おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

保谷駅前公民館 薬膳講座

2011年12月02日 22時50分18秒 | 薬膳講座
西東京市での薬膳講座も今年で5年め。
毎回、3回連続講座を担当させていただいています。
働いている方々がご参加できるよう、夜間の講座です。
会場は、保谷駅前公民館。

1回めのテーマは「冷え取りの薬膳-鮭とにらを使って」

 ・冷え性は、中医学では陽虚に属することが多い症状です。
 ・病因病機は次のようなものがあります。
①生まれつきの虚弱体質、または病気が原因で、陽虚証となる。
②生活環境、飲食不節などが原因で、体内に寒邪がたまり冷えが現れる。
③気滞血瘀により、全身に気血が行きわたらず、温煦作用が失調し、冷えが現れる。
④血虚により血瘀となり、血行が悪くなり、四肢末端まで冷えの症状が出る。
温陽散寒、理気、補血、活血の作用がある食材を使います。

また、冬の寒さで陽気が損なわれますので、季節も考慮した講座と
なりました。

薬膳メニュー



◆黒米の炊きおこわ
 もち米、黒米、干しエビ、干ししいたけで。
 立法は、益気温陽。
◆鮭のオーブン焼き
補気散寒
 鮭にパン粉をまぶして焼きます。
 クミン、にんにく、胡桃をパン粉に混ぜて。
◆にらのスープ
 健脾補陽
 にら、ねぎ、にんじん、えび。
◆シナモンティー

真冬のように寒くなった今日、補陽の献立に、食べ物の力を
身体で感じていただけました。
温め食材をたっぷり使い、心も体もほかほかです。
元気に冬を乗り切りましょうね。


コメント
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