本日朝の作業時間から聴いている曲はJ.S.バッハ(1685-1750)の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータのそれぞれ第1~第3。演奏はアルテュール・グリュミオーの1960~61年にかけての演奏。古い演奏であるが、録音は鮮明でごく最近の録音の様に聴こえる。
とても気に入っている演奏である。
50年も前の学生のころ、先輩がバッハというドイツ人の音楽をフランス人のグリュミオーが弾いていてもいい演奏のはずがない、といったのを聞いてそんなものか、と思ったことがある。当時はLPの時代で、購入しようか迷っていた時に言われた。今となっては意見を求めた人を間違ったのだと思う。あの先輩はこの演奏を生涯聴くことがないのだろうかと思うと、残念な人なのだったと思う。まあともに若かったのだということにしておこう。
ただしあの時、意見を求めずにLPを購入していたら今頃はこのCDを持っていなかったかもしれない。偶然とは不思議なものである。
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