明日は退職者会のサークルの取材である。健康麻雀の大会。マスクや手指の消毒プラス会話の制限も加わるらしい。
親睦と、脳の活性化が目的なので、毎回淡々とゲームは進行するはずだが、そうはならないようだ。
サークルの責任者には申し訳ないが、私は現役時代に麻雀がすっかり嫌いになった。就職してから10年くらいは職場の麻雀にお付き合いしていたが、いつも徹夜になったりするので付き合うのを止めた。
現役時代には半ちゃん4回で終了、という約束で開始しても、それで終わったためしがなかった。4人しかいないので抜けるに抜けられず、こういうケジメのつかない遊び、賭け事は私に向かないと決意した。
しかも賭けるということに対する執着心が私にはない。負けて悔しがるということが出来ない。どうしてそんなに勝つことに執着するのだろう、負けることがそんなに悔しいことなのか、と途中でそういう執着心があらわになる人の顔を見て、げんなりするばかりであった。
健康麻雀というのは、賭けない、飲まない、吸わないが原則だが、勝負への執着心がやはり顔に出る。
賭け事と時間にルーズなのが嫌いのもとであるが、同時に勝負への執着も私の趣味ではない。麻雀に限らず、ゲームそのものが私には向いていない。人生をゲームになぞらえること自体にも拒否反応である。