鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

花尾神社

2021-08-31 | 史跡

鹿児島市花尾町の花尾神社へ行きました。

 

丸に十の字の鳥居を進みます。

 

池と石灯籠。

 

階段を上がります。

 

花尾神社社殿。島津家初代忠久公の母、丹後局を祀っています。丹後局は源頼朝の寵愛を受けた愛妾で、忠久を産んだとされています。

 

豪華な装飾が施され、さつま日光と呼ばれます。

 

前の写真の下です。

 

内部。

 

境内の杉は、薩摩在来種のメアサスギです。

 

イチイガシの巨木の上部。

 

丹後局荼毘所跡。丹後局は1227年に亡くなり、ここで荼毘に付されました。

 

多くの石塔があり、ここに丹後局の墓があります。

 

丹後局の墓です。

 

隣にある子授け、安産のおこけ石。

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上坊石塔群

2021-08-30 | 史跡

鹿児島市上谷口町の上坊石塔群を紹介します。松元中学校の少し南にあります。

 

左の坂道を上がっていきます。

 

神社があり、左に石塔群があります。

 

神社です。

 

モミジ。

 

上坊石塔群です。

 

前の写真の右の石塔群。五輪塔からなり、紀氏と税所氏のもので、平安末から鎌倉中期に建てられました。当時この辺は山城でした。

 

左の石塔群。生存中の安泰と死後の極楽往生、子孫繁栄のために供養して建てたものです。

 

昭和53年、散乱していたものをここに復元しました。

 

最上段の五輪塔。

 

ひときわ立派な石塔です。

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豆腐とこんにゃく

2021-08-28 | エッセイ

日本料理を代表する豆腐とこんにゃくについて考察してみよう。

豆腐の原料は大豆である。

大豆は、花もきれいであり、実も丸くて愛らしい。

豆腐は、御壁(おかべ)という雅(みやび)な名前でも言われるように、色が白く、木綿や絹にも形容される。

豆腐料理は、生でよし、煮てよし、焼いてよし、揚げてよしと万能選手である。

酢飯と組んで、稲荷寿司という、いい仕事もする。

レシピは何百とあるだろう。

庶民的な食べ物であると同時に、京都では高級料理としても供される。

このように、豆腐は日本料理界のトップスターといっていいだろう。

 

一方、こんにゃくはどうか。

こんにゃくは漢字で蒟蒻と書くが、誰も書けない字である。

こんにゃくの原料はこんにゃく芋であるが、植物のこんにゃくはマムシグサに似ており、新芽はやや不気味である。

同じ芋仲間のじゃがいもやさつまいもは、愛らしさもあるが、こんにゃく芋は黒くごつごつした形で、不細工である。

芋から加工されたこんにゃくも、色が黒くて見栄えが悪い。

豆腐は良質な植物性たんぱく質の食べ物だが、こんにゃくは栄養的にはほぼゼロである。

こんにゃく料理といえば、おでんや煮物がほとんどである。

おじさん好みの食べ物であり、おしゃれな食べ物とはいいがたい。

 

これではいけないと、こんにゃくは考えた。

栄養がないのを逆手にとって、ノンカロリー食品、ダイエット食品として売り出したのだ。

飽食の国ニッポンではこれが女性に受け、こちら方面に活路を見出しているようだ。

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樋高展望台

2021-08-26 | 風景

指宿スカイラインの展望台を2箇所紹介します。

 

樋高(てだか)展望台です。

 

錦江湾、桜島、大隅半島を望む。

 

桜島と鹿児島港方面。少しかすんでいました。

 

中央の一番高い山が高隈山。下は喜入の街です。

 

喜入の石油備蓄基地。

 

歌碑があります。

 

昭和58年7月28日、当時の皇太子殿下と美智子妃殿下が、自然公園大会のため鹿児島に行幸されてここを訪れ、美智子妃殿下が詠まれた歌です。

 

薩摩なる喜入の坂を登り来て 合歓の花見し夏の日想ふ

 

錫山展望台です。

 

展望台からの眺め。

 

桜島と鹿児島市街地南部を望む。

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都市農業センター

2021-08-24 | 植物

都市農業センターのヒマワリは、お盆のころ見に行く予定でしたが雨続きで行けず、1週間遅れで行きました。

 

残念ながら刈り取られていました。跡にコスモスが植えられます。

 

隣の菜園です。

 

オクラの花。

 

センニチコウ。

 

トウガンがなっていました。

 

水生植物園の大賀ハスも終わりです。

 

一つだけ咲いていたつぼみ。

 

チャワンバスはつぼみが少し残っていました。

 

チャワンバスのつぼみ。

 

つぼみと花托。

今の時期、都市農業センターには見るべき花がありません。秋のコスモスを待ちたいと思います。

 

我が家の庭のゲットウの花が咲いています。6月の梅雨のころ咲く花ですが、長雨を梅雨と間違えて咲いたのでしょうか。こんなことは初めてです。

(以上、8月22日撮影)

 

トウガンといえば、豚骨料理を作りました。お盆の頃食べる我が家の料理です。

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神川の田の神他

2021-08-22 | 田の神

錦江町の田の神を2体紹介します。

 

神川大滝へ行く途中の道路脇の公園にある神川の田の神です。

 

正面より見る。

 

右手にメシゲ、左手にスリコギを持っています。建立は1777年です。

 

面白い表情をしています。

 

後姿。

 

隣の石灯籠です。

 

国道269号の脇にある馬場の田の神です。

 

右手にメシゲ、左手にスリコギを持っています。建立は享保年間(1716~1736年)と考えられています。

 

顔のアップ。

 

田園風景を眺めています。

 

頭のシキ。藁縄を巻いた姿です。

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園林寺跡と宇都の板碑

2021-08-20 | 史跡

前回の根占の諏訪神社の近くにある園林寺跡と宇都の板碑を紹介します。

 

曹洞宗の園林寺跡です。対の仁王像があります。

 

阿像と石仏です。

 

阿像。左手が欠けている他は、破壊されていません。

 

石仏。

 

吽像。これは完全で、右手に何かを持ち力強いです。

 

隣の石仏です。

 

廃仏毀釈で頭部が破壊された石仏。

 

こちらは無事です。

 

近くに宇都の板碑があります。

 

五輪塔の間を進みます。

 

前の写真の正面に見える板碑。梵字が刻まれています。1293年の銘があり、本県最古のものです。

 

近くに170cmの板碑と小さな板碑が並んでいます。これらの板碑は祢寝氏初代から3代の供養塔です。

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根占の諏訪神社

2021-08-18 | 史跡

南大隅町根占の諏訪神社へ行きました。

 

鳥居が横に並んだ並立鳥居です。二つ並んでいることから、縁結びの神社として人気があるそうです。

 

両側に立派な石灯籠があります。これは右の石灯籠。

 

うっそうとした樹木に囲まれた社殿。

 

拝殿。創建は1495年で、長野県の諏訪大社から分霊されました。

 

内部。子宝祈願の神社で、健やかな子供の成長を願って「よだれかけ」が奉納されています。

 

本殿です。

 

前の写真の右に見えるヘゴ。

 

社殿の後ろのクスノキの巨木。

 

オオタニワタリ。

ヘゴ、クスノキ、オオタニワタリなど南国らしい植物があります。

 

オオタニワタリの下にある石像です。

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西郷南洲翁宿所跡

2021-08-16 | 史跡

南大隅町根占の西郷南洲翁宿所跡を紹介します。雄川河口付近の右岸側にあります。

 

西郷隆盛の根占来遊は明治8年以降3回であり、ここ平瀬家に宿泊しました。

 

西郷さんは、ここで猟に出かけ、詩を読み、書を書いて過ごしました。

 

明治10年、私学校徒が弾薬庫を襲撃したとの報を受け、「ちょっしもた(しまった)」と言い、急ぎ鹿児島へ帰ったところです。

 

今は瓦屋根とガラス窓になっていますが、建物は当時のままです。壁に西郷さんの猟銃が暴発した弾跡があるそうです。中には入れません。

 

大正5年建造の宿所の碑があります。

 

西郷さんがつかった手水鉢。

 

石風呂。小さな風呂ですが、西郷さんの巨体が入ったでしょうか。

 

オオタニワタリがありました。

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神川大滝

2021-08-14 | 水辺の風景

錦江町の神川大滝を紹介します。

 

神川大滝公園を進み、河床の遊歩道から近づきます。川は神ノ川です。

 

河床から見た神川大滝。

 

滝つぼから流れ出る早瀬。

 

右岸の滝見台です。

 

滝見台から見た全景。高さ25m、幅30mです。

 

近景。水量が多く、迫力があります。

 

滝つぼは丸くて大きいです。

 

岩の割れ目から落ちる小さな滝。

 

支流から落ちる小滝です。右のらせん階段は吊橋へ上がる階段で、吊橋から大滝を見下ろすことができます。

 

小滝近景。

 

公園入口付近にトンネル状の所があります。

 

岩の割れ目から湧水があります。

 

大黒様です。

 

下流にある長次郎の滝。これも支流から落ちる滝です。

 

真っすぐに落ちる滝です。

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