鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

小野の六地蔵塔他

2017-03-31 | 史跡

鹿児島市の史跡を3つ紹介します。

 

小野4丁目にある六地蔵塔です。住宅街の道路脇にあります。

 

1560年頃、島津家第15代貴久公が、敵味方の戦死者の霊を弔うため、六面に地蔵を刻んだ塔を、鹿児島宮崎県下に50基建てました。

 

六地蔵塔の中では大きいほうです。

 

上部の地蔵様。

 

小野3丁目の幸加木神社入口の所に、木村探元の墓があります。石碑や墓石が並んでいます。

 

ここにも六地蔵塔があります。

 

上部。

 

木村家の墓が並んでいます。

 

木村探元の墓。

木村探元は、1679年に甲突河畔で生まれ、23歳のとき江戸へ出て狩野探信の弟子となり、狩野派の絵師として活躍しました。磯別邸に、探元が描いた襖絵があるそうです。

 

伊敷7丁目の肥田の田の神の近くに、桜島爆発記念碑があります。

 

「大正三年四月十日建之」と刻まれています。

桜島大爆発は、大正3年1月12日ですから、3か月後のことで、意外に早く建てられています。

 

後ろに観音様が祀られています。

 

聖観世音菩薩像。

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金山水車跡

2017-03-30 | 史跡

南九州市知覧町の金山(かねやま)水車跡を紹介します。

 

右が麓川で、上流を見たものです。左に金山水車跡の碑があります。

 

金山水車跡の碑。

明治23年、知覧と枕崎の境の赤石で金が発見されました。採掘された金鉱石をここに運び、水車の動力で粉砕しました。

 

 

前の写真の右にある鉱業所の碑。

 

後にある石灯籠。

 

堰があり、右岸側に水路があります。この水路の水を水車の動力にしていました。

 

下流を見たものです。橋は南薩縦貫道の橋で、この下に水車と轟精錬所がありました。

 

発掘調査が行われましたが、土嚢で埋め戻されています。

 

発掘時の写真を、案内板から写したものです。前の写真と同じ方向です。

 

砕鉱に使われた水車坑。これも案内板の写真です。

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野の花

2017-03-28 | 植物

近くの野山で見かけた花です。

 

カキドオシ(垣通し) シソ科

名前の由来は、隣接地から垣根を通して侵入してくることからです。

 

ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科

華鬘は、仏殿の欄間などの装飾具のことだそうです。

 

 

オドリコソウ(踊り子草) シソ科

日当りのいい田んぼの脇などに群生しています。花の形を、花笠を被った踊り子に見立てたものです。

 

ヤブジラミ(藪虱) セリ科

実が衣服に付くのを、虱に見立てたものです。

 

オオイヌノフグリ(大犬のふぐり) ゴマノハグサ科

小さな花が群生しています。実が犬のふぐり(陰嚢)に似ていることからです。

 

ホトケノザ(仏の座) シソ科

早春に、真っ先に花を咲かせます。花の下の葉を、仏の蓮華座に見立てたものです。

 

ヤマブキ(山吹) バラ科

大田道灌の逸話で有名です。八重のものもあります。

 

フキ(蕗) キク科

最近、フキノトウをてんぷらにして食べました。

 

ミドリハコベ(緑繁縷) ナデシコ科

春の七草のひとつ(はこべら)です。

 

鹿児島の山桜は、例年より遅かったですが、やっと咲き始めました。

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巨木の湯川辺温泉

2017-03-26 | 施設

ネットで、南九州市川辺町に、巨木を使った温泉があるという記事を見つけたので、行ってみました。

 

川辺温泉の正面入口。巨木や根が使われた門です。この温泉施設は、造園業の先代の方が造られたそうです。

 

前の写真から、右に回り込んだところです。なんとも奇抜な建物です。

 

天井部。

 

巨木がふんだんに使われています。

 

もう一つの入口。このような建物を建てるのは難しいと思われ、そのセンスに驚きます。

 

温泉の正面です。屋根は銅板が使われています。

 

受付の内部。奇妙な空間に入り込んだ気分です。

それにしても、これだけの巨木を集めるには、お金も相当かかったはずです。

 

巨木の囲炉裏があります。

 

男子更衣室にある巨木の柱。浴室には巨木はなく、普通の浴室です。

 

隣に倉庫がありますが、ここにも巨木が使われています。

 

浴槽に使われたか、使おうとしたものと思われます。

創業者は相当の巨木マニアだったでしょう。

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玉里邸庭園

2017-03-24 | 史跡

鹿児島市玉里町にある旧島津氏玉里邸庭園は、一度紹介しましたが再訪しました。鹿児島女子高校の隣にあります。

島津家第27代当主斉興が、1835年に築庭した大名庭園で、国の名勝に指定されています。

 

黒門。

 

鶴の池です。

 

前の写真の右に見える朝鮮灯籠。

 

巨石(磯石)。磯の海中にあったものを53個に分割して運んだものです。

 

池にある中島との間に桁橋がかけられています。

 

桁橋の脇にある石灯籠。

 

鹿児島市保存樹のタイサンボク。樹齢180年です。

 

茶室。明治12年に再建されました。

 

茶室の前に、広い一枚岩の桁橋があります。

 

キリシタン灯籠。

 

水道高桝。玉里邸の東540mにある湧水から石管で水を引いていました。

高桝は水圧を調整したり、水を分配する役割があるそうです。

 

隣接する鹿児島女子高校の校庭にある亀の池です。御屋敷は今の校庭の所にありました。

 

亀の形の石があります。

玉里邸庭園

 開園時間:9時~17時

 休園日:火曜日(休日の場合は翌日)、12月29日~1月1日

 入園料:無料

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大浪池のマンサク

2017-03-22 | 植物

霧島の大浪池へ、マンサクを観に行きました。

 

アカマツ林の登山道を登っていきます。

 

1時間弱で火口壁の上に着きました。大浪池と韓国岳です。

ここが大浪池1周の分岐点で、反時計回りに火口壁の上を歩きます。

 

10分くらい歩くと、最初のマンサクに出会いました。リボンのような花びらです。

霧島で、最初に咲く花です。

 

石畳のような岩を通っていきます。

 

新燃岳と、向こうが高千穂峰です。

 

火口壁にも、マンサクが咲いていました。岩の上で食事をしているカップルがいました。

 

マンサクは、春、最初に咲くことから「まず咲く(まんず咲く)」がなまったものといわれています。

 

大浪池とマンサク。

 

大浪池を左に見て進んでいきます。

 

新燃岳からは、蒸気が上がっていました。最近、活動は収まっています。

 

しばらく下ると、韓国岳への分岐があります。外国人の方が3人休憩していました。

 

再び火口壁の上まで登ってきました。向こうの一番低いところが、2枚目の写真の分岐点です。

 

分岐点の近くまで来ると、マンサクの群落がありました。他はつぼみでしたが、これは満開に咲いていました。

 

黄金のようなマンサク。

 

韓国岳とマンサク。この後、登山道を下りました。4時間15分の登山でした。

(撮影日:3月19日)

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鹿児島神社のクスノキ

2017-03-20 | 巨樹・古木

鹿児島市草牟田にある鹿児島神社を紹介します。

 

鹿児島神社です。

 

参道の階段の脇に、多くの水神、地神の碑があります。

 

隣にある像ですが、何でしょう。

 

鹿児島神社社殿。別名、宇治瀬神社といいます。

 

社殿に、天狗と鬼の面があります。

 

境内にある田の神です。

 

前の写真の右下にある小さな田の神。

 

他ではあまり見ませんが、家でしょうか。

 

鹿児島市保存樹に指定されているクスノキです。

 幹周り:7.3m

 樹高:24.5m

 樹齢:約600年

 

下部。

 

根元にある石灯籠です。

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古民家レストラン和

2017-03-18 | 食べ物

知覧の武家屋敷の近くにある、古民家レストラン和(なごみ)で食事をしました。

 

入口。市営駐車場の隣です。

 

木々が茂る庭を通っていきます。

 

まっすぐ進んで右に入口があります。

 

古いポスターがありました。

 

内部。普通の民家を改装したものです。正面は床の間。

 

雛人形などが飾られていました。

 

囲炉裏と鉄瓶。これほど立派ではありませんが、我が家にもあります。

 

ひなご膳セット(コーヒー付き1000円)を頼みました。ちらし寿司です。

 

デザートとコーヒー。懐かしいちゃぶ台です。

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知覧の武家屋敷(2)

2017-03-16 | 史跡

知覧の武家屋敷の続きです。

 

正面に石敢当があります。屋敷に魔物が入ってくるのを防ぐものです。

 

知覧型二ツ家。居住用のオモテと台所のあるナカエが合体した造りです。

 

オモテです。

 

ナカエ。

 

佐多美舟邸の武家門です。

 

佐多美舟邸の庭園。

 

佐多民子邸の庭園です。

 

桃の花が咲いていました。

 

佐多直忠邸の庭園です。梅の古木があります。

 

旧高城家住宅の入口に、田の神があります。

 

旧高城家住宅。これも知覧型二ツ家です。

 

オモテで、食事会が開かれたようでした。

 

森重堅邸の庭園。

池がありますが、知覧の武家屋敷で池があるのはここだけです。大きな鯉が泳いでいました。

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知覧の武家屋敷(1)

2017-03-15 | 史跡

南九州市知覧町塗木の菜の花畑を見てから、知覧の武家屋敷に行きました。

 

麓川右岸の公園に、水車があります。

 

麓橋を渡って、武家屋敷へ向かいます。

 

麓川上流を望む。

 

 

橋を渡ったところに、イチョウの古木があります。

 根回り:7m

 樹齢:350年以上

 

入園料500円を払い、ここからスタートしました。

 

石垣とイヌマキの武家屋敷の通り。

 

西郷恵一郎邸の武家門です。

 

西郷恵一郎邸の庭園。

 

雛祭りは終わっていますが、雛人形が飾られていました。ガラス越しに写したものです。

 

きれいに刈り込まれたイヌマキの通りを歩きます。

 

平山克己邸の庭園です。背後の母ケ岳を借景にしています。

 

母ケ岳を正面に見て歩いていきます。

 

平山亮一郎邸の庭園です。ここも母ケ岳を借景にしています。

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