「ゴヤⅣ」(堀田善衛)はようやく最後の山場ともいえる「黒い絵」に関する記述の半ばまでたどり着いた。本当に「ようやく」である。言い訳を探せば、目の手術など外的要因もあったし、年末から年始にかけて実にいろいろなことがあった為である。
しかし収録されている図版がモノクロでもあり、さらに小さいので、図版を見ながらの読書は見にくい。とくに目を近づけても焦点は合わないので、細かく図版を見ることができない。しかも我が家にはゴヤの作品集がない。
版画集などはとくに細部を見たくとも断念して文章だけを読んできた。だが、最後の「黒い柄」はできれば1点でも2点でもはっきりしたものを見たい。「わが子を喰うサトゥルヌス」「運命の女神たち」は他の美術の解説書に少し大きめの図版があるのだが、「黒い絵」の他の作品が見たいのである。
美術書は実際に手にとってみないと、求める作品が収録されているか、確かめることができない。
有隣堂が休みになってしまって、途方に暮れている原因の一つでもある。伊勢佐木町にある本店に出かけるしかないようだ。
なお、横浜市の18区の図書館は現在閲覧ができない。
今、ネットで図書館のホームページを見ました。
4月10日からネット予約等も休止になっている模様です。
私も8日の時点でちょっと不確かのまま記載した可能性もありました。8日から10日の間に予約も休止した可能性がありますね。
図書館は、私はあの書架の間で立ち読みしながら本を探すのが楽しみの一つです。
ネットで予約しても受け取りに行くと必ず書架の間でさらに関連の本を探すことにしています。無いことがわかっていても書架の間に立ってみたいです。
またご訪問ください。