Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

裸の王様に鈴をつけるのは‥

2020年03月07日 21時44分41秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 横浜駅近くの居酒屋に行ってみた。美味しい日本酒が幾種類もあり、わたしは1合ずつ2杯を注文。
 それなりに広い店は土曜日にもかかわらず、半分も埋まっていなかったようだ。しかも客は60歳前後と思われる高齢者ばかり。サラリーマンの集団は、私が気がついた範囲で1組5人だけだったのではないだろうか。これでは店を維持するのは大変だと思った。少なくとも半分は人災と私は思っている。

 コロナウィルスによる感染症の拡大、私もあくまでも素人なので、妄言に近いかもしれないが、小学校から高校までの全国一斉休校というのはいかにも的外れだと思っている。
 高齢者のほうが重症化しやすい、ということなのでたとえば75歳以上の高齢者は外出を控えてほしい、高齢者の集まる施設への医療スタッフの充実などの緊急処置や優遇措置、高齢社員の出勤停止の措置への優遇、高齢者世帯への食品など日用品や必需品の配送の無料化と助成、高齢者の先行検査等々方策はいくらでもあると思う。そして国だけの事業としてではなく、地方自治体も巻き込んだほうが、よりきめ細かな対応が出来るはずだ。
 一斉休校ほど的外れな施策もなかったのではないか。保育園や学童保育の問題について考慮されておらず、若い世代の子育ての悩みなど当初から考慮する気がない、あるいはそのような生活実感が希薄な人間の思い付きに過ぎないと思われる。
 中国・韓国の人の入国拒否についても、事前の根回しが出来ていない。根回しが必要とすら思わない人が、外交を語るなどとんでもないことである。

 もうひとつ気になるのは、意思決定に相談する人間が少なくなってきているようだ。にも拘わらずこの人を引きずり下ろせない与党もひどいものである。ここまで日常生活を無視したり、観光事業に打撃を与える施策を打ち出していたのでは、もはや経済が成り立たなくなっている。

 王様はいよいよ裸になっている。誰もが気がついていながら、猫に鈴をつけるではないが、裸の王様に鈴という即退場のレッドカードをつきつけようという人間がいない。そのことがますます事態を悪化させている。小人に権力を握らせてしまってから、いくら慌てても鞍替えは無理である。自浄能力のない与党は議員の数がいくら多くともすでに死に体に等しい。追従と忖度ばかりの議員が大手を振っているのでは先はない。

 もうあの人の元では事態は悪くなるだけである。



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