、エルグレコ展の感想の中で、最初に「受胎告知」の絵についての感想。「解説では欄干と記載されているが、この壁のようなものは室内をあらわすのかはんぜんとしない」と記した。確かに室内か、バルコニーか、中庭か判然といないのだが、この「区切られた空間設定」というのは、マリアの懐胎の無原罪性=処女懐胎の舞台設定の一つの要素ということなのだそうだ。
 次に、ラファエロ展で、人物の衣服の「赤」が効果的である旨を記した。聖母像にも赤があることを記したが、聖母の衣服は赤と青という決まりがあるとのことであった。
 いづれも特に間違いや頓珍漢の感想ではないが、そのような決まりごとがあったということを本日中にそれぞれの記事に加筆することにした。
 西洋絵画の解説書としてはもう一冊「名画の謎-ギリシャ神話編-」(中野京子)も購入してあるのだが、これはちょっと後回しにして、本日の午後は「百年前の日本語」(今野真二、岩波新書)を読み始めた。ちょっと私の期待や問題意識とは違うが最後まで読み終わってから感想を記してみようと思う。
 少しずつ、机の上にたまった本を片付けていかなくては収拾がつかなくなる。