昨日は写真のとおりの空、雲量が50%を超えているようなので「曇」ということだと思うが、陽射しが暑かった。
雲は秋の雲である。昔は写真に写る電線や電柱が邪魔に思えていた。今回も空に突き出たクレーンのアームが伸びきった様子に惹かれてシャッターを切った。確かに電線は邪魔であるが、一方で、邪魔だと思うことで、写真を見ながら何となく写真と自分とが会話をしていることが面白いと思うようになった。
電線の存在で、クレーンのアームだけよりも、不思議な遠近感が生じたようにも思う。画面から遠近感を消失したかったのが、逆になってしまった不満はある。
思い切ってモノクロにしてみた。雲とクレーンと電線の関係はどのように変化したのだろうか。雲とアームの遠近感は強調された。しかし電線とクレーンのアームの遠近感は消失した。カラーと比べると面白い。