NHKFMで、ブラームスの「交響曲第1番ハ短調作品68」を聴いた。管弦楽は、東京フィルハーモニー交響楽団、指揮はチョン・ミョンフン、2021年7月2日サントリーホール大ホールでの録音。
私がこれまで聴いたブラームスの交響曲第1番とはだいぶ違った印象であった。力強い、というのだろうか。よく言えば芯の強い、骨太に聞こえた。悪く言えば無骨で、どこかつっけんどんであっさりしている。私がブラームスに持つ、ねっとりとして、人なつっこい印象が薄かった。
同じブラームスの交響曲第4番ならば、どのような演奏となるのか、聴いてみたいと思った。
同時に放送された13年前に同じ指揮者で演奏された、ベートーヴェンの交響曲第8番第2楽章はそれほど違和感というものは感じなかった。