鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

フラワーパークかごしま(1)

2010-03-31 | 植物
指宿市山川にある、フラワーパークかごしまに行きました。


入口にあるシンボルツリーのアコウの木。
錦江湾の対岸にある垂水から船で運んだものです。


中に入ると、最初はガジュマルやヘゴが茂る奄美大島のゾーンです。


ジャングル・花の谷。
ランや熱帯の花が咲き乱れています。


コバノランタナ クマツヅラ科


コデマリ(小手毬)バラ科


ネコヤナギ。


タノカンサァ(田の神)がありました。


ブラジルデイゴ マメ科


蝶の館のオオゴマダラ。


金色のオオゴマダラのさなぎ。
生きています。


階段を上がったところに、丸い花壇のコンテストガーデンがあります。

フラワーパークかごしまが続きます。
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知覧の石橋(2)

2010-03-30 | 石橋
知覧の石橋の続きです。
知覧の町から麓川を上流へ行くと、後岳バス停付近で川が二つに分かれています。
上流へ向かって左の川に、芫迫橋(おろさこばし)があります。


下流左岸から見た芫迫橋。
 橋長:13.15m
 幅員:4.35m
 架設年代:明治中期


下流右岸より。 
アーチが高く美しい石橋ですが、河床に降りる道もなく、あまり人目に付くことのない橋です。


アーチ部は2重になっていますが、外側のアーチは上で切れているようです。


上流より。



上流に向かって右の川に、奴命橋(ぬめいばし)があります。
上流から見たものです。


上流から見た奴命橋近景。
 橋長:8.6m
 幅員:3m
 架設年代:嘉永5年頃


下流より。



奴命橋を上流へ行くと、桑代バス停付近に永境橋(えいきょうばし)があります。
下流から見たものです。
 橋長:8.4m
 幅員:4.76m
 架設年代:明治初期


近景。
階段があり、河床には簡単に降りることができます。


上流は拡幅されています。

これらの石橋は、いずれも現役で使用されています。
永境橋は集落の幹線道路です。
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知覧の石橋(1)

2010-03-28 | 石橋

南九州市知覧町の石橋を訪ねました。


知覧の石橋の代表、矢櫃橋(やびつばし)です。
知覧の武家屋敷の少し上流の麓川に架かっています。
上流から見たものです。


下流から見た矢櫃橋。
 橋長:14.3m
 幅員:2.8m
 架設年代:嘉永5年頃
人道橋で、渡ることができます。


川に架かるメインの橋。


右岸の橋。
陸に架かる橋です。


矢櫃橋は以前も訪ねたことがあって、そのときは2連アーチ橋と思っていましたが、左岸に水路があり、そこに桁橋があります。


水路の下流に架かる桁橋。


前の桁橋と、矢櫃橋のツーショット。



麓川を下流に行くと、右岸から厚地川が合流しており、そこに蔦巻橋があります。
下流から見たもので、現道橋の下に架かっています。


近景。


下流を振り向くと、苔むした岩が点在しています。
これらの岩を伝って、川の中央に来ました。


上流より。
現在、使用されていません。

知覧の石橋が続きます。

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大浪池登山(2)

2010-03-26 | 風景
大浪池登山の続きです。


火口壁から見た大浪池と韓国岳。
大浪池
 直径:630m
 周囲:約2km
 水面標高:1241m


途中で昼食です。
各自持ち寄ったおかずが並びます。
コンロを持っていって、コーヒーを入れて飲みました。


人工的に敷いたような天然の石畳。


マンサクの花のバックに見える新燃岳と高千穂峰(1574m)。
新燃岳は、山腹から水蒸気が上がっていました。


大浪池山頂と韓国岳。


左の一番低いところが、最初に登ってきた火口壁です。


えびの高原を望む。


湧水町方面を望む。
煙が出ているのは大霧地熱発電所。


韓国岳をバックに。
マンサクの群生地の反対側付近です。


福寿温泉で汗と疲れを落として帰りました。
入浴料100円で、私の知る限り一番安い温泉です。
この日は、昨日まで吹いた強風も収まり、最高の登山日和で、リフレッシュした一日でした。
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大浪池登山(1)マンサクの花

2010-03-24 | 植物
3月22日、大浪池登山に行きました。
マンサクの花を観るためです。


よく整備された登山道を登っていきます。
クロマツ、アカマツ、ツガ、モミなどの針葉樹が多いです。
女性3人との登山でした。


アカマツ。


ヤブツバキの花が咲いていました。


火口壁に到着しました。
大浪池と韓国岳(1700m)です。
ここから右へ行き、左回りに火口壁を1周します。
4分の1周くらいのところに、マンサクの群落があります。


マンサク(満作)マンサク科
ちょうど満開に咲いていました。


リボンのような花びら。
他の花に先駆けて咲くため、「まんず咲く」が語源だそうです。


霧島連山をバックに。

ミヤマキリシマのつぼみも固く、霧島の花はこれからですが、次の二つが見られました。

ツクシショウジョウバカマ(筑紫猩々袴)ユリ科
猩々は猿の一種で、花の赤いのを猿に見立てたのだそうですが、この花は赤くないです。
筑紫は、九州のという意味。


ハルリンドウ(春竜胆)リンドウ科

大浪池登山が続きます。
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ワラビ

2010-03-22 | 食べ物
山菜の季節です。
山にワラビ採りに行きました。


ワラビ(蕨)コバノイシカグマ科


ワラビがたくさん芽を出していました。


収穫です。
大量に採って、あちこちにおすそ分けしました。


ワラビは、重曹を入れたお湯でさっと湯がいて、あく抜きをします。
ゴマとかつおぶし和えにして食べました。

セリとノビルも採りました。

セリは、白和えにして食べました。
しゃきしゃき感があります。


ノビルとワカメとイカを、酢味噌でいただきました。
ノビルは、ネギのような風味があります。
イカは、知人からいただいた沖縄のイカで、肉厚です。

山菜採りは、お金もかからず、採る楽しみ、食べる楽しみがあります。
ほろ苦さがおいしいです。
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ラバーダム

2010-03-20 | 水辺の風景
万之瀬川源流を訪ねて」という記事で、川辺町にある堰の写真を載せたところ、momomamaさんからラバー工法では?というコメントをいただきました。
再訪して、ラバー工法について調べてみました。


下流から見た堰。
九州電力の発電用ダムで、川辺の町の少し下流の万之瀬川にあります。


近景。
これがラバー工法で造られたラバーダムです。
ダムといえば、普通コンクリートや土で出来ていますが、ゴムと布のチューブで出来たダムです。
「ゴム布引製起伏堰」といいます。
せき止めるときは、チューブに空気や水を入れて膨らませます。
放流するときは、空気や水を排出してしぼませます。
鋼製ゲートが不要で、ポンプなどの簡単な操作で出来るのが特徴だそうです。


堰の上に、鵜がいました。


右岸下流から見た堰。
耐用年数は30年以上だそうです。やはり、コンクリートや土に比べて短いです。


右岸上流より。


堰の上流にある、万之瀬川第1水管橋。
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鳥越隧道

2010-03-18 | 史跡
近代土木遺産の鳥越隧道を紹介します。
県道頴娃宮ケ浜線の、指宿市と南九州市頴娃町の境にあります。


指宿市側から見た鳥越隧道。


坑口です。


アーチ部と「鳥越隧道」のプレート。


トンネル内部です。
きれいな石組みのトンネルです。
 延長:84m
 幅員:4.5m
 完成年:明治31年
このトンネルの造りかたを想像すると
 ①地山を掘削する
 ②アーチ工を建て込む
 ③アーチと地山の間に石を積む
 ④アーチ工を取る
この繰り返しだと思いますが、③の作業が難しそうです。
わずかな隙間に積まなければならないので、石橋より難しそうです。
昔の人の技術はたいしたものです。


反対側(頴娃町側)坑口です。
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ツワとタケノコの煮物

2010-03-16 | 食べ物
ツワとタケノコの煮物を作りました。


自宅の庭に、ツワ(ツワブキ)を植えています。
晩秋は、ツワの花を楽しみます。


そして今の季節、新芽が出ます。
もちろん、食用にします。
山に採りに行かなくても、手軽にツワが採れます。


皮をむいて水にさらし、あく抜きをします。


ご近所さんから、タケノコ採りに行ったから、と孟宗竹のタケノコをいただきました。
まだはしりで、今年の初物です。


ツワとタケノコの煮物です。
他には、大根、こんにゃく、にんじん、さつま揚げ、しいたけなど・・・


青のりと豆腐のおつゆも作りました。
ツワ、タケノコ、青のりの3点セットで、 春の味覚を味わいました。
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坂之上の山桜

2010-03-14 | 巨樹・古木
山桜は先日も掲載しましたが、鹿児島の山桜は今が盛りです。
鹿児島市保存樹に指定されている、坂之上の山桜を訪ねました。


国道225号の坂之上の信号から県道を西へ行き、踏切を渡って最初の道を右折したところにあります。
住宅街の人家の庭に、2本の山桜の古木があります。


正面から見る。
この山桜は、去年も掲載しました。


向かって右の山桜。
ちょうど満開でした。


向かって左の山桜。
 幹周り:2.80m
 樹高:11.5m
 樹齢:130年
自宅の庭に、こんな山桜の古木が2本もあるなんていいですね。


別の角度から見た左の山桜。


これは、鹿児島市喜入の県道知覧喜入線沿いで見かけた山桜です。


シラスの垂直の崖に咲く山桜。
鹿児島では、よく見られる風景です。
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