鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

石垣散策(2)

2019-07-31 | 風景

南九州市頴娃町の石垣集落の散策を続けます。

 

青木医院の前を通って坂道へ行きます。

 

前の写真の奥に見える古い家です。

 

近景。空き家になっています。

 

家の横に、お蔵ん坂という坂道があります。この坂の上に蔵が並んでいたため、こう呼ばれます。

 

お蔵ん坂を上がっていきます。

 

左に曲がると、立派な石垣があります。この通りはお蔵跡です。

 

左に蔵が残っています。

 

蔵の近景。

 

商店街を歩きます。古い建物が残っています。

 

石垣集落の石垣です。

 

国道の橋の上流側に、JR指宿枕崎線の鉄橋があります。

 

山田洋二監督は、この鉄橋から見る石垣集落を絶賛し、石垣で映画「男はつらいよ」のロケを行いました。この橋を「幸せの赤い陸橋」と呼んだそうです。

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石垣散策(1)

2019-07-30 | 風景

南九州市頴娃町の石垣集落を散策しました。

 

石垣川に架かる灘見橋を下流から見たものです。

 

灘見橋から下流を望む。

 

上流を望む。

 

灘見橋の右岸側に旧灘見橋の親柱があります。

 

4本の親柱。旧灘見橋は昭和7年に架橋されました。

 

親柱の近景。

 

灘見橋の右岸に光栄寺があります。

 

お堂です。

 

寺から水門を見たものです。

 

左岸から見た光栄寺と玉石の護岸。右が前の写真の水門です。

 

左岸側に蔵があります。

 

蔵の反対側から大行寺へ行きます。

 

大行寺。小さな集落ですが、立派な寺が二つあります。

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釜蓋神社

2019-07-28 | 史跡

南九州市頴娃町の釜蓋神社へ行きました。

 

釜蓋神社入口。

 

前の写真の右は、入江になっています。

 

岬に釜蓋神社があります。

 

前の写真を撮った所の左にある石柱。昭和以前、本殿周辺の石材を切り出して建立された鳥居の残存です。

 

釜蓋神社。正式名称は、射楯兵主(いたてつわものぬし)神社です。

 

社殿。

 

釜の蓋が並んでいます。

 

頭に蓋を乗せ、鳥居から社殿まで落とさずに歩けたら願いが叶うそうです。

いつ行っても、多くの参拝者がいます。

 

寿石。なでると、良縁、子宝、安産に恵まれるそうです。

 

社殿の後ろの希望の岬です。

 

左に目を移すと、開聞岳が見えます。

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番所鼻自然公園

2019-07-26 | 水辺の風景

南九州市頴娃町の番所鼻自然公園へ行きました。

 

アコウの巨木のある広場です。

 

岩礁に囲まれた「海の池」と開聞岳。

 

竜のおとし子 吉鐘です。鳴らす鐘の数によって、幸運(一つ)、健康(二つ)、縁結び夫婦円満(三つ)、子宝(四つ)、安産(五つ)を祈願します。

 

鐘のところから見た海の池。竜宮城への入口があったという伝説があります。

 

ハマユウ。

 

さらに進んだところから開聞岳を望む。

 

左に目を移すと、頴娃のシンボル大野岳が見えます。

 

「伊能忠敬先生絶賛の地」の碑。伊能忠敬が測量に訪れた時、ここの景色を絶賛したそうです。

 

海の池の周りは遊歩道になっています。

 

遊歩道の先端から見た開聞岳。

 

遊歩道から陸側を望む。左の建物はタツノオトシゴハウスです。

 

岩場にカキがびっしり付いていました。

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楠元駅跡

2019-07-24 | 史跡

前回紹介した薩摩川内市の東郷橋の左岸側に、楠元駅跡があるので紹介します。

 

東郷橋の左岸にある楠元駅舎。開業は大正13年10月20日です。

 

国鉄宮之城線(川内駅~薩摩大口駅)の駅でした。この駅舎は市道建設の際に移転したもので、鉄道記念館になっています。

 

古い電灯。

 

庭の駅標。

 

分岐器。

 

車輪。

 

これは何かわかりません。

 

駅舎に入ります。待合室です。

 

事務室。

 

「駅是 笑顔で対応 仲よく協力」とあります。

昭和62年1月10日、宮之城線の全線廃止に伴い廃駅となりました。

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東郷橋

2019-07-22 | 史跡

薩摩川内市東郷町の東郷橋を紹介します。川内川に架かる橋で、土木遺産になっています。

 

下流右岸から見た東郷橋。

 橋長:149.1m

 幅員:5.1m

 架設年代:昭和10年

 

3径間の単純トラス橋です。

 

上流右岸より見る。陸軍演習のための資材搬入路として架橋されたと言い伝えられています。

 

右岸より見る。現役で、交通量が多いです。

 

上流右岸のたもとに、フラップゲートがあります。河川の逆流防止のためのゲートで、目盛りはゲートの開口角度です。

 

赤いトラス。

 

橋から上流を望む。

 

下流を望む。

 

左岸に渡りました。下流から見たものです。

 

上流左岸より見る。

次回は、橋の左岸にある楠元駅跡を紹介します。

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正円池のホテイアオイ

2019-07-20 | 植物

日置市吹上町の正円池へ行きました。

 

さつま湖です。この付近には、吹上砂丘によって堰き止められた池がいくつかあります。

 

さつま湖の北にある正円池です。池の西側(海側)で、以前ここにホテイアオイの群落がありましたが、なくなっていました。

 

以前撮影した同じ場所です(向きは前の写真と逆方向)。

釣り人に聞くと、風で流されたとのことです。ナマズを釣っているそうです。

 

池の東側(陸側)を望む。

 

木橋の周囲にホテイアオイ(ミズアオイ科)がありました。

 

盛りは過ぎていますが、花が咲いていました。

 

6月~7月上旬と9月に花を咲かせます。

 

ヒヤシンスに似た花で、別名ウォーターヒヤシンスです。

 

西側を望む。

 

一段高いところに茶畑があります。向こうの山は金峰山。

 

隣はタバコ畑です。収穫の最中でした。

 

タバコの葉。

 

畑の隣に中津神社(産土神社)があります。

 

正円池の北に小さな池があり、ここにもホテイアオイがあります。

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仲覚兵衛屋敷跡

2019-07-18 | 史跡

前回の、知覧門浦荷揚場の近くにある仲覚兵衛屋敷跡を紹介します。

 

仲覚兵衛屋敷跡です。知覧門浦荷揚場は、先のカーブを曲がった右にあります。

 

覚兵衛(1715~1800)の家は、代々海運業を営んでいました。

 

案内板。

 

仲覚兵衛君誕生地の碑。

覚兵衛は、摂津の国渡辺村で周囲より草が茂っているところを見つけ、近づくと獣骨が埋まっていました。獣骨が肥料になるのではないかと考え、その骨を持ち帰って菜種に試したところ効果は著しく、世界で初めて獣骨が肥料になることが確認されました。

 

入口の階段。覚兵衛は山建会所という骨粉配給所を設立し、菜種、さつまいも、水稲の増産を図りました。この功績で仲という姓を与えられ、帯刀を許されました。

 

奥の階段。覚兵衛は、一向宗の信者でもありました。

 

屋敷跡はこの石垣の上と思われますが、荒れています。

 

階段の上から見る。

 

前の写真の奥にある甕です。

 

道路反対側に、吉田家土蔵があります。

 

裏から見た土蔵。住宅には人が住んでいます。

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知覧門浦荷揚場

2019-07-16 | 史跡

南九州市知覧町の門浦荷揚場(かどのうらにあげば)を紹介します。

 

加治佐川河口を見たものです。入江(門之浦)になっており、江戸時代から明治時代に栄えた天然の良港です。

荷揚場は右側です。

 

下流から見た荷揚場。この時は潮が引いていました。

 

この石積みの荷揚場が建設されたのは、昭和9年のことです。

 

施設は二段の荷揚場と昇降階段、係船柱からなっています。

 

建設期間はわずか2か月と10日で、地域の人千人以上が動員されました。

 

階段の上流側です。

 

入江にあるため、外海の波浪の影響を受けず、保存状態はいいです。

 

記念碑が建っています。

 

反対側。総工費壱千八百十円と刻まれています。

 

上流にある橋。

次回は、近くの仲覚兵衛屋敷跡を紹介します。

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相之浦

2019-07-14 | 水辺の風景

南九州市知覧町と頴娃町の海岸をめぐりました。

 

知覧町にある相之浦の案内板です。

 

案内板のところから入江(相之浦)の下流側を見たものです。岸壁があり、天然の良港になっています。

 

海岸に出ました。入江の出口です。

 

前の写真の左には、開聞岳が見えます。

 

この入江は、江戸時代から明治時代に海上交易で栄えた港でした。

 

岩をくり貫いて、船のもやい綱を結びつける「めくい」です。

 

入江の上流へ行きます。

 

先ほどの岸壁を下流側から見たものです。

平安時代に僧俊寛が鬼界ケ島(硫黄島)に流された逢之湊は、この湊ではないかという説があるそうです。

 

海岸近くにある相之浦神社です。

 

入江の上流の川に、石橋の園山橋があります。

 

下流から見た園山橋。草が茂ってアーチがよく見えません。

 

以前撮影した園山橋です。

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