鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

桜島大根

2013-02-28 | 食べ物

今の季節の食べ物を二つ紹介します。

 

山川港の道の駅に、桜島大根が展示されていました。普通の桜島大根より細長いです。

指宿市の中村さんの畑で採れたもので、重さ35kg、胴回り109cm、長さ75cmあるそうです。ギネス記録は31.1kgだそうですから、これを上回っています。

 

我が家も桜島大根をいただきました。これは9.1kgです。

 

イカとさつま揚げと、煮付けにしました。桜島大根は、普通の大根より甘みがあり、実が締まっていておいしいです。

 

近くの田んぼの畦に、ノビルを採りに行きました。

 

よく洗ってから、根をカットします。

 

さっと湯がいて、酢味噌でいただきました。

ちょっとほろ苦く、ラッキョウのような食感もあって、焼酎のつまみにいいです。春の野の味を楽しみました。

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庭の花

2013-02-26 | 植物

我が家の庭に咲いている花です。

 

さくらんぼの花が満開に咲きました。2月に庭で花見が出来ます。

 

メジロやミツバチが蜜を吸っていたから、たくさん実がなるかもしれません。

 

玄関の椿です。岩根絞という種類ですが、1本の木に絞りと赤の2種類の花が咲きます。花の時期が長く、次々に咲かせてくれます。

 

絞りの椿。

 

赤い椿。

 

 

スイセンが増えて、花壇やプランターなど庭中がスイセンでいっぱいになりました。

いい香りを漂わせています。

 

大輪の黄色いスイセン。

 

白いクリスマスローズ。赤い花もあります。

 

マンリョウが真っ赤な実をつけています。

 

今日の絵手紙。ふるさとの母へ。

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余呉湖

2013-02-24 | エッセイ

高校生のとき、友達と二人で「湖の琴」(うみのこと)という映画を観にいったことがある。

水上勉原作の文芸作品映画だった。

 

若狭の貧農の娘、栂尾(とがのお)さくは、琵琶湖の北にある余呉湖のほとりに、糸とり女としてやってきた。

そこは三味線糸や琴糸の産地で、糸は余呉湖の水で洗われるから、いい音色を出すといわれていた。

さくは、宇吉という同郷の同僚と将来を誓う仲になっていたが、宇吉は兵役にとられていった。

そこへ、桐屋紋左衛門という長唄の師匠が糸とり見学に来て、観音様のようなさくの美しさに打たれ、三味線の弟子として京都に連れて行くことになるのだが、それが悲劇の始まりだった・・・

 

主人公のさくを演じたのは佐久間良子であり、彼女の美しさに魅せられた友達は、しばらく「さくちゃん、さくちゃん」と言っていた。

私は原作も読み、宇吉がさくの亡骸を背負って沈んだという余呉湖を、いつか観てみたいものだと思った。

 

その機会は、意外に早くやってきた。

就職して最初の赴任地は滋賀県だった。

私は、琵琶湖の東岸にある美しい城下町彦根に住んだ。

ある年の晩秋、私は余呉湖を訪れた。

当時つきあっていた女性と一緒だった。

余呉湖は、広大な湖である琵琶湖の陰に隠れたような、ひっそりとした小さな湖だった。

周囲の山を水面に映したその湖は、小説や映画の印象があるせいか、いくぶん陰鬱に見えた。

湖畔を歩きながら、私は彼女に「湖の琴」の小説や映画について話をした。

彼女は彦根に住んでいたが、石川県七尾の生まれで、さくと同じ北陸の女性だった。

私がまだ見たことのない七尾や能登半島の話をしてくれた。

 

その後曲折があって、彼女とは別れた。

まもなく、私は転勤を命じられた。

転勤先は石川県だった。

しかも、最初に与えられたのが七尾の仕事であり、金沢から七尾に通う日々が続いた。

私は、人生の巡り合わせの妙というものを感じないわけにはいかなかった。

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ルリハコベ他

2013-02-22 | 植物

奄美大島の海岸と、その近くで見かけた植物です。

 

ルリハコベ(瑠璃繁縷) サクラソウ科

鮮やかな瑠璃色の花です。ちなみに、ハコベはナデシコ科です。

 

リュウキュウコスミレ(琉球小菫)? スミレ科

スミレの種類は非常に多いので、違っているかもしれません。海岸近くにたくさん生えています。

 

リュウキュウシロスミレ(琉球白菫)? スミレ科

可憐な白いスミレです。

 

ハマダイコン(浜大根) アブラナ科

ダイコンが野生化したものです。奄美大島の海岸にはたくさんあります。

 

オオジシバリ(大地縛り) キク科

地面を覆いつくす様子が地面を縛っているように見える、というのが名前の由来です。タンポポに似た花です。

 

カタバミ(片喰) カタバミ科

ハート形の葉が3枚です。

 

アダン(阿檀、タコノキ科)の実。

奄美を代表する植物です。オレンジ色に熟れますが、食べられません。

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別府川源流を訪ねて(6)

2013-02-20 | 源流を訪ねて

漆集落から上流へ行きます。

 

漆の田園風景の中にある川原田橋です。

 

川原田橋から上流を望む。葦が茂って川が見えません。

 

さらに上流へ行くと堰がありました。

 

漆橋を下流から見たものです。

 

漆橋から上流を望む。

 

名もない橋です。

 

前の橋から上流を望む。川は細くなり、源流が近いです。

 

別府川最上流にある苦木橋です。

 

苦木橋から上流を望む。道路は川から離れていき、これ以上川を遡上することが難しくなりました。

 

別府川源流の旅はここまでとします。

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別府川源流を訪ねて(5)

2013-02-18 | 源流を訪ねて

漆集落の手前に、別府川右岸から合流する支流があり、ここに二つの石橋があります。

 

支流の下流側に架かっている二見橋です。

 

前の写真の反対から見たもので、左が二見橋、右が旧二見橋です。以前、紹介したことがあります。

 

旧二見橋から二見橋を望む。アーチの向こうを左から右に流れているのが別府川本流です。

 橋長:15.55m

 幅員:3.92m

 架設年代:昭和5年3月

 

二見橋から旧二見橋を望む。現在は使用されていません。

 橋長:18.2m

 幅員:3.65m

 架設年代:不詳 

 

別府川本流に戻ります。これは広木橋です。

 

広木橋から上流を望む。漆集落は近いです。

 

愛宕橋です。この橋を渡ると山地が抜けて平地が広がり、漆集落があります。

 

愛宕橋から上流を望む。

 

漆で有名なものに、漆の田の神があります。道路の突き当りが漆小学校です。

 

漆の田の神。鹿児島県指定民族文化財です。

高さ108cmの像で、立て膝姿の田の神舞の様子です。両手でメシゲを抱えています。建立は1718年で、田の神舞型の像としては県内最古のものです。

 

漆集落の玉石通りです。

漆集落は、石橋、田の神、玉石通りなどがある趣のあるところです。

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別府川源流を訪ねて(4)

2013-02-16 | 源流を訪ねて

別府川源流の旅を再開します。蒲生八幡神社を後にして上流へ行きます。

 

米丸にある米丸橋を下流から見たものです。

 

米丸橋から上流を望む。

 

米丸橋の上流左岸に米丸温泉があります。

 

米丸温泉の背後にある山は、青敷という火山です。今は活動していません。

 

川の反対側(右岸側)に円形の広い水田地帯があります。米丸マールという火口の跡です。別府川を挟んで両側に火山の跡があるのです。

火山は災害をもたらしますが、ここでは水田という恵を与えてくれています。

 

さらに上流へ行くと堰がありました。

 

柊橋を下流から見る。

 

柊橋から上流を望む。

 

さらに上流へ行きます。右岸側に田んぼが広がっています。

 

山地を流れる川となりました。山地を抜けたところに、漆集落があります。

次回は、石橋の二見橋と漆集落を訪ねます。

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楠田神社のイチイガシと杉

2013-02-14 | 巨樹・古木

姶良市蒲生町楠田にある楠田神社を訪ねました。

 

楠田神社。

鳥居の横に大木があります。イチイガシのようです。

 

楠田神社社殿。

蒲生八幡神社(大クスがある神社)の創建前は、蒲生院の総社でしたが、今は二の宮的存在になっています。

 

イチイガシ(一位樫、ブナ科)の全容。

データはありませんが、樹高が高く、枝振りもいいです。

 

上部。枝が密集しています。

 

下部。

 

根元。頭の取れた仁王像が2体あります。

 

頭の取れた2体の仁王像。

 

社殿の裏には、立派な杉林があります。

 

杉の大木です。

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湯田の田の神他

2013-02-12 | 田の神

日置市東市来町の田の神を4体紹介します。

 

国道3号の向湯田信号から南へ少し行ったところにある田の神です。

道路脇に2体の田の神が並んでいます。

 

他の碑と並んだ2体の田の神。

 

向かって左の田の神。自然石に彫られ、右手にメシゲを持っています。

 

向かって右の田の神。これも自然石に彫られ、右手にメシゲを持っています。

もしかすると、男女ペアの田の神でしょうか。

 

皆田小学校の前にある田の神です。田んぼの脇に建っています。

 

シキを被り、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。

 

後姿。向こうが皆田小学校。

 

皆田小学校から北東の、日置広域農道の手前にある田の神です。他の記念碑の脇にあります。

 

シキを被り、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。

前の田の神とポーズが似ています。

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ブイジュ師の墓と瀬留カトリック教会

2013-02-10 | 史跡

奄美大島の龍郷町瀬留に、ブイジュ師の墓というのがあります。

 

県道の一段高いところに墓地があります。

 

目の前は、波穏やかな龍郷湾です。

 

多くの墓の中に、ブイジュ師の墓があります。

ブイジュ神父は、1868年パリで生まれ、1894年長崎に派遣されました。

 

十字架にかけられたキリストの像があります。

1903年瀬留に着任しました。晩年、高齢を心配した母親が帰国を求めましたが、本国に帰ることなく、54歳でこの地で亡くなりました。

 

墓地には、松の大木が何本かあります。

 

松にはアコウが寄生し、気根で幹を縛りつけています。

 

近くにある瀬留カトリック教会。ブイジュ師が建堂したものです。

 

庭にブイジュ師の像があります。地域の精神文化に大きく貢献したそうです。

 

キリスト誕生の人形もありました。

留守をするので、コメント欄閉じています。

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