鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

鶴峰自然公園

2013-03-30 | 水辺の風景

薩摩川内市中郷の鶴峰自然公園を訪ねました。

 

中郷に上池、下池という二つの溜池があります。こちらは上池で、ここが鶴峰自然公園となっています。

 

堤の桜並木。ちょうど満開でしたが、曇っていました。

 

堤の桜の下で花見をする人たち。

 

堤から上池を望む。

 

この溜池は、江戸時代に造られたものです。下流には下池があります。

 

堤の左岸側にある水神の碑。全部で5つの碑が並んでいます。

 

上流から見た上池。正面が堤です。

 堤の長さ:218m 高さ:6m  上幅:18m 下幅:45m

江戸時代としては、大工事だったでしょう。

 

池のほとりに白鳥がいました。

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今嶽神社の古木

2013-03-28 | 巨樹・古木

枕崎市の今嶽神社を訪ねました。

 

茶畑の向こうの下山岳(415.8m)。右の麓に今嶽神社があります。

 

参道です。この神社には、クスノキやスダジイの古木があり、鎮守の森を形成しています。

 

今嶽神社社殿。新しい社殿です。

 

スダジイ(ブナ科)の全容。シイ(椎)のことです。

椎の実(どんぐり)は、炒って食べるとおいしいです。

 

上部。所々空洞化していますが、枝ぶりもいいです。

 

下部。

 

別のスダジイです。

 

社殿の前のクスノキ。

クスノキは10本程度生育しており、大きいもので幹周り4.3m、樹高25.4m、樹齢250年以上です。

 

幹が空洞化した木もありました。

今嶽神社は、これらの古木が茂る鬱蒼とした空間の中にあります。

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釜蓋神社

2013-03-26 | 史跡

南九州市頴娃町の釜蓋神社を紹介します。

 

大川地区の岬にあります。

 

釜蓋神社。正式名称は、射楯兵主(いたてつわものぬし)神社といいます。

この神社は、最近パワースポットとして脚光を浴びており、多くの参拝客がいました。

 

神社の起こりです。天智天皇と大宮姫が安東実重中将を訪ね、その接待のため何十石という米を蒸していると、突風が吹いて釜蓋が吹き飛ばされ、現在地に落ちました。土地の人はその釜蓋を拾って神として祀り、釜蓋大明神と名づけました。

 

神社に釜蓋があります。

 

釜蓋を頭に載せ、鳥居から神社まで落とさずに歩くと、願いが叶うそうです。この日は、風の強い日で、成功する人は少なかったです。

戦時中は、釜蓋をかぶって参拝すると、無事に帰ってこられるということで、参拝者が多かったそうです。

 

御神体の寿石。これをなでると、良縁、子宝、安産に恵まれるそうです。

 

神社の先の岬は、希望の岬です。

 

希望の岬から開聞岳を望む。

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城山公園の桜

2013-03-24 | 風景

今年の桜は例年より早く、鹿児島もすでに満開です。

日置市伊集院町にある城山(じょうやま)公園の桜を観にいきました。

 

城山公園。

ここは、フランシスコ・ザビエルが、1549年9月29日、領主の島津貴久と会見し、布教の許可を得たところです。右下がザビエルの像です。

 

ザビエルの像。

 

桜はちょうど満開でした。曇ったり雨が降ったりして、人出は少なかったです。

 

菜の花と桜。

 

左に桜島が見えます。

 

山頂の広場です。子供たちが、バドミントンをしていました。

 

広場にある展望台。

 

桜の向こうの展望台。下は遊具施設になっています。

 

広場の隅にある「太守島津貴久 聖師ザビエル 会見の地」の碑。

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露天風呂

2013-03-22 | エッセイ

鹿児島県の三島の一つ硫黄島(他の二つは竹島、黒島)に行ったことがある。

目的の一つは、東温泉という露天風呂に入ることだった。

港から1時間ばかり歩いて東温泉に行った。

島の南の岩場の海岸に、その露天風呂はあった。

丸い浴槽が3つ並んでおり、一番上が源泉で順次下に流れ落ちていた。

私達夫婦以外に人はいなかった。

だから裸で入ってもよかったのだが、いつ人が来るかわからないので、一応水着を着て入った。

一番上の源泉は熱くて入れず、真ん中の湯加減がよかったので、ここに入った。

強酸性の温泉で、肌がぴりぴりするようだった。

目の前の岩場に波が砕け落ちていた。

大波のときは、露天風呂も波をかぶるそうだ。

屋久島を遠望できるのだが、このときはかすんで見えなかった。

東シナ海を眺めながら入る、野趣あふれる豪快な露天風呂だった。

 

宮城県に住んでいたとき、家族で鬼首温泉に行ったことがある。

ここは間欠泉で有名な温泉だ。

定期的に噴出する間欠泉を見学して、周囲を散策していると、露天風呂があった。

誰も入っている人はいなかったが、私は素裸になって露天風呂に入った。

広い露天風呂を一人貸切で入るのは実に気持ちがよかった。

だが、まもなく風呂の周囲を観光客がぞろぞろと散策してきた。

ここも散策コースになっているのだった。

もちろん、女性客も多い。

皆、私の入浴姿を、もの珍しそうに眺めながら散策している。

私は小さくなっていたが、人が途切れるのを待って、早々に風呂から上がったのだった。

 

硫黄島の東温泉。手前が源泉。

 

私たち夫婦の貸切だった。

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石垣集落(2)

2013-03-20 | 水辺の風景

南九州市頴娃町の石垣集落の風景の続きです。今回は、海の風景を観て行きます。

 

石垣川河口の右岸側から見た海岸です。

 

近くに、戸柱自然公園があります。

 

戸柱自然公園から開聞岳を望む。海岸には岩場が広がっており、釣人がいました。

 

戸柱自然公園にある八坂神社。社殿はなく、碑があるだけです。

 

近くに漁港があります。

 

港の周りには岩盤が露出しており、入り江を利用した天然の良港です。

 

岸壁から陸側を望む。

 

漁協の建物。ここでセリが行われます。

 

船を陸揚げする装置です。

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石垣集落(1)

2013-03-18 | 水辺の風景

南九州市頴娃町の石垣集落を散策しました。

 

JR指宿枕崎線の鉄橋です。この道を手前(下流側)に行くと、石垣川河口付近に石垣集落があります。

 

 

石垣川の最下流にある灘見橋を下流から見る。平成16年竣工です。

 

橋のたもとに、古い灘見橋の親柱がありました。古い灘見橋は昭和7年の竣工です。

 

灘見橋から石垣川河口を望む。

 

灘見橋から上流を望む。

 

石垣川左岸の石垣集落です。左に、最初の写真の鉄橋が見えます。

昔は、この石垣集落が頴娃町の中心だったそうです。

 

石垣川右岸の光栄寺。浄土真宗本願寺派の寺です。

 

光栄寺の門。

 

 お堂です。

 

お寺の横にある水門。

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中郷の田の神他

2013-03-16 | 田の神

田の神を3体紹介します。

 

姶良市加治木町中郷にある田の神です。中郷公民館から北東に少し行った農道脇にあります。

 

1740年の像立で、加治木で一番古い田の神です。

 

シキを被った坐像です。

 

3月2日にスダジイを紹介した、姶良市加治木町の大井上神社の前に田の神があります。

 

他の碑と一緒に田の神が祀られています。

 

坐像です。顔は風化してはっきりしません。

 

後姿。田んぼを見つめています。右上に見えているのが竜門小学校。

 

指宿市中川の中川公民館の庭にある田の神です。

 

座った姿がちょっと色っぽいですが、女性の田の神でしょうか。

 

後姿。

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ムラサキケマン他

2013-03-14 | 植物

近くの野山で見かけた花です。

 

ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科

華鬘というのは、仏殿の欄間などの装飾具のことだそうです。

 

オオイヌノフグリ(大犬のふぐり) ゴマノハグサ科

実が犬のふぐり(陰嚢)に似ていることからです。雑草として、そこらじゅうに生えています。

 

ホトケノザ(仏の座) シソ科

花の下の葉を、仏の蓮華座に見立てたものです。畑に侵入してきます。

 

カラスノエンドウ(烏野豌豆) マメ科

さやから豆を取り出して、草笛を作ることができます。子供のころ、よく吹きました。

 

クサイチゴ(草苺) バラ科

真っ赤な実がなります。毎年、この実で野いちごジャムを作ります。

 

オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草) ナデシコ科

耳菜草というのは、葉の形がねずみの耳に似ているからだそうです。

 

キブシ(木五倍子) キブシ科

垂れ下がって咲いています。

 

ゲンゲ(マメ科) 別名レンゲソウ(蓮華草)

昔は田んぼにたくさん植えていました。根粒菌が空中の窒素を固定し、肥料になります。

 

ゲンゲのアップ。この花で、首飾りや冠を作って遊んだ人も多いのではないでしょうか。

 

自宅の庭です。

さくらんぼの花が散ったあと、ハクモクレン(白木蓮、モクレン科)が満開になりました。

 

アップ。

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長崎鼻

2013-03-12 | 水辺の風景

薩摩半島最南端の岬、長崎鼻を紹介します。

 

龍宮神社。

豊玉姫(乙姫様)を祀る神社です。長崎鼻には、浦島太郎伝説があります。

 

神社の隣の願いの貝塚に、願いを書いた貝殻があります。

 

神社から長崎鼻を望む。

南国情話の歌が流れていました。長崎鼻のテーマソングのようです。

♪ 岬の風に ないて散る 浜木綿かなし 恋の花・・・

 

長崎鼻と開聞岳の撮影ポイントです。多くの人がひっきりなしに撮影していました。

 

前の写真の先から見た開聞岳。砂浜が広がっています。

 

長崎鼻灯台です。

 

灯台から岬の先端を望む。10万年前の火山活動でできた溶岩が広がっています。

 

溶岩です。流れた跡が筋状に残っています。

 

岬側から見た灯台。

 

溶岩の向こうの開聞岳。

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