Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ショパン「ピアノ協奏曲第2番」

2021年05月29日 21時59分22秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 先ほどまで、オンラインの音楽鑑賞会でショパンのピアノ協奏曲第2番を聴いていた。いつも遠賀は「ながら」で聴くことが多い。作業をしながら、読書しながら等々。
 年に数回だけ実際にホールで聴くこともあったが、最近は高額なこともあり、ホールで聴くときはソロか多くて数人の室内楽ばかりである。
 Youtubeなどを使い、鑑賞会という形でオーケストラなどが映されているのをじっくりと聴くと新しい発見がたくさんある。
 本日は、ピアノは若いアレクサンドロ・カントロフ、アムステルダム・コンセトヘボウの演奏、2020年10月の録音。
 今回、このショパンのピアノ協奏曲第2番の第1楽章でファゴットの音を初めて確認した。これまではファゴットは第2楽章の美しい旋律と第3楽章の少しだけしか聴き分けられなかった。第1楽章の中ほど立ったろうか、ファゴット奏者が映されでびっくり。
 やはりライブで聴くことが大切だと思った。スコアを目で追うだけでは見落としもある。
 さらにこの曲の第2楽章の心地よい緊張感も十二分に味わうことができた。どの作曲家のどの曲でも、緩除楽章に作曲家の力量が現れると私は信じている。逆も真なりで、緩除楽章が美しい作曲家はきっと本物なんだと信じている。これは演奏家にも当てはめている。

 本日はいい収穫があって、満足。

 明日は親のワクチン接種の付き添いで集団接種会場へ。妻の電話予約は2度ほどかけたが、つながらず、本日は早々に退散。明日も時間的に厳しい。月曜から挑戦である。


井上雅之展-光の貌Ⅱ-

2021年05月29日 21時30分32秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 会期が2週間もある個展は明日が最終日。ようやく横浜線の「成瀬駅」の傍の「成瀬美術座」というギャラリーに顔を出した。
 そして新作の銀箔による作品に接することができた。作者は雁皮紙にこだわって作品を作り続けている。こういうこだわりにも惹かれる。
 これまでの青や紫や黄といったイメージがあるので、それを踏まえてじっと見ているとさまざまな色が浮き上がっては消えていく。素敵な試みだと感じ入った。
 これまで気に入っていた作品も展示されており、私にとっては短いけれどもたのしい時間を過ごすことができた。もっと早く見に行きたかった。
 以前は果てしなく遠い宇宙の銀河を思い浮かべていたけれども、最近はモネの睡蓮の連作を想像したりする。いろいろと想像を駆り立ててくれる作品の世界だと思う。
 そして私は黄色の輪をつくる細い線と、チェックのような黄色の形態が気に入っている。
 光が水面に届いてきらっと反射しているのだろう。今まさに光が届いているという時間を表現していると思える。
 さらに紫の深い色合いも気に入っている。青の明るい色の中で、そこだけ重力が落ち込んでいくような、それこそブラックホールの吸引力を感じさせる。その周りの楕円はそんな恐ろしい形状に気が付かないように、静かにたたずんでいる。そんな不思議な世界も感じる。


作業が早めに終了

2021年05月29日 14時18分24秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 退職者会ニュースの原稿が予定より半日早く出来上がった。本日夜までかかるかと思っていたが、メイン記事がスムーズに書けた。
 他の役員にはメール送信まで済んだ。

 これより成瀬まで出かける予定。案内をもらった「井上雅之 光の貌Ⅱ」を見に行く。