鬢石
鹿児島市下福元町の鬢石(びんいし)を紹介します。
鹿児島市から県道鹿児島加世田線を加世田へ行くと、右に、鹿児島ゴルフリゾートへ行く道があり、これを進みます。
クラブハウスの前を通ってしばらく行くと、右に鳥居があります。
鳥居の前に、案内板があります。
鳥居をくぐって進むと、正面に石塔があります。
前の写真から左を向いたところにある鬢石。高さ2m、周囲8mです。
石の上にくぼみがあります。
1527年、島津貴久が出水の島津実久の反乱にあい、田布施城へ逃れる途中、くぼみにたまった水で鬢のほつれを直した、と伝えられています。
石の上から見た周囲1.3m、深さ25cmのくぼみ。確かに水が溜まっています。
案内板に、「このくぼみの水は枯れたことがないと言われています」と書かれていますが、本当でしょうか。
地域の人が、時々水を注いでいるのではないでしょうか。