本日読んだのは「日経サイエンス6月号」の特集「時空と情報」から、「ブラックホールの情報パラドックス解決への新たな糸口」。もうひとつの「量子情報で解き明かす重力理論」ととても歯が立たないので、途中で断念。文字を追うことすらできなかった。初めの「ブラックホールの‥」も中身は理解できないものの最後まで文字を追うことはできた。
要約部分だけでもとりあえず記載してみる気力はあった。分かったつもりにもならないが‥。
「ブラックホールは最後には蒸発して消える。ブラックホールに入った物質は二度と外には出られないことを考えると、物質が持つ情報はブラックホールの蒸発とともに失われることになるが、これは、いかなる場合でも情報は失われないという物理学の基本原理と矛盾する。ブラックホールの情報パラドックス、情報喪失問題(情報問題)と呼ばれるこの難問は、時空の枠組みを説明する一般相対性理論と物質の振る舞いを説明する量子力学を統合する量子重力理論が完成していないことから生じている。‥」
「ブラックホールには重力の量子物理学と時空の特性に関するきわめて重要な手がかりが含まれている。原子の理解を深めることが量子力学の構築につながったように、ブラックホールの理解を深めることが物理学における月の概念的革命を導く。重力波の観測は、量子ブラックホールシナリオを排除するか、あるいはそれらに関連した新しい現象を発見することによって、私たちに重要な情報を提供してくれるだろう。」
次に「鳥が多様になった道筋」は私なりに興味深く読むことができた。多少は理解できたと思う。
「身体部分がそれぞれ異なるスピードで進化するこうしたモザイク型の進化は、人間を含めて多くの生物で起こったことが知られている。例えば角竜類は頭蓋骨に高速の進化を起こす一方、四肢の骨にはほとんど変化が見られず、好対照をなしている‥。‥もちろん進化が遅かったからと言って鳥たちの素晴らしい成功が色あせるわけではない。鳥類は大量絶滅の責め苦を生き延び、空を征服し、驚くほどさまざまな翅のある生き物に多様化して、現在の地球を私たち人間と共有している。ゆっくとり着実に歩む者が勝利してたのだ。」
「勝利」という意味がどういう意味なのかは、保留しておく。
購入してすぐに特別解説の「COVID-19危うい後遺症 体内で何が起きているのか」と「DNAが明かす疫病史 ペスト流行とローマの興亡」は読み終えた。
のこり4つほどに目を通すつもりである。次の7月号が発売されるまでにそれが可能か、自信はない。