いちき串木野市羽島の薩摩藩留学生渡欧の地から、羽島崎神社へ行きました。
白い鳥居の羽島崎神社。
参道を進みます。
社殿へ行きます。ここで太郎太郎祭りが行われます。
狛犬です。
羽島崎神社社殿。
内部です。
境内に、ゴンザ像があります。
ゴンザは、薩摩の漁師の子として生まれ、1728年、11歳の時に父親と一緒に、米を積んだ船で薩摩の港から大阪へ向け出港しました。
嵐にあって半年余り漂流し、ロシアのカムチャッカに漂着しましたが、ゴンザとソーザの二人が生き残りました。
ゴンザ像。
1731年、二人はモスクワへ赴き、アンナ・ヨアノヴナ女帝に謁見し、流暢なロシア語を話すゴンザ少年に感銘を受けた女帝は、日本語教師を命じました。
ゴンザは3年のうちに、12000語に上る世界初の露和辞典を著しました。
ゴンザ神社。
露和辞典の和語は薩摩語で、その特徴から、出身がここ羽島と推定されています。1739年、ゴンザは21歳で異国の地で没しました。なお、ゴンザは権左衛門ではないかということです。
ゴンザ像の近くから海を望む。左奥が、前回の薩摩藩留学生渡欧の地です。
反対側の羽島崎方面を望む。
ゴンザと言い、薩摩藩留学生と言い、江戸時代にここ羽島から海外へ出て活躍した薩摩人がいたのです。