Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

図書9月号 その2

2022年09月03日 21時23分10秒 | 読書

 本日目を通したのは、

・詩とビスケット         プレイディみかこ
  「自分の座標軸を定めなければ、と思ったことは私にはありませんが、すべての起点であり基準であり拠り所は、この「うりゃあああ、なんとかなる」だった気がします。谷川さんがおっしゃる「ズームアウト」していく感覚はとてもよくわかる気がしました。‥現実的な人間の揉め事や日常の些細な問題ばかりを書き綴った「ダブリンの巷」の話が最後の数行でいきなり宇宙にまで広がる引きのカメラの壮大さにティーンの頃にこれを読んだけた氏は度肝を抜かれました。宇宙の中に個人の座標があると考えれば、‥文学者や評論家はこれを神の視線と読んだりしますよね。」

・貝殻一郎というペンネーム   片岡義男

・九月、心に沁みる虫の声    円満字二郎

・「いちご新聞」いまむかし    野中モモ

・帰る場所           岡村幸宣
 この記事はいつも楽しみにしている。文章もいい。今回は彫刻家の中谷ミチコを取り上げている。中谷ミチコの彫刻を見るときはまずこの文章を思い出してから鑑賞したいと思わせる。

・長璋吉が描いた朝鮮語の風景  斎藤真理子

 これにて「図書9月号」を読み終わった。

 



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