鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

一乗院跡

2009-06-29 | 史跡
坊津町坊に一乗院跡があります。


坊泊小学校が一乗院跡です。


階段を上って坊泊小学校を望む。

一乗院は、583年、百済の僧日羅によって創建されました。
末寺は、薩摩大隅に47カ寺、坊津だけでも18カ寺あったそうです。


校庭の隅(階段を上がって左)にある二対の仁王像(高さ2.7m)。
1522年、山門を建立してこの像を安置しました。
廃仏毀釈で捨てられていたのを、土地の人々によってここに復元されました。
右の像は腕が欠けています。


左の仁王像。


校舎の前にある一乗院基礎石。


校舎の裏にある僧侶の墓。


墓地にある観音像。
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丸木浜

2009-06-28 | 水辺の風景
坊津の海岸の中でもひときわ美しいところ、それが丸木浜です。
坊津町泊の少し北にあります。


丸木崎展望所から丸木浜を望む。
湾の奥の白い砂浜がそうです。
リアス式海岸のため岩場の海岸が多い坊津で、砂浜の広がる海岸です。


丸木浜の奥から湾の出口を望む。
ハマユウと、砂浜に女性の影が二つ・・・
夏は、海水浴やキャンプの人でにぎわいます。


湾曲した砂浜と海岸まで迫っている山。


前の写真と反対側。
国道が通っているほうです。


近くにある段々畑。
玉川大学農学部の看板がありました。
熱帯植物の研究をしているようです。

丸木浜は、映画「男はつらいよ」のロケ地となりました。
蒸発した会社員(米倉斉加年)が、幼いときに遊んだこの浜を訪れる、というものでした。
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天降川源流を訪ねて(12)

2009-06-26 | 源流を訪ねて
片白橋の少し上流に尾田の滝があります。


尾田の滝。
高さ5mくらいで、滝つぼの広い滝です。


別の角度から見たもの。
左岸側にも、一段低い滝があります
後ろの橋は九州自動車道の橋です。


滝の上部。


滝の上部から上流を望む。


九州自動車道の橋を上流から見る。
谷部に架かる長い橋です。
この橋はよく通りますが、下から見たのは初めてです。


少し上流に中尾田橋が架かっています。


中尾田橋から上流を望む。
横川町の中心部は近いです。

ここで、天降川を一休みします。
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天降川源流を訪ねて(11)

2009-06-25 | 源流を訪ねて
横川町まで来ました。


県道牧園薩摩線に架かる橋で、上流に石橋の片白橋が見えます。


県道の橋から片白橋を見る。


片白橋の上部。左岸から見たものです。
交通量は少ないですが現役の橋です。


河床に下りました。
上流から見た片白橋。
 橋長:13.37m
 幅員:4m
 架設年代:明治25年
かなり大きな橋です。


下流から見た片白橋。


左岸アーチ部。


片白橋上流から天降川上流を望む。
この少し先に、尾田の滝があるので、次回紹介します。
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家庭菜園

2009-06-24 | 食べ物
庭の隅に小さな家庭菜園があります。


ミニトマトは、高さ2mくらいに成長しました。
左の青紫蘇は、冷やしソーメンなどの薬味として重宝します。


ミニトマトが次々に色づいていきます。


キュウリも、夫婦二人では食べきれないくらい実をつけます。


イチゴのアーチ。
バラ科ですので、野バラに似た花を楽しんだ後は、実がなります。
今年は豊作です。


外柵のところまで蔓を伸ばして実をつけたイチゴ。
早速、イチゴジャムを作りました。

家庭菜園から食卓まで数m。
究極の地産地消です。
家庭菜園は、もぎたての無農薬野菜や果物を食べられるのがいいですね。
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天降川源流を訪ねて(10)

2009-06-23 | 源流を訪ねて
霧島市牧園町の霧島温泉駅付近まで来ました。


第二赤水橋から下流を望む。


天降川左岸にある霧島温泉駅。
駅前広場で、市が開かれていました。


霧島温泉駅から少し上流に行くと、左岸に支流の有村川が流れています。
そこに架かる石橋の境橋で、上流から見たものです。
 橋長:6.27m
 幅員:3.9m
 架設年代:不詳


黒葛原橋から上流を望む。

川は、この上流で天降川と万膳川に別れます。
天降川上流は横川町山ケ野(金山跡があるところ)、万膳川上流は霧島山系です。
川の規模は同じくらいで、天降川源流はこの二つです。
金山跡を見たかったので、天降川のほうに行きました。
その前に、万膳川を見てみましょう。


合流地点の少し上流にある万膳橋。


万膳橋から上流を望む。
田園風景が広がっており、これを遡ると霧島山系です。


万膳橋のたもとにある田の神。


天降川に戻りました。
植村駅の近くにある中島橋です。
周囲は田園風景が広がります。
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天降川源流を訪ねて(9)

2009-06-21 | 源流を訪ねて
天降川(あもりがわ)源流の旅を再開します。
前回は、塩浸発電所の上流まででした。
霧島市牧園町馬込に甌穴群があるので、ここから見ていきましょう。
牧園小学校前の県道に案内板があるので、これに従って行きます。


甌穴のところから下流を望む。


対岸(左岸)を望む。
支流から滝が落ちています。


滝のアップ。


甌穴群のある河床。
天降川本流は隣を流れており、ここには水が流れていません。


甌穴群。
大小の丸い甌穴、これらがつながったものなど、さまざまな甌穴があります。
霧島市指定文化財で、指定範囲は延長434m、幅は広いところで46mです。
河床は溶結凝灰岩からなります。


少し上流に、九州電力のダムがあります。


前の写真の放水路の下流にある貯水池。
向こう側のトンネルから塩浸発電所に導水しています。

お知らせ
カテゴリーを変更しました。
今まで史跡に入れていた「田の神」を独立させました。
なお、史跡の中に田の神があることもあります。
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コウゾの実

2009-06-20 | 食べ物
野山を歩いていたら、オレンジ色の実のなった木がありました。
コウゾです。


コウゾ(楮)クワ科
高さ4m程度です。
樹皮が強いため、和紙の原料になります。


オレンジ色の実がなっています。


コウゾの実。
直径1cmくらいの、野イチゴに似た実です。
金平糖にも似ています。
甘く、おいしい実です。
クワ科ですが、桑の実とは微妙に味が違います。


こちらは前撮影したものですが、本物の野イチゴ。
ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)バラ科
これもおいしいです。
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咄合橋他

2009-06-19 | 石橋
指宿市山川の、近代土木遺産に選定されている珍しい石橋を紹介します。
前々回紹介した成川交差点近くの滝を上流に行きます。
国道226号の少し手前に、咄合橋があります。


上流から見た咄合橋(はきあいばし)。


近接。
 形式:合掌桁橋
 橋長:2.4m
 幅員:3.8m
 架設年代:不詳
合掌造りのような珍しい構造の桁橋です。
このような石橋は、初めて見ました。


下流から見た咄合橋。


咄合橋から下流に少し行くと山神上橋(やまんかみうえばし)があります。
上流から見たものです。
 橋長:5.3m
 幅員:5.5m
 架設年代:不詳


近くにある桁橋。
 橋長:3.3m
 幅員:1.7m
 架設年代:不詳
上流から見たものです。

今回の石橋は、いずれも現役で使用されています。
特に前の二つは集落の幹線道路に架かる橋です。
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山川薬園跡のリュウガン

2009-06-17 | 巨樹・古木
指宿市山川支所(旧役場)前に、鹿児島県指定文化財の山川薬園跡があります。


ここには、1659年に開園した薩摩藩で最も古い薬園(薬草園)がありました。
山川の島津薬園と呼ばれ、レイシ、ハズ、キクコ、カンラン、リュウガンなどが植えてあったそうです。


今は公園となっていますが、一角に当時の木が1本だけ残っています。
リュウガンの木です。
柵に囲まれています。


リュウガン(竜眼)ムクロジ科
幹の直径50cm程度で、それほど大木というわけではありませんが、推定樹齢300年の古木です。
リュウガンはレイシと同じ仲間で、ゼリー状の実が入っており、漢方で強壮・沈静薬として用いられます。
明治の終わり頃まで、東京の島津邸へ献上されていました。
今でも茶褐色の実をつけるそうです。

この薬園跡とリュウガンは、史跡として、また天然記念物としての意義を持つ文化財です。
カテゴリーは、樹齢300年のリュウガンに敬意を表し、巨樹・古木としました。
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