鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

加世田麓(2)

2017-06-30 | 史跡

加世田麓の続きです。

 

別府城跡の入口です。

平安末期、平家の一族、別府五郎忠明が別府城を築きました。その後、島津忠良(日新公)が別府城を攻略し、薩摩藩直轄となりました。

 

城跡には、加世田小学校がありました。小学校の門が残っています。

 

今は公園になっています。

 

別府城跡から、加世田麓を見下ろす。

 

旧鰺坂家住宅の武家門です。

 

国登録有形文化財の旧鰺坂家住宅。

 

庭の池。

 

国道を渡った所にも、桁橋と武家門の家があります。

 

国登録有形文化財の鮫島博家住宅の武家門とイヌマキです。

ここには、鰺坂とか鮫島とか、魚の名のついた名家が多いのでしょうか。

 

立派なイヌマキです。

 

イヌマキの根元。

 

鮫島博家住宅です。

 

美しい手水鉢。

 

古井戸と手押しポンプがありました。タンクに貯水して、給水していたのでしょう。

 

鮫島博家住宅の向かいは、地頭仮屋跡です。地頭仮屋は、元は別府城にありましたが、1727年ここに移りました。

 

地頭仮屋跡。様々な役所が置かれたところです。

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加世田麓(1)

2017-06-28 | 史跡

南さつま市の加世田麓を散策しました。

 

竹田神社前の石橋です。

 

上流から見た石橋。この水路を下流へ行きます。

 

水路には、多くの桁橋が架かっています。

 

六地蔵塔があります。

 

島津忠良(日新公)は別府城を攻略し、多くの戦死者が出ました。その霊を慰めるため、1540年にこれを建てました。

 

塔の仏像。

 

水路にある桁橋と武家門を見ていきます。

 

前の写真の桁橋の奥にある武家門。

 

さらに下流にある桁橋。

 

桁橋の奥は、鰺坂家屋敷跡です。

 

鰺坂二夫氏は、京都大学名誉教授、甲南女子大学学長などを務めた方です。

 

水路とイヌマキの通り。

 

前の写真の桁橋の奥の武家門です。石橋を渡り、武家門をくぐって家に入るというのがいいです。

 

道路の右に武家門があり、これを入ったところに仁王像があります。

 

この仁王像は、日新寺の門にあったもので、日新寺の大火の翌年(1799年)に再建されました。

これは阿像で、吽像はありません。

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黒瀬海岸

2017-06-26 | 水辺の風景

南さつま市笠沙の黒瀬海岸の風景です。

 

黒瀬海岸です。笠沙美術館の下の海岸で、小さな漁港があります。

 

沖にある沖秋目島。

 

沖秋目島の右の岩礁です。

 

黒瀬海岸の漁港です。

 

防波堤から見た漁港。

 

前の写真の左の海岸。岩と礫の海岸です。ここにミナ(貝)採りに来たことがあります。

 

防波堤から右を望む。岩場の海岸で、釣り人がいました。

 

港から見た沖秋目島。

 

島の右の岩峰。

 

港から見た岩礁です。

 

黒瀬海岸は、ニニギノミコト上陸地の伝説があり、碑が二つあります。

ニニギノミコトは天照大神の孫で、天孫降臨の神として知られます。また海幸彦、山幸彦の父で、皇室の祖先になります。

 

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の文字が彫られた碑。

 

瓊瓊杵尊上陸地の碑。

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熊本旅行(5)佐敷宿と佐敷城跡

2017-06-24 | 

芦北町の佐敷宿と佐敷城跡を訪ねました。

 

薩摩街道の佐敷宿。古い家並みが残っています。

 

交流会館の枡屋です。駐車場やパンフレットがあり、ここを拠点にして散策しました。

 

古い家並み。 道路に対して斜めに建った、のこぎり家並みというのが見られます。

 

恵比寿さん。

 

豊臣秀吉も佐敷宿に泊まったそうです。

 

武徳殿。武道を行う建物として昭和12年に建てられました。

 

日本一の大瓦モニュメント。佐敷城発掘で出土した文字瓦の20倍の大きさで、天下泰平国土安穏と書かれています。

 

佐敷城跡に行きました。

 

坂道を登っていきます。

 

山頂の城跡の石垣。天空の城となっています。築城は1588年頃です。

 

前の写真の階段を正面から見たものです。

 

本丸跡に向かってさらに階段を登ります。

 

本丸跡。さえぎるものがなく、360度見渡せます。

 

本丸跡からの眺め。川は佐敷川です。

 

反対には八代海が少し見えます。

熊本旅行を一休みします。

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熊本旅行(4)津奈木太郎峠

2017-06-22 | 

芦北地方に三太郎峠といわれる峠があります。旧道の赤松太郎峠、佐敷太郎峠、津奈木太郎峠の3つで、薩摩街道の難所でした。

このうち、津奈木太郎峠を訪ねました。

 

津奈木町の国道3号から左の旧道に入り、峠まで来ると、津奈木太郎峠に津奈木隧道があります。

 

津奈木隧道の津奈木方坑口です。隧道は延長212mで、明治34年完成です。

国道3号の津奈木トンネルは昭和40年に完成したので、それまでこの隧道が使われました。

 

向かって左にある排水路。

 

文化庁の登録有形文化財になっています。

 

レンガアーチの隧道内部。これだけ大量のレンガを積むのは、大変な作業だったことでしょう。

 

隧道内部から外を見たものです。

 

反対側の芦北方坑口です。

 

近景。

 

内部。熊本地震でも、破損した様子は見られません。明治時代の技術は大したものだったと思います。

 

旧道は車がやっと離合できる幅です。峠を越える間、他の車に1台も出会いませんでした。

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都市農業センターのハスとスイレン

2017-06-20 | 植物

鹿児島市犬迫町の都市農業センターは、定期的に訪れます。今回はハスやスイレンなどを観に行きました。

 

ヒマワリ畑。夏は一面黄色の花畑になります。

 

食の森のヤマモモの木。

 

ヤマモモの実。まだ青い実が多かったです。熟れたら、収穫体験があります。

 

谷へ下りていくと、水生植物園があります。

 

アジサイの向こうの水生植物園。

 

古代ハスの大賀ハスです。散策する人や写真を撮る人がいました。

 

ちょうど見ごろでした。

 

大賀ハスの花。

 

花托になりかけの花。

 

隣はスイレン池です。

 

スイレンも見ごろでした。

 

ハナショウブ園です。

 

様々な色のハナショウブが咲いていました。

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熊本旅行(3)旧赤崎小学校

2017-06-18 | 

津奈木町の旧赤崎小学校に行きました。日本で唯一の海上小学校として知られています。

 

近くの道路から見た旧赤崎小学校。沖に小島があります。

 

正面。ここは普通の小学校です。

 

小学校から沖の小島を望む。

 

海岸に下りました。ちょうど干潮で、潮が引いていました。

 

海側から見た学校です。丸窓は船の窓を思わせます。

満潮時は基礎の下部が海の中で、まるで海上に浮かぶ学校のようでしょう(満潮時だと、ここからの写真は撮れなかったわけですが)。 

 

大きな基礎です。

 

別の面を見たものです。基礎の下の黒い部分が、海水に浸かるところでしょう。

 

「ありがとう 赤崎小」の文字があります。

この校舎は1976年に建設され、2010年に閉校となりました。子供たちは、船に乗っている気分だったのではないでしょうか。

 

沖を望む。漁をする人がいました。

校舎は利用されている様子はありませんでしたが、この特殊な環境を何かに利用できないものかと思いました。

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熊本旅行(2)重盤岩

2017-06-16 | 

津奈木町の重盤岩(ちょうはんがん)という岩に行きました。

 

中央の岩が、津奈木町のシンボル重盤岩です。右の建物がつなぎ美術館で、ここからモノレールで行くことができます。

 

モノレール乗り場から見た重盤岩。日本の奇岩百景に選ばれています。

 

モノレール。これに乗って行きます(往復300円)。

 

モノレールから、左に阿蘇神社が見えます。

 

最大傾斜35度の斜面を進みます。

 

振り返って、つなぎ美術館を見たものです。

 

5分でモノレールの終点に着きます。そこから見た重盤岩です。

 

モノレール終点に、展望台と彫刻があります。

 

展望台からの眺め。

 

モノレール終点から、さらに遊歩道を登っていきます。空中に張り出しており、高所恐怖症の人は足がすくみます。

 

遊歩道の終点から見た重盤岩。国旗は、天皇陛下(平成天皇)の誕生を記念して、昭和9年に建てられました。

 

同じところから、モノレール終点を見たものです。

 

津奈木の町と八代海が見えます。

重盤岩の近くには舞鶴城公園があり、車で行くことができます。

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熊本旅行(1)湯の児温泉

2017-06-14 | 

熊本県の水俣・津奈木・芦北へ旅行に行きました。

 

水俣市の湯の児温泉にある湯の児島です。左に小島が二つあり、中央の島まで行けます。

 

湯の児島。砂州でつながっています。

 

湯の児吊橋。砂州の所は、海水浴場になっています。

 

吊橋を渡って湯の児島へ行きました。

 

吊橋から湯の児温泉を望む。

 

島の頂上に湯の児神社があります。

 

島の展望台から山海館を望む。中央の木造建物は磯館です。山海館、磯館は廃業になっています。

 

湯の児島の隣にある二の島です。橋があり、渡ることができます。

 

二の島に渡る橋の隣に、願掛け亀があります。

 

隣にある三の島です。

 

山海館の磯館まで行きました。木造5階の建物で、昭和27年の施工です。

 

磯館の玄関。

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久留味川渓谷とレンガアーチ橋

2017-06-12 | 石橋

天降川支流の久留味川渓谷を歩きました。目的は、JR線のレンガアーチ橋を見ることでした。

国道223号を隼人から牧園に向かうと、右に塩浸発電所があり、ここから左の道へ入って天降川右岸の道路を上流へ行きます。

 

 

途中から支流の久留味川になるので、さらに上流へ行くと、右に奥新川第1水源地があり、ここに入ります。

 

水源地の脇を通り、久留味川右岸を上流へ歩くと、杉林の中にロープやはしごがあり、ここを河床に下ります。

河床には火砕流堆積物(溶結凝灰岩)が露出しており、ここから河床を上流へ歩きます。雨の後などの増水期は避けたほうがいいです。

 

所々、早瀬になっています。せせらぎの音を聞きながら、河床を歩きます。

左岸に、エコツアーのものと思われる小屋があり、この横を上流へ行きます。

 

右岸に洞窟がありました。ここを右岸へ渡ります。

 

右岸の土手を上流へ歩くと、橋が置いてあったので、お借りして左岸(写真右)へ渡りました。

 

河床には、様々な形の甌穴があります。

 

右岸に、ロープが張ってあったので、これを伝って行きます。

 

右岸に、人工的なものと思われる縦長の穴がありました。取水用のトンネルにしては幅が狭く、何のためのものかわかりません。

この上流には用途のわからない石積みもあり、謎の構造物が見られます。

 

JR肥薩線のレンガアーチ橋が見えました。

 

右岸から近づきます。

 

正面より見る。

 

美しいレンガアーチです。

 

内部を見たものです。

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