夜中の2時過ぎにメールが届いた。仙台で同じ学部、同じサークル「星の会」に在籍していた友人が突然亡くなった。日曜日だったが職場にて仕事中に倒れ、救急搬送されたものの、心停止状態だったととの連絡があった。高校までは確か大分県に住んでいて、仙台の東北大学の理学部物理学科に入学、大学を離れてのち、仙台に職を得て仙台に在住していた。
震災直後から津波で被災した労働組合の組合員の自宅の手伝いをしながら、すぐそばにある老人ホームの再開に向けて、土砂の除去から建物の復元までボランティアとしてかかわったと聞いている。彼の案内でそのホームの見学に訪れたこともある。
学生時代は、私はあくまでも無党派の学生運動家であることにこだわったが、かれはある党派の活動家の一人であった。大学を離れてから労働組合活動をずっと続けていた。破たんして経営者が経営放棄をしてしまった会社の労働組合が自主管理を行い、結果としてそこの経営を引き継いで「社長業」をしていたと聞いている。
一昨年の理学部の同窓会(といっても全国紙に報道された学費闘争-大量留年処分反対闘争に何らかの関わりを持った者たちの同窓会)にも、昔のように人懐っこい笑顔で人を和ませる話をしてくれた。
ある友人はツイッターで「入学まもなくから長い付き合い(我々の学年は学部やセクト関係なく仲良かった気がします)最後に会ったのは数年前の仙台での反原発集会。60代半ばは早すぎます」と述べている。私もまったく同感である。
友人の香典を揃え、供花の手配をして、これから急遽仙台に向かうことになった。本日の通夜と明日の告別式に参列する。仙台の本日の最高気温は8℃の予想。コートが必要である。
夜は24時間営業のサウナで過ごすことにした。