午前中は退職者会ニュースの作成。午後は横浜駅近くの家電量販店での妻の買い物につき合うことに。昼食も外食にしようかとも考えたが、冷蔵庫にある夕食の残り物を無駄なく食べようということにした。無駄遣いよりは節約。
本日は30℃近くまで気温は高くなるとのこと。そろそろ短い丈のズボンが欲しい。昨年までのものはウェストがきつくなっているのではないかという悪い予感がしている。
先日、市県民税の説明書が郵送された。「賃金上昇が物価高に追いついていない国民の負担を緩和し、物価上昇を十分に超える持続的な賃上げが行われる経済の実現を目指すための一時的な措置として・・・・」という謳い文句から始まる文書。賃上げの補完をどうして税金で行わなければならないのか、飛躍のありすぎる文章である。
そしてすべての文書を読んでも私にも妻にも具体的に理解できる説明はなかった。恥ずかしながら私も元地方公務員であるが、税務の業務には携わったことはない。それでもほとんど理解できない説明文には驚いた。
住民税は、年金支給に合わせて隔月の分割払いである。6回の納付が数千円ほど安くなったとして、意図的な消費に回るとは到底思えない。しかも安くなるのは10月以降である。実感を伴わない制度である。所得税の部分についてもどうなるのかもわからない。
テレビの報道を見ても、給与所得者ではない年金生活者にとってはほとんど実感の湧かない処置だと思ってしまう。これでは景気回復にも、低所得者への救済にも繋がらない、実感に乏しいのではないだろうか。実感に乏しいということは、経済への波及効果も小さいとしか思えない。
先週、私の退職者会の他の役員に聞いたが、はやり理解は難しかったとのことである。ほとんどの高齢者、年金生活者にとっても理解できない、と思われる。そして税務の職場もわかりにくい制度設計のため、かなり混乱しているとの報告もあった。まだ現金給付、金券配布の方が効果があるのではないか、という意見すら聞こえてくるらしい。
この人気取り政策は、現場に混乱をもたらし、国民にはわかりにくく、詐欺の横行に手を貸すだけではないのか。