鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

真黒橋他

2016-09-30 | 石橋

石橋を3つ紹介します。

 

姶良市蒲生町真黒にある真黒橋を右岸から見たものです。

 

上流から見た真黒橋。

 橋長:14.4m

 幅員:4.38m

 架設年代:明治43年

 

近景。大きくて丸いアーチです。

 

左岸部。

 

橋の下は堰になっていますが、このときは水が落ちていませんでした。九州電力の発電所の取水口です。

 

堰から上流を望む。左側に取水口があります。

 

薩摩川内市祁答院町上手の後平橋を左岸から見たものです。

 

昭和60年3月完成のプレートがあるので、石橋は撤去されていると思いました。

 

ちゃんと残っていました。上流から見たものです。

 

上流から見た近景。

 橋長:12.5m

 幅員:5.5m

 架設年代:不詳

 

新しい橋は橋台に乗った桁橋で、石橋との間には隙間があります。石橋は橋としての役割はありませんが、撤去せずに残しています。

 

上流右岸の支流に小さな滝がありました。

 

宮崎県都城市西岳高野の高野橋を、県道の橋から見たものです。

 

左岸より見る。現役の石橋です。

 

近景。

 

「水路橋架設記念碑」があります。前は水路橋だったのでしょう。

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左箙の滝

2016-09-28 | 水辺の風景

姶良市蒲生町の左箙(ひだりえびら)の滝(別名白男の滝)を紹介します。

蒲生の町から県道を西へ行くと「くすの湯」があり、これを過ぎて少し行くと「空」という施設があります。

 

ここはその施設の庭園ですが、今は営業していないようです。正面に岩壁があり、その下に滝があります。

 

赤い橋を渡って滝へ行きます。

 

岩壁と滝の景観が素晴らしいです。「空」はこの景色を売り物にした施設だったようです。

正面はモミジで、紅葉の頃もきれいでしょう。

 

岩壁の上部。

 

滝に近づきます。右にお堂があります。

 

左箙の滝全景。箙は、矢を入れて肩や腰に掛け、携帯する容器のことだそうです。

岩盤を滑り落ちる末広がりの滝で、雨の後は豪快に落ちるようです。

 

滝を登る階段があります。以前、滝の中段から取水する管があったので、その点検のためと思われます。

 

滝とお堂。

 

正面から見たお堂。

 

お堂の中に、水神と龍神が祀られています。

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中組の田の神他

2016-09-26 | 田の神

田の神を3体紹介します。

 

薩摩川内市入来町中組にある、中組の田の神です。

 

道路脇のお堂の中にあります。

 

1711年の建立で、鹿児島県で3番目に古い田の神です。

 

肩まで頭巾を被った僧衣姿の立像です。鹿児島県指定文化財です。

 

薩摩川内市祁答院町大坪の、大坪集会施設の庭にある田の神です。

 

後ろが大坪集会施設。

 

袴姿で、右手にメシゲを持っています。

 

背中に赤い紐をつけ、田んぼを見つめています。少し前の写真なので、今頃は黄色く実っているでしょう。

 

天明二年(1782年)の文字があります。

 

姶良市蒲生町白男にある田の神です。

 

これもお堂に入っています。

 

大きなシキを被り、白粉をつけ、左手にお椀を持っています。

 

赤い紐がかわいい。

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掛橋坂

2016-09-24 | 史跡

姶良市蒲生町にある石畳の坂、掛橋坂を紹介します。鹿児島の石坂は龍門司坂と白銀坂が有名ですが、掛橋坂は最近整備されました。

西浦小学校から県道を蒲生方面へ行くと、前回紹介した大山祇神社があり、それを過ぎてすぐ左に入ります。

 

駐車場も新しいです。

 

駐車場にある掛橋坂の碑。

 

少し歩くと、坂の入り口に案内板があります。

 

掛橋坂の入り口です。ここからは下りの坂です。

 

この石坂は、江戸時代に藺牟田・祁答院と蒲生を結ぶ街道として整備され、1796年頃までに完成しました。

 

急なU字形のカーブの坂になっています。

 

下側から見た坂です。明治30年代以降、馬車輸送のため迂回路が整備され、この坂は忘れられました。

 

U字形のカーブを下ります。

 

正面に滝があります。雨の時、落ちるようです。

 

杉林の中の石坂を下から見たものです。両側に、欄干のような石があります。

 

苔むした石畳。

 

勾配が緩くなると石畳はなくなります。石橋(桁橋)がありました。

 

下流側から見た桁橋です。

この後、来た道を引き返しました。

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大山祇神社のイチョウ

2016-09-22 | 巨樹・古木

姶良市蒲生町西浦にある大山祇神社のイチョウとイチイガシを紹介します。

 

県道川内加治木線の脇に大山祇神社があります。県道から見たイチョウ(左)とイチイガシのツーショットです。

 

県道から見たイチョウの全容。大きく枝を広げています。

 

別の角度より見る。

 

正面から見たイチョウと神社。

 

上部。樹勢がいいです。

 

根元。これは雌木です。鳥居の反対側に同じ大きさの切り株があり、雄木と思われます。

 

県道から見たイチイガシの全容です。

 

境内から見たイチイガシの下部。

 

大山祇神社社殿。

 

境内の手水鉢。この近くに、石畳の坂、掛橋坂があるので次回紹介します。

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長野滝

2016-09-20 | 水辺の風景

薩摩川内市入来町の長野滝を紹介します。

国道328号の山之口から、県道山之口真黒線を蒲生方面へ行きます。

 

長野集落の交差点にこのような看板があるので、右へ行きます。

 

すぐにこのような看板があるので、左へ行きます。道は狭いですが、車で行くことができます。

 

車で行ける終点から右へ行く道があるので、ここを歩いて行きます。

 

すぐに川へ着き、上流に洞窟が見えます。

 

長野滝です。滝の裏が洞窟になっており、裏見の滝(裏側から見ることができる滝)となっています。

このような滝は鹿児島では珍しいです。

 

近景。水量は少ないですが、なかなか趣のある滝です。川は、別府川水系です。

 

上部がV字型に深く切れ込んでいるのも、この滝の特徴です。

 

滝つぼです。

 

左岸側を、滝の裏側へ行きます。

 

裏から見た滝。背景が明るいので、ここからは滝が目立ちません。

 

ここから見ると、滝が目立ちます。

 

別の角度から見た裏見の滝。

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吉松の観光SL会館

2016-09-18 | 史跡

湧水町吉松にある観光SL会館を紹介します。JR吉松駅にあります。

 

展示されている蒸気機関車。

 

正面より見る。C5552という型式です。

 

この蒸気機関車は、昭和12年3月14日に製造されました。

 

九州内の各機関区を経て、昭和47年、吉松機関区に配属され、主に吉松ー西鹿児島、吉松ー都城間を運行しました。

昭和50年1月に使用休止となりました。

 

 

大きくて力強い車輪。蒸気機関車には生命力を感じます。

 

後部の石炭を積む部分です。

 

運転室には様々な計器やハンドルがあります。下が石炭を投入するところです。

 

運転席。

 

石倉。燃料庫として使用されたもので、近代化産業遺産に指定されています。

 

鉄道資料館です。

 

鉄道に関する様々な道具が展示されています。

 

デゴイチ(D51536)のプレートもあります。

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熊野神社の湧水とイヌマキ

2016-09-16 | 水辺の風景

湧水町はその名のとおり湧水の町で、丸池湧水と竹中池が有名ですが、湧水町吉松の熊野神社にも湧水があります。

竹中池の近くです。

 

熊野神社は内小野寺跡です。鳥居の横に、1680年、島津久住が参詣して詠んだ歌碑があります。

 又もきて見すやあらなむこの寺の 岩間の水の清きながれを

 

参道を進むと、右から豊かな水が流れています。

 

前の写真の上流。

 

少し上流に湧水があります。白いのは、底から砂を噴き上げているものです。湧水町の名湧水の一つです。

神社の参道から湧いており、神聖な気がします。 

 

下流では、この湧水を利用した養魚が行われています。マスのようです。

 

湧水を見た後、参道の階段を登ります。

 

熊野神社。もう一つの見どころが、社殿左のイヌマキです。

 

熊野神社社殿とイヌマキ。

 

上部。イヌマキとしては、かなり高いです。

 

下部。

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山川地熱発電所

2016-09-14 | 施設

指宿市山川の山川地熱発電所を見学しました。

 

九州電力山川地熱発電所の遠景です。

 

近くに、竹山があります。

 

発電所入口。

 

中に入ると、地熱発電の仕組みがわかる模型や展示があります。この発電所で、1万世帯に供給する発電が行われているそうです。

 

シアターでアニメが上映され、地熱発電の仕組みが学べます。

 

この後、係員の案内で、実際の発電設備を見学しました。右の四角が発電機、左が蒸気タービンです。

 

タービンロータ。蒸気の力で1分間に3600回転し、発電機を回します。

 

係のお姉さんが案内してくれます。向こうに見えるのが、蒸気設備(気水分離器)。

 

気水分離器。蒸気井から取り出された蒸気と熱水を分離し、蒸気は配管でタービンへ送られ、熱水は還元井で地中に戻されます。蒸気井は12本あり、深さ1800m~2100mです。

 

蒸気を送る配管。

 

 

復水器。タービンで使用された蒸気を冷却水で冷却し、温水に変える装置です。温水は冷却塔に送られ、さらに冷やされます。

 

冷却塔の中です。水がカーテンのように落ちています。冷却水は復水器に送られ、蒸気を冷やすのに再び利用されます。

実際の発電設備を見学し、地熱発電のことがよくわかりました。子供の社会科見学にもいいと思います。

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上手の田の神他

2016-09-12 | 田の神

田の神を3体紹介します。

 

薩摩川内市祁答院町上手にある田の神です。向こうは上手小学校。

 

田んぼの隅に田の神があります。

 

二つの石に挟まれた田の神。

 

舟形に彫られた中の田の神です。

 

田の神が見つめる先には、前回紹介した石橋の成木田橋があります。

 

祁答院町の県道川内祁答院線を走っていたら、さつま町との境近くに田の神らしいものが見えました。

 

近づいてみたら、田の神でした。

 

ツタに覆われています。

 

顔はおしろいで塗られています。かつらをつけているようです。

 

後姿。向こうが県道です。

 

薩摩川内市入来町長野にある、長野の田の神です。

 

道路より一段高いところにあります。

 

丸い顔で、左手にメシゲを持っています。

 

田んぼを見つめています。

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