本日「幻想美術館」を読み終えた。少しペースが早すぎたかもしれない。各作品ごとにもう少し自分なりの想像力を働かせて物語を紡いでみてから、著者の物語に目をとおしたほうが、楽しかったかもしれない。私には少々甘く切ない物語になりすぎている、という感想も無きにしも非ず。それでもいい刺激を与えてもらったと感謝である。
全体51作品のうち、7作品は私も以前に感銘を受けたり、楽しいと思った作品である。この外に佐伯祐三の《モラン風景》(1928)や、ベルト・モリゾの《ベランダにて》(1884)などは以前に見たかもしれないが、残念ながら特に記憶に残っていなかった。
またどこかで見たものの違和感を抱いていた作品もある。今回あらためて自分の想像力の貧困に気づいた作品もあった。
少なくとも作品を掲載した7作品については、あらためて自分なりの想像力を試してみたいと思った作品である。
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