孫が泊りに来た時、囲炉裏に興味を持ったので、いろいろ名前を教えました。
「これは囲炉裏(いろり)。昔はこれを暖房にしていたんだよ」
実家から持ってきました。元は外枠だけでしたが、人を呼んで宴会をするとき、ここで食事ができるように私が枠を広げました。
丸いのは五徳(ごとく)。
鉄瓶(びん)。これでお湯を沸かすと、鉄分が取れていいんだよ。
火箸(ひばし)。
火吹き竹。風を送って火を大きくするんだよ。
熊本県産樫木炭です。
炭を熾(おこ)しました。家の中で炭が燃えていると、温かく感じます。
これは飾り物にしていますが自在鉤(じざいかぎ)です。囲炉裏の上に吊るして、やかんや鍋を引っかけておきます。自在というのは、長さを自由に調整できるから。
そういえば、十能(じゅうのう)というのもありました。炭や熾(おき)を乗せて運ぶ道具です。