Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の衝動買いに「反省」

2016年04月05日 23時05分37秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日はかなり寒かった。昨日よりも10℃近く低く、12.3℃であったらしい。3月上旬の気温とのことである。長年横浜に住んでいるとこの気温でも寒いと感じる。14時過ぎに薄いブレザーだけで出かけたのは冒険過ぎた。もう一枚着るか、ブレザーの代わりにいつもの薄いダウンのコートにすればよかったと反省。
 正午ごろ雷が遠くで鳴っていた。雷注意報は出ていなかったと思うがかなり長い時間雷鳴が轟いていた。稲光や鋭い雷鳴ではないのでパソコンの電源は落とさずにそのまま操作を続けていた。

 本日の衝動買いは「六国史-日本書紀に始まる古代の「正史」」(遠藤慶太、中公新書)、885円。古書まつりで5冊も購入したので、「買わないように」と自分に言い聞かせていたが、つい手に取って読んでるうちに自然とレジに向かって歩いていた。
 「古代東アジアの女帝」(入江静子、岩波新書)、「蘇我氏の古代」(吉村武彦、岩波新書)にも手が伸びたが、手にしなかった。

 本日は「反省」ばかりの日であった。

ブラームス「ヴァイオリンソナタ第3番」

2016年04月05日 13時08分07秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 ブラームスのヴァイオリンソナタ3曲の中で、私は第2番が一番好きなのだが、この第3番をもっともすぐれた曲という評価があるという。第2番が1886年、第3番は1888年ブラームス55歳の時の作品である。



 技巧的にはこの第3番はヴァイオリンにとってもピアノにとっても難曲である。特に第4楽章のブレスト・アジタートはヴァイオリンにとっては速いテンポ、重音の連続、シンコペーションの頻出と忙しい。



 しかし躍動的なのはこのフィナーレだけで、第1~第3楽章はどちらかというと憂愁な雰囲気が支配的である。そして突然にエネルギーが溢れ出るようなフィナーレに突入する。多くの人はこのフィナーレを激情的と評するが、私は爆発するイメージからは遠いと思う。喩えとしてかんばしくはないと思うが、火山の爆発的な噴火といようりも、ドーム状の溶岩がせり出してくるようなイメージである。
 それは息の長い旋律が出てくることで、激しい感情が充分に抑制的に語られているからではないかと思う。




「あせらずじっくり腰を落として‥」

2016年04月05日 11時18分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 今朝Kさんからメールが届いた。私の昨日の記事(「はじまりは国芳展」の図録をいただいた)を見て「寝っ転がって眺めてくれればいいのです。感想なんてストレスになります」という趣旨のメールである。
 貰ってシャカリキになっても頭の中の整理はうまくはいかない。頭の中で醸成するには時間がかかる。もともと大した思考力はない。多少の時間をかければ少しは旨みが増す可能性はある。いつも自分に言い聞かせていることのひとつに、焦らずじっくり腰を落として、ということもある。
 いつの間にか自分で自分を追い込んでいることがよくある。定年を迎えたのだから時間を区切ってなさなければならないことは少なくなっているはずなのに、まだ現役ときの癖がぬけていないようだ。もっとも10代前半からそのように半世紀も生きてきたのだから、抜けないのはやむを得ないが。我が身に沁みついてしまった癖は直らないかもしれないが、自然体で「焦らずじっくり腰を落として」身を処することが出来ればいいという思いは手放してはいけない。
 大いに反省をさせられた。

 ということで、今やっていること、しようとしていることをまずはやりながら、図録を「寝っ転がって」眺めながら、感想をまとめようと思う。感想としてまとまれば記事をアップするし、まとまらなくとも他の別のものの肥やしになれば、いい。