鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

鬢石

2017-02-28 | 史跡

鹿児島市下福元町の鬢石(びんいし)を紹介します。

鹿児島市から県道鹿児島加世田線を加世田へ行くと、右に、鹿児島ゴルフリゾートへ行く道があり、これを進みます。

 

クラブハウスの前を通ってしばらく行くと、右に鳥居があります。

 

鳥居の前に、案内板があります。

 

鳥居をくぐって進むと、正面に石塔があります。

 

前の写真から左を向いたところにある鬢石。高さ2m、周囲8mです。

 

石の上にくぼみがあります。

1527年、島津貴久が出水の島津実久の反乱にあい、田布施城へ逃れる途中、くぼみにたまった水で鬢のほつれを直した、と伝えられています。

 

石の上から見た周囲1.3m、深さ25cmのくぼみ。確かに水が溜まっています。

 

案内板に、「このくぼみの水は枯れたことがないと言われています」と書かれていますが、本当でしょうか。

地域の人が、時々水を注いでいるのではないでしょうか。

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砂糖スメ

2017-02-26 | 食べ物

妻が、種子島で砂糖スメ(黒糖作り)を体験してきました。残念ながら私は行けなかったので、写真は妻が撮ったものです。

 

サトウキビを圧搾機にかけてしぼります。昔は、水車の動力で圧搾していたそうです。

 

しぼり汁が出てきました。

 

アクをとりながら、煮詰めていきます。

 

大鍋で攪拌します。

 

木枠に流し込み、仕切り板を入れて冷まし、木枠を外せば出来上がりです。

細かい技術が必要なようですが、私は体験していないのでわかりません。

 

ブロックの黒糖をたくさん買い、あちこちにおすそ分けしました。

料理やお菓子に使うと、深い味が出ます。

 

黒糖の水飴もあります。 

 

私は、近くの野にノビル(野蒜)を採りに行きました。

 

球根から抜き、洗ったところです。

 

根のひげをカットし、さっと湯がきます。

 

酢味噌和えにしていただきました。少しほろ苦く、野生の風味が感じられます。

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梅ケ渕観音

2017-02-24 | 史跡

鹿児島市伊敷町の梅ケ渕観音を紹介します。

 

駐車場から狭い路地を通り、坂道を登っていきます。正面の崖の上に梅ケ渕観音があります。

 

前の写真を撮った所の左に、滝があります。

 

階段を登って進みます。

 

お百度石です。石の上の板を左右に動かすようになっています。

 

商売繁盛と合格祈願で有名な観音様で、多くの人がお参りしていました。

 

正面の崖に彫られた観音様に手を合わせてお参りします。絵馬は合格祈願が多いです。

 

岩から浮き出ており、非常に精巧な観音様です。いつ、だれが彫ったのか、詳細は分からないそうです。

 

やや斜めより見る。

 

柔和な表情で、手を組んでいます。

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蟹が地獄

2017-02-22 | 水辺の風景

前回紹介した南九州市知覧町の豊玉姫神社から、麓川を下流へ行くと、蟹が地獄という滝があります。

 

知覧と川辺の間の県道脇に、蟹が地獄の看板があります(向こうが知覧)。

 

滝の下流です。溶結凝灰岩を鋭く浸食した河床になっています。

 

蟹が地獄です。川を斜めに横断し、複数の滝が落ちています。

 

別の角度より見る。さらに左にも滝がありますが、全容を写すのが難しいです。

滝つぼに蟹が落ちて死ぬため、蟹が地獄というそうです。

 

左岸側の滝の上部。豊水期は豪快に落ちますが、水量は少なかったです。

 

中央部。

 

右岸側の滝。

 

右岸より見る。

 

左岸側の滝を上から見たものです。

 

滝の上部。岩盤が広がり、鋭く浸食しています。

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豊玉姫神社

2017-02-20 | 史跡

南九州市知覧町の豊玉姫神社と陵を訪ねました。

 

豊玉姫神社です。

 

境内から見た神社。

 

豊玉姫神社社殿。

神話の世界で、豊玉姫は山幸彦と結婚しウガヤフキアエズの尊を生みます。

ウガヤフキアエズの尊と、豊玉姫の妹玉依姫との間に生まれたのが、初代天皇の神武天皇です。

つまり、豊玉姫は神武天皇のおばあさんです。

 

本殿。

 

境内にある水からくりやかた。水車の力で動かす人形劇が行われます。

 

ガラス越しに写した内部。去年の演題は天の岩戸でした。

 

横の水路に水車を設置して、動力にします。

 

豊玉姫神社から麓川を上流へ行き、知覧武家屋敷のさらに上流へ行くと、左岸側の田んぼの中に豊玉姫陵があります。

 

豊玉姫陵です。

 

正面より見る。

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河津桜

2017-02-18 | 植物

鹿児島市中山町の鹿児島ふれあいスポーツランドに、河津桜を観に行きました。

 

緑の芝生のサッカー場。

 

芝生広場。

 

多くの桜がある一角に、河津桜が数本あります。

 

ちょうど満開でした。河津桜は、鹿児島でもあちこちで見かけるようになりました。

 

ソメイヨシノより濃いピンクです。一足先に、花見ができました。

 

写真を撮っていた方が、昨日はウグイスが来た、と言っていましたが、この時は見かけませんでした。

 

隣には梅園があり、紅白の梅が咲いていました。

 

白梅のアップ。

 

紅梅です。

 

プラタナス(鈴懸)の実です。

 

サルノコシカケがありました。

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亀甲城

2017-02-16 | 史跡

知覧の矢櫃橋を見た後、橋の左岸側にある亀甲城(きっこうじょう)に登りました。

 

亀甲城の登り口です。中世の亀甲城は知覧城の出城で、鹿児島方面からの外敵に備えた前衛的城塁でした。

 

スダジイ、クスなどの古木が茂る道を登っていきます。

 

途中に井戸があります。

 

らせん状の道になっており、巻貝の蜷(にな)に似ているため、別名蜷尻(みなじり)城と言いました。

 

中腹からの眺め。知覧の武家屋敷は左下で、ここからは見えません。

 

途中にある休憩所。昔の城の建物跡と思われます。

 

正面の崖の上が山頂です。

 

山頂の広場。正面は、南北朝の忠臣知覧又四郎忠世の碑です。ここからの展望はよくないです。

 

別のルートを下りると、中腹から、前回紹介した矢櫃橋が見えます。

 

麓に、知覧型二ツ家があります。武家屋敷には江戸時代の二ツ家がありますが、これは新しいものと思われます。

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矢櫃橋

2017-02-14 | 石橋

南九州市知覧町の矢櫃(やびつ)橋を訪れました。

 

知覧の武家屋敷近くにある橋から、麓川を見たものです。上流に見える小さなアーチが矢櫃橋です。

 

下流左岸から見た矢櫃橋。

 

下流正面より見る。2連アーチですが、右岸のアーチは陸上にあります。

 橋長:14.3m

 幅員:2.8m

 架設年代:嘉永5年頃

 

右岸より見る。欄干はありませんが、渡ることができます。

 

上流より見る。

 

左岸の水路には、桁橋があります。

 

矢櫃橋下流の、左岸の水路にも桁橋があります。

 

矢櫃橋から上流を望む。早瀬になっています。

 

甌穴もあります。

 

上流左岸にある水車小屋跡です。

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上り浜・汐見の段々畑

2017-02-12 | 風景

長島のだんだん市場で買い物をしてから、近くにある上り浜・汐見の段々畑に行きました。

だんだん市場から、島の西海岸へ進みます。

 

途中から見た黒之瀬戸大橋。手前が長島です。

 

展望台があります。上り浜パークです。

 

展望台からの眺め。向こうに見えるのが汐見の段々畑です。

 

上り浜・汐見の段々畑として、新かごしま百景に選ばれています。

 

前の写真に見える潟の港を、近くから見たものです。

 

段々畑の近景。

 

段々畑まで行きました。

 

多くの石垣を積むのは苦労があったでしょう。

 

ビニールをかぶせた畝。土は赤いです。

 

ここで栽培されるのが、長島特産の赤土ばれいしょです。

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だんだん市場

2017-02-10 | 食べ物

長島の、だんだん市場に行きました。

 

黒之瀬戸大橋を渡ると、すぐ右に、だんだん市場があります。

 

内部。長島の魚貝類、野菜、果物、加工品がたくさんあります。

 

真鯛と黒鯛。長島は漁業が盛んです。

 

アオリイカ。

 

一枚貝のカタケです。

 

長島特産の赤土ばれいしょ。これも買って帰り、ポテトサラダを作りました。

 

道路向かいにある山和で昼食です。

 

刺身定食(1200円)。刺身3種に貝などがついています。

 

あらだき定食(1080円)。身がたっぷり付いた、鯛などのあらです。

 

黒鯛は、薄揚げと一緒に煮つけにしていただきました。

 

ウニは、ワサビ醤油で食べました。口の中でとろけます。

 

カタケは刺身にしました。初めて食べましたが、コリコリしておいしかったです。

 

ナマコは、モズクと酢醤油でいただきました。これもコリコリした食感です。

長島の海の幸を味わった日でした。

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