鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

三州谷の大ケヤキと泉徳寺跡の大イチョウ

2009-07-30 | 巨樹・古木
大口に巨木が2本あるので紹介します。
まず、三州谷の大ケヤキです。
大口市街地から国道447号を宮崎県方向へ行くと、県境の少し手前の道路左にあります。


三州谷の大ケヤキ。
 樹高:41.0m
 幹周り:8.1m 
 根回り:25.5m
 推定樹齢:約1000年
樹高41mは、私が見た木の中で最高です。


森の巨人たち100選に選ばれている木です。


根元。


上部。
右のほうの枝は、残念ながら枯れていますが、左の枝には青々とした葉が茂っています。


次は、泉徳寺跡の大イチョウです。
大ケヤキから、国道を大口市街地へ向かうと、青木という集落があり、そこの道路左にあります。

大イチョウの全容。
大口は、海音寺潮五郎の出身地ですが、氏の小説「二本の銀杏」のモデルとなったイチョウとのことです。


反対側から見たもの。
 樹高:20m
 幹周り:7.6m
 樹齢:約400年


イチョウの下には、新納家の墓があります。


根元。
鹿児島県のイチョウの中でも、トップ3に入る大きさです。
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大口麓

2009-07-28 | 史跡
大口城址と麓を訪ねました。


大口小学校が地頭仮屋(役所)跡です。


小学校の裏の小高い丘が大口城址です。
大口城は、新納忠元の居城でした。


小学校の横には石積みの小路があり、麓らしさをかもし出しています。


祁答院家住宅前の通り。
正面が大口小学校です。


祁答院家の武家門。


祁答院家住宅。
18世紀前半に建てられたもので、国指定重要文化財です。
人が住んでいるため、中に入ることはできません。
門のところから写真を撮らせていただきました。
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轟橋

2009-07-26 | 石橋
曽木の滝から川内川を上流へ行きます。
国道267号から国道447号へ入り、最初の道を右折すると、川内川支流の羽月川のそのまた支流の平出水川に、石橋の轟橋があります。


上流から見た轟橋(とどろばし)。
 橋長:14.65m
 幅員:3.93m
 架設年代:嘉永末・安政頃


左岸部。
古いわりには、まだまだしっかりした橋です。


アーチ部。


下流から見たもの。
アーチの中の山は鳥神岡。


石橋の上流です。
堰と魚道があります。
山は鳥神岡(403.9m)。
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曽木発電所遺構

2009-07-24 | 史跡
曽木の滝から1.5km下流に、曽木発電所遺構があります。


発電所遺構の駐車場近くから川内川上流を望む。
この上流が曽木の滝です。


下流を望む。
右岸に曽木発電所遺構が見えます。


対岸(左岸)から見た曽木発電所遺構。
この建物は、明治42年に建設された2階建て、一部3階建てのレンガ造り建物です。
鹿児島県に唯一残る明治時代のレンガ造り建造物です。
普段は、下流にある鶴田ダムの湖底に沈んでいますが、洪水に備えて水位を下げる5月~9月はその姿を現します。


近景。


3階部分。
西洋のお城をイメージさせます。


発電所の上部にある導水管の跡。
この発電所から、水俣のカーバイト工場へ送電していたそうです。
わが国の、近代化産業遺産です。
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曽木の滝

2009-07-23 | 水辺の風景
伊佐市大口(旧大口市)にある曽木の滝に行ってきました。
曽木の滝は、川内川にある幅210m、高さ12mの滝で、そのスケールの大きさから東洋のナイアガラと呼ばれます。


中心にあるメインの滝。
この左右にも滝があります。


前の写真の近景。
水量は少なめです。
上流の橋は、曽木大橋。


滝見台にある柳原白蓮の歌碑。
「もののふの むかし語りを曽木の滝 水のしぶきに ぬれつつぞ聞く」
白蓮は、九州の炭鉱王伊藤伝右衛門に嫁ぎましたが、その後、社会運動家宮崎竜介と結婚しました。
この歌は、昭和32年、世界平和運動の講演でここを訪れたとき詠んだものです。


向かって左(右岸側)の滝。


滝見台から下流を望む。


上流の曽木大橋から見た曽木の滝。
滝の下流に新しい橋を建設中です。


滝の右岸に洞窟きのこ園があります。
水路トンネルの跡を利用してきのこを栽培しています。


きのこ園内部。
夏でもひんやりしています。
きのこ狩りができます。
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日食

2009-07-22 | 風景
今日の日食、見ましたか。
私は、鹿児島市で見ました。


鹿児島市は、あいにくの曇り空。
こんな状態です。


雲の切れ間から、時折欠けた太陽が見えました。
これは10時35分。
コンパクトデジカメで、三脚も使わず撮影したものです。


10時51分。
最大に欠けた状態と思われます。


10時46分、面白い現象が写っていました。
太陽があるのは、右下の白い部分と思いますが、左上に反対向きに欠けた太陽が写っているのです。
何かに反射しているのでしょうか。


最大に欠けたときの地表の状態です。
夕暮れのようになりました。
といっても、今のカメラは性能がよく、わずかの光でもよく写るので、これでは薄暗いということがよくわかりませんね。
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薬師如来像と仁王像

2009-07-20 | 史跡
加治木町木田に薬師如来像があります。


九州自動車道の北の、シラス崖の下に御堂があり、ここに薬師如来像が安置されています。


シラスの崖は垂直で、えぐれています。


御堂の中の薬師如来像。
木製の像で、腕が欠けています。
制作年代は、弘治3年(1557年)8月で、この付近の有力な百姓が納めたと考えられています。


アップ。
なんとなくリアルな表情をしています。


薬師如来像から東へ少し行くと、隈姫(媛)神社があります。
島津義弘公ゆかりの神社で、隣に稲荷大明神があります。
義弘公が朝鮮出兵のとき、蒲生、入来付近で、日没と同時に豪雨となって行軍ができなくなった折、狐火が灯って行軍できるようになりました。
義弘公は朝鮮から帰ってから、お稲荷様を祀りました。


神社の前にある仁王像。
これは石像ですが、薬師如来像と同様、腕が欠けています。
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島間崎

2009-07-18 | 水辺の風景
種子島の南種子町の西海岸から突き出た岬が島間崎です。
視界がよい日は、ここから屋久島がよく見えます。


島間の畑地帯から屋久島を望む。
種子島には、サトウキビ(地元ではオーギ)畑が広がっています。


島間崎に行きました。
これは岬にある島間御崎神社。


神社から少し歩くと島間崎です。
灯台は島間崎灯台で、向こうに屋久島が見えます。


島間崎灯台と屋久島。


島間崎の海岸から見た屋久島。
地層が傾斜した岩場の海岸となっています。

屋久島の山頂(宮之浦岳)付近は雲がかかっています。
宮之浦岳は九州最高峰(1936m)で、2年前、宮之浦岳や縄文杉を縦走しました。
山に1泊する縦走は大変でしたが、感激もひとしおでした。
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坂井神社の大ソテツとアコウ

2009-07-16 | 巨樹・古木
種子島の坂井神社にある日本一の大ソテツとアコウは、一度紹介しましたが、再訪したので再び紹介します。
坂井神社は、中種子町坂井の国道脇にあります。


最初の鳥居をくぐると、目の前にアコウの大木があり、その向こうに大ソテツが見えます。


神社側から見たアコウ。
斜めの幹を支えるように、気根が伸びて根を張っています。


坂井神社。
手前が大ソテツ。


大ソテツの全容。
 樹高:7m 
 根回り:2m 
 樹齢:600年以上
ソテツの中では、日本一の大きさです。
これは雌株です。


隣にあるソテツ。
大ソテツの隣で目立ちませんが、樹高5m程度あり、これもなかなか大きなソテツです。


ソテツのツーショット。
向こうが日本一の大ソテツです。
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大隅横川駅

2009-07-14 | 史跡
天降川源流を訪ねたとき、大隅横川駅に寄ったので紹介します。
大隅横川駅は霧島市横川町にあるJR肥薩線の駅で、駅舎は1903年(明治36年)開業当時のままです。
鹿児島県で、嘉例川駅とともに最も古い駅舎です。


レトロな雰囲気の駅舎。
ここを訪ねる鉄道ファンも多いです。
このときも、何人か来て写真を撮っていました。


駅舎の内部。
無人駅ですが、地元の方によってよく管理されています。


石雛が飾ってありました。
後ろに背負っているのは石です。


ホームに出ました。
向こうの橋は、九州自動車道の橋です。


機銃掃射の跡。
こんなところにも、歴史の重みを感じます。


駅舎を出て右に行くと、池田家住宅があります。
これも歴史的価値のある建物です。
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