鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

ガジュマルのトンネル

2006-07-31 | 植物
種子島、安城の安城中学校近くの道路にこのガジュマルがあります。
左側が根元で、道路を横断して右に倒れています。
右から気根が伸びて幹を支える根となっており、トンネルのようになっています。

根の部分が崖にあるため右側が弱く、台風か何かで倒れたあと、幹から気根が
生えてこのようになったものと考えられます。

結構珍しいと思いますが、近くに案内の看板もありません。
高さ制限3.1m以下の看板が幹に掲げているだけです。



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石割りシイノキ

2006-07-29 | 植物
盛岡に石割り桜というのがあります。
花崗岩が真っ二つに割れて、割れ目から大きな桜が生えており、
きれいな花を咲かせます。
これが、山の中などではなく、街のど真ん中、県庁の前にあるのです。

これは、石割りシイノキです。
径5~6mの大きな転石からスダジイが生えています。
土壌もない転石など、植物にとっては過酷といえる環境ですが、割れ目に
根が入り込んで、大きな木に育っています。

根の直径は2mくらいあります。
ここから、径30~40cmの木が10本くらい生えています。
植物の生命力のたくましさを感じさせます。


(加治木町の山中で)
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座礁船

2006-07-28 | 風景
前日紹介した犬城海岸の馬立の岩屋から少し北に、座礁船が打ち上げられています。
いつ座礁したのかわかりませんが、相当古いことは確かです。

外国船が座礁したもので、引き上げなかったため、打ち捨てられているものです。
こういう場合、座礁した場所の自治体が処理することになっているのだそうですが、
財政難でそのままにするケースが多いそうです。

ここは、西之表市と中種子町の境界から何10mか中種子町に寄った位置で、
中種子町にとっては迷惑な話です。

種子島は、こういう外国の漂着船が多く流れ着いたところで、鉄砲伝来が
その最たるものであることは言うまでもありません。
この他にもカシミヤ号の漂着など、歴史に残る漂着劇が多くあります。













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馬立の岩屋

2006-07-27 | 水辺の風景
種子島の東海岸は、太平洋の荒波に洗われて、断崖や奇岩が続く風光明媚な
海岸線です。
海蝕洞もたくさんあり、中でも大きくて有名なのが、南種子町浜田海岸にある
千座の岩屋(ちくらのいわや)と、ここ中種子町犬城(いんじょう)海岸に
ある馬立の岩屋(またてのいわや)です。

ゴルフ場横の県道から、急な坂道を下りていくと、犬城海岸に着きます。


奇岩が続く犬城海岸


馬立の岩屋を南から見たところ。
入り口はあまり広くないが、中は非常に広くなっている。
右の海岸側にも入り口がある。


洞窟内から海岸を見たところ。

子供の頃、私が皮膚病にかかり、この犬城海岸に父と粘土を取りに
きたことがあります。
一般家庭に車などないときで、馬で来ました。
粘土を袋に入れて風呂に漬け、泥湯にして入るのです。
何日かこれに入ると皮膚病は治りました。
どういう成分が入っていて効き目があるのかわかりません。
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ダクマ

2006-07-25 | 食べ物
ダクマは種子島の方言で、テナガエビのことです。
子供の頃、夏休みの楽しみといえば川でのダクマ捕りでした。

捕り方はこうです。
ダクマ網という直径10cm位の細い糸でできた網を竹の先端に取り付けます。
生のカライモ(サツマイモ)を持っていき、歯で細かく砕いて川に投げ入れます。
このカライモにダクマが寄ってきますから、これを網で捕るのです。
このとき、必ず後ろから網をかぶせます。
ダクマは驚くと後ろに跳び下がる習性があるからです。

食べ方はいたって簡単でした。
お湯で煮て塩を入れるだけです。
川魚特有の臭みもなく、おいしいエビです。

一時、ダクマが絶滅しかけたことがありましたが、最近少し増えてきている
ようです。
長いことダクマ捕りをしていませんが、種子島の川でまたダクマ捕りをして
みたいものです。



(http://www.kujigawa-site.jpより)
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飛行船

2006-07-24 | 風景
今日、鹿児島市で飛行船を見ました。
午後1時ころ、北から南へゆったりと飛んで行きました。
船体には「日本郵船」の文字が見えます。

インターネットで調べると、日本郵船所有のツェッペリンNT号で、
全長75m、乗員定員14名の飛行船のようです。

谷山の埠頭に保守・点検の基地があるそうですから、そこに飛んで
いったのでしょう。
飛行機とはまた違った、趣のある飛行物体です。
実用的とはいえない飛行物体ですが、宣伝の効果はあるようです。


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マムシグサ

2006-07-23 | 植物
山を歩いていると、時々このマムシグサを見かけます。
マムシグサという名は、新芽の茎が(正確には茎ではないようですが)
マムシの模様に似ていることから付いたようです。
あまり気持ちのいい植物ではありません。

春に花が咲き、今は緑色の実をつけています。
秋になると実が真っ赤になります。



(さつま町の山中で)
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ハマユウ

2006-07-22 | 植物
鹿児島の海岸の植物を代表するものにハマユウ(浜木綿)があります。
別名ハマオモト(浜万年青)ともいい、オモトに似た深緑色の厚い葉を
つけています。

ハマユウのほうがなじみがあり、歌にもよく歌われる花です。
母校の校歌にも歌われていました。

この時期、白くて細長い花びらが、絡み合うように大きく反り返って
優雅に咲いています。
海岸のみでなく、人家の庭先でも植えられたハマユウをよく見かけます。



(種子島の海岸で)
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ボタンボウフウ

2006-07-20 | 植物
ボタンボウフウ(牡丹防風)は、海岸で見られるセリ科の植物で、この時期、
牡丹に似た白い花を咲かせます。
牡丹に似ていることが名前の由来です。

新芽は薬用や食用として利用されており、沖縄では長命草という名で栽培・販売
されているということです。
種子島の住吉の海岸(砂丘)にたくさん咲いていました。


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カノコユリ

2006-07-19 | 植物
種子島にカノコユリ(鹿の子百合)が咲いていました。
道路脇や畑の脇でたくさん見かけました。
大きく反り返った、白と薄赤の花弁に濃い赤の斑点が点々と付いています。
この斑点を、鹿の斑点の絞りに見立てたものです。
上品な雰囲気の百合です。

鹿児島では、甑島のカノコユリが有名です。
甑島には野生のカノコユリがあります。
種子島は野生では見られないため、人が植えたものでしょう。



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