指宿市の五人番のアコウを紹介します。
指宿港の隣の太平次公園にアコウがあります。
向こうが指宿港、左の山が魚見岳です。
このアコウは、錦江湾入口の山川大渡の海岸に生えていましたが、2004年の台風で倒れ、翌年ここに運んできたものです。
海側より見る。藩政時代、大渡に見張り番所があり五人番と言っていました。
幹周り:6.4m 樹齢:300年以上
上部。
下部。
前の写真の右より見る。
根元。木の支えがありますが、気根を伸ばし、自らも支えています。
案内板の、大渡海岸に生えていた時の写真です。
公園に濱崎太平次の像があります。太平次は指宿が生んだ幕末の豪商で、貿易・海運・造船で財を成しました。
若き日に、太平次翁の薫陶を受けた川崎正蔵は、兵庫で川崎造船所を創業し、海運国日本の先駆けとなりました。
指宿の街を見つめる太平次。
指宿港から魚見岳を望む。