南さつま市坊津町赤水の石切場跡を紹介します。
国道226号の枕崎と坊津の境から海側へ行くと、赤水大龍権現社の案内板があり、これに従って行きます。
赤水大龍権現社の手前の道路左に石切場跡があります。
垂直の岩壁にアコウが生えています。
アコウです。
屏風状の石切場跡。錦江湾入口から噴火した火砕流堆積物が固まった溶結凝灰岩で、石材は赤水石と呼ばれました。
崩落しているところがあります。ここの岩が軟らかいと思われます。
一番奥です。縦横の線が石垣のようで、古代遺跡のような雰囲気があります。
右側の岩壁です。
縦の切れ目がたくさんあるところがあります。
狭い間隔で縦切れ目があります。このような切り方は、他の石切場では見たことがありません。
切り出された石材が残っています。やや赤みを帯びており、石垣、石塀に多く用いられたそうです。
鹿児島の石切場は、川辺の高田石切場が有名ですが、そことはまた雰囲気が違います。
次回は、この先の赤水大龍権現社へ行きます。