昨年11月に申し込んだ横浜市歴史博物館の古代史講座「古事記と日本書紀、律令、木簡など」(1回1テーマ・5回、講師=平野卓治主任学芸員、柳沼千枝学芸員)と近世史講座「神奈川浦と野毛浦~二つの入江・入海の江戸時代~」(講師=斉藤司主任学芸員)の受講が決まった。それぞれ5週間の連続講座で各2500円、1回500円。
12月20日に抽選結果を知らせると応募要領にあったが、20日過ぎても返信用の通知ハガキが来ないので諦めていた。クリスマスプレゼントのようなもの。
横浜の吉田新田が作られる前の野毛周辺は湊として賑わっていたらしい。戸部村の出村として戸部の背後の山を越えて村が形成されていたと昔何かの講座で聞いたことがある。戸部から今の伊勢山皇大神宮を超えた地域であると私は理解した。
さらに神奈川湊は神奈川宿の基になったのであろうと思うが、江戸時代は江戸への玄関口として、また今の三多摩地区からの物産の集積港として機能していたらしいとも聞いたことがある。江戸末期からの八王子街道は明治以降の産業の動脈となったが、その基礎は江戸初期に遡るかもしれないと考えているが、そこら辺のことをぜひ知りたいと思っていた。
また江戸時代の地図をみると野毛と神奈川のほかに、今の横浜駅傍の平沼のあたりにも船が描かれていた記憶がある。これは不確かな記憶なので確かめる必要があるが、このあたりにも触れてもらって、江戸時代を通じたこの地域の物資の流れ、経済活動などがわかれば面白い。きっとそれは中世にも遡るものがあるかもしれない。
二つとも受講できたので、5週間は歴史博物館に10時半から15時までいることになる。この日はオニギリのお弁当を持参することにしよう。