今晩から退職者会ニュースの原稿づくりを開始。まずは亡くなった現会長の追悼記事から仕上げた。この記事については葬儀の写真を加えれば完了。その他の原稿は明日以降に急いで作成する予定。
先ほどまでの作業中に聴いていたのは、ドヴォルザークのピアノ三重奏曲の第3番。
第3番は解説では、ボヘミア色が強いとともにブラームスの影響が強いとしるされている。確かに冒頭の出だしではブラームス的な和声を感じる。同時にヴァイオリンとピアノ、チェロのそれぞれが単独で美しい旋律を響かせている。掛け合いながらの楽器の移り行きが効果的であると思う。美しい織物の模様を見ているような印象を受ける第1楽章である。和声や音の響き気合、重なり合いを楽しむのとは違う楽しみがある。
第2楽章は一度聴くと忘れられない曲である。第3楽章の冒頭のチェロも忘れられない。チェロからヴァイオリンへの旋律の移行がとても自然である。これは演奏者の力量が問われそうである。
この曲は、ドヴォルザークならではの旋律の美しさを堪能できる曲である。ヨセフ・スークのヴァイオリンの透明な美しさが引き立つ曲でもあると思っている。
好きなスークトリオの演奏を見つけて、二重に楽しんでいます。
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