Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日から読み始めたのは「《英雄》の世紀」

2021年01月03日 20時23分30秒 | 読書

   

 本日から読み始めた本は、「《英雄》の世紀 ベートーヴェンと近代の創成者たち」(樺山紘一、講談社学術文庫)。
 樺山紘一氏は網野善彦氏等との「中世の風景」(中公新書)などで読んだ記憶がある。また2001年から4年間国立西洋美術館館長も務めていたことも記憶している。

 まえがきで「いまわたしたちが生きている世界は、しごく散文的に平準化されてしまった。こんな時代に、英雄とか超人とかをことほぐなど、想像だにしえない。そもそも、強大な権力を創設することが、かえって人類の存続を危うくしかねないと認識したからには、もう偉大さや崇高さをもとめることすら、憚られる」と記している。昨年末に立ち読みした最初の出だしから惹かれてすぐに購入した。
 この本は1997年から2000年にかけて出版されたベートーヴェン全集(全10巻)に連載した文章をまとめたものとのことである。歴史家、ヨーロッパ史の視点での著作であることを期待している。

 本日は第1章を読み終わった。



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