鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

黒川岬

2016-07-31 | 水辺の風景

姶良市加治木町の黒川岬を紹介します。加治木八景のひとつです。

 

日木山川の河口付近から上流を望む。正面のとがった山は蔵王岳です。

 

河口付近を望む。左岸(左)の先が黒川岬です。

 

左の崖。柱状節理を上から見たもので、蜂の巣状の構造です。

 

崖の上の青島神社。明治年間、宮崎青島神社より、女性の守護神として移籍建立されました。

 

黒川岬より錦江湾と桜島を望む。石灯籠が3つありますが、これは最初の石灯籠です。

 

近景。かつて、ここに加治木島津家の別荘があり、石灯籠はそのときのものだそうです。

 

さらに進むと、二つの石灯籠と石碑が見えます。向こうは大隅半島。

 

2番目の石灯籠。

 

石碑に「加治木八景 黒川岬の激浪」と彫られています。

 

3番目の石灯籠。

 

桜島と、右は薩摩半島。

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古民家カフェ日和

2016-07-30 | 食べ物

妻と、日置市日吉町吉利の、古民家カフェ日和(ひより)に行きました。

 

外観は普通の民家です。

 

お店の入口にある、めだかの学校。

 

お店の前はこんな風景です。カンナがたくさん咲いていました。

 

レトロな雰囲気の内部。テレビで紹介されたためか、お客さんが多かったです。

 

天井の立派な梁がむき出しになっています。

 

日和ご膳(1080円)を注文しました。これは前菜です。

 

メインの料理。右上は、おからでできたヘルシーハンバーグです。

多くの種類のおかずが少しづつ盛られ、適量でした。

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亀ケ丘

2016-07-28 | 風景

南さつま市坊津町の亀ケ丘を紹介します。

 

海岸近くの道路から見た亀ケ丘。

 

近くから見たものです。岩壁となっています。

 

頂上近くまで車で行けます。展望台がいくつかありますが、ここはその一つです。ここから、360度の展望が広がっています。

 

左上に施設が見えますが、ここも展望台になっています。

 

前の写真から右に目を移した風景です。坊津のリアス式海岸が広がっています。

 

さらに右に目を移した風景です。下は秋目漁港、その向こうが沖秋目島、右の山が野間岳です。

 

秋目漁港の近景。鑑真和上が上陸したところで、記念館があります。

 

隣の丘です。一番高いところが、パラグライダー発進場。

 

遠くに長屋山を望む。

 

車で少し行ったところにある、星降る丘展望所です。

 

星降る丘展望所からの眺め。右の一番高いところが最初の展望台、崖の上に見える施設が、4枚目の写真の展望台です。

 

少しかすんでいますが、薩摩半島と吹上浜を望む。

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郡山八幡神社

2016-07-26 | 史跡

伊佐市大口の郡山八幡神社を紹介します。国指定重要文化財です。

 

鳥居の前に、対の仁王像があります。

 

阿像。両腕が欠けています。

 

吽像。これも両腕がありません。

 

参道を進みます。

 

六月灯の準備をしていました。

六月灯は鹿児島の夏の風物詩で、旧暦6月(新暦7月)に、各地の神社で手作りの灯籠を奉納します。

 

大人から子供まで、このような手作り灯籠を飾ります。夜に訪れると、幻想的な雰囲気があります。

 

郡山八幡神社拝殿。この神社は、「焼酎」という言葉が出てくる最古の資料が見つかったことで有名です。

本殿北東の桂貫の木片に、1559年の日付で、大工さんが「工事の時、施主が大変けちだったので一度も焼酎を振る舞ってくれなかった。とてもがっかりした」という内容の落書を書いていたのです。

 

拝殿と本殿。舞台は六月灯のイベント用です。

 

本殿です。

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小田の楠

2016-07-24 | 巨樹・古木

肝付町内之浦にある小田の楠(くす)を紹介します。

 

道路より一段低いところにあります。

 

小田の楠の全容。大きく枝を広げています。

 根回り:15.5m

 樹高:25.0m

 樹齢:約400年

 

下部。下から大きく枝分かれしています。

 

前の写真の右から見たものです。

 

根元。この楠は小田川の右岸にあり、たびたび洪水に見舞われました。昭和13年の洪水で2~3m埋まったそうです。

地中には、もっと大きな樹幹があることでしょう。

 

横に張り出した枝は、支柱で支えています。

 

修復された跡があります。

 

言い伝えによると、景行天皇が熊襲親征の際ここに一泊し、忘れた楠の杖が根付いて大樹になり、一度枯れてから萌芽が出てこの木になったそうです。

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植村の田の神他

2016-07-22 | 田の神

田の神を2体紹介します。

 

湧水町植村にある植村の田の神です。道路上の土手の上にあります。

 

ため池の堤防の上です。

 

座像です。右手に持っているのはメシゲでしょうか。

 

後ろのため池。水草で覆われています。

 

鹿屋市吾平町南町にある田の神です。県道鹿屋高山串良線の横にあります。

 

他の碑と一緒に並んでいます。

 

1849年に建立されました。

 

後姿。背中に建立年が刻まれています。

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竹中池と筒羽野疎水

2016-07-20 | 水辺の風景

湧水町吉松にある竹中池と筒羽野疎水を紹介します。

 

池の上流部には、水が流れ込んでいます。

 

竹中池。細長い池です。

 

そうめん流しの施設があります。

 

池に橋がかかっており、そこから上流側を見たものです。

 

橋から下流側を望む。

 

そうめん流しの裏には、山側から豊富な水が湧いています。

 

先ほど、写真を撮った橋です。

 

透明な水に鯉が泳いでいます。

 

左が池の水の出口です。

 

出口にある水門。

 

 

水門下流側の筒羽野疎水です。農業用水を供給しています。

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万之瀬川河口のハマボウ群落

2016-07-18 | 植物

南さつま市の万之瀬川(まのせがわ)河口にあるハマボウ群落を紹介します。

 

散策路を進みます。左が支流の荒田川で、向こうが万之瀬川本流です。

合流地点から万之瀬川左岸上流にかけて、1kmに渡りハマボウの群落があります。

 

支流の干潟に広がるハマボウの群落。

 

散策路を進むと、ハマボウが咲いていました。

 

ハマボウ(浜朴、アオイ科)の花です。

 

オクラの花に似ていますが、同じアオイ科です。

 

ハマボウ群落地から万之瀬川河口を望む。橋は、サンセットブリッジです。

 

散策路の右(陸側)には、石積みの丸い池があり、水門で万之瀬川に排水しています。

 

池の脇に、小さな祠がありました。

 

緑のトンネルの散策路を、万之瀬川上流へ進みます。

 

散策路の左の干潟にハマボウの大群落があります。1000株以上に及ぶ日本でも最大規模の群落です。

この干潟には、他にクロツラヘラサギ、ハクセンシオマネキなど貴重な生き物がおり、国の天然記念物に指定されています。

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磯遊び

2016-07-16 | 食べ物

南さつま市笠沙の野間池海岸に、毎年恒例の磯遊びに行きました。

 

野間池海岸です。

 

前の写真の左にある岩峰。

 

岩場の海岸です。向こうが野間半島。

 

野間半島の先端です。

 

沖の岩。

 

こんな岩場や潮だまりで、ミナ(貝)採りをしました。

 

岩に張り付いたミナを採ります。地元の方と思われるおじさんが、以前に比べてずいぶん少なくなった、と言っていました。

 

岩ガキ。これは、身が小さいので採りません。

 

ミナの収穫です。クロミナ、タカジ、ツメミナ(いずれも地元名)などです。

 

鍋で煮て、爪楊枝や針で身を取り出して食べます。お腹を満たすというより、磯の風味を楽しむものです。

 

アナゴ(トコブシに似た一枚貝)は、刺身で食べました。コリコリしておいしいです。

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錫山鉱山跡(2)

2016-07-14 | 史跡

鹿児島市の錫山集落を歩いていると、作業をしているご年輩の方に会いました。錫山鉱山跡を訪ねている、と言うと、露天掘り跡を案内しよう、と言われました。

以下は、その方の案内で見たものです。

 

 

前回紹介した錫鉱発見の地から南へ行くと、道路が突き当りになっており、右に湧上坑(わきあがりこう)の案内板があります。これを右へ行きます。

 

湧上坑の坑口です。柵があり、中には入れません。この中に入って進むと、露天掘り跡に行けるそうです。

 

湧上坑の案内板。

 

柵のところから見た坑道内部。黒い線は柵の影が写っているものです。

 

その方の案内で、道のない斜面を登ると、途中に穴がありました。

 

 

穴に入ると坑道が二つ見えます。下の坑道を下りると、先ほどの坑口と露天掘り跡へ通じているようです。

 

前の写真の反対側には、このような坑道が残っています。懐中電灯がなかったので、中には入りませんでしたが、フラッシュ撮影で様子がわかりました。

 

さらに斜面を登ると、山の上に巨大なクレーターのような凹地があります。露天掘り跡です。

周囲は垂直の壁になっており、下に坑道がありますが、先ほどの柵のある坑道とは別の坑道です。

 

別の角度より見る。

 

下には別の坑口も見えます。凹地の下から様々な方向に坑道が掘られています。

 

柵のある坑口に戻り、さらに100m位進むと、斜面にこのような坑がありました。

この人が私達夫婦を案内してくれた人で、錫山鉱山の生き字引のような人です。先祖は錫山鉱山に関係のある家で、鉱山経営の島津家とも関係があったそうです。

 

前の写真の右の坑に入ります。

 

このような掘り残しの岩の柱があります。坑の崩落を防ぐためです。

 

横方向の掘り残し岩もあります。

 

坑の中に入りました。巨大な空間で圧倒されます。上に穴が開いていて地表が見え、露天掘り跡の壁の一部が見えます。

奥へ行くと露天掘り跡の景色が見えるそうですが、危険だからと、ここまでにしました。

 

坑内には、掘り跡も生々しい岩壁があります。たまたま会った人の案内で、迫力ある鉱山跡を見ることができました。

その人の説明によると、錫山鉱山には600人位の鉱夫がいたそうです。また鉱石は、索道で城水渓谷(錫山自然遊歩道(3)で紹介)近くの精錬場へ運搬したとのことです。その人は、女郎墓の草刈りをし、花を手向けているそうです。

錫山自然遊歩道と錫山鉱山跡のシリーズを終わります。

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