強い風の唸り声で目が覚めた。外で何の音が絶え間なく聞こえてくるのか、理解するのに時間がかかった。起きてみると南側のケヤキなどの枝が大きく揺れ、その下で葉をつけている夏ミカンの枝の間から5つほどの黄色い夏ミカンが大きく揺れている。風がないときに2つの実を確認していたが、風で大きく揺れると5つ数えることができた。
洗濯物や折れたケヤキの枝が南側の芝生に転がっている。ケヤキの枝は我が家のベランダの手すりに当たって外側に落ちたもの。ちょうど妻がベランダの植木鉢を片隅に移動している最中で、手摺りにあたった音に驚いていた。
強風・波浪注意報が出ている。気象庁のデータでは最大風速が約11mの南西の風(最大瞬間風速は約18m)。もう立春を過ぎている。天気図でも日本海に発達した低気圧、太平洋側に高気圧がある典型的な天気図である。湿度が高そうな風で、乾燥注意報は解除となっている。
・立春から春分までの間
・日本海に低気圧がある
・関東地方で最大風速がおおむね8m以上の南寄りの風で気温が上がる
という必要条件を満たしている。
これだけの強い風に見舞われると、外に出るのが怖いと感じる。またビルをかこっている足場などの倒壊なども心配である。