鹿児島市郡山の千年の森を紹介します。
郡山の中心から県道川内郡山線を北西へ行き、上常盤を過ぎて少し行くと道路脇に案内板があるので、ここから右の山道へ入ります。
車1台が通れる狭い道を行くと記念碑があります。
農学博士の三原義秋氏(1915~2013)は、千葉大学教授を定年退官後、郷里の郡山へ帰り、山に木を植え続けて「千年の森」と名付けました。1991年、永久に伐採しないことを条件に、土地を郡山町(現鹿児島市)に寄贈しました。
さらに進むと駐車場があります。ここを起点に散策するといいでしょう。
「育て千年の森に 1980 三原義秋」と書かれた碑です。
国内外の樹木200種を植えてきたそうです。
分水嶺の碑。右は甲突川、左は神之川水系です。
左奥の家が三原氏の自宅だったと思われます。今は廃屋になっています。こんな山の中にポツンと一軒家があったことも驚きです。
カクレミノの木。
下には樹木名を書いた板があります。人の名は、この板のお金を寄付した人でしょうか。
カリンなどの林。
在来種もたくさんあります。これはスダジイの古木。山桜も多いです。
冬で花はほとんどありませんでしたが、実がありました。これはサルトリイバラの実。
ハクサンボクの実。
展望所です。
遠くの山並みを望む。
山桜の咲く頃、新緑の季節、緑が濃い夏、紅葉の時期に森林浴をしながら散策するのもいいでしょう。