鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

藤元橋他

2009-11-10 | 石橋
日置市吹上町の石橋を訪ねました。


県道谷山伊作線の、駒田バス停近くにある藤元橋です。
川は、右が伊作川本流、石橋があるのが支流です。


下流から見た近景。
 橋長:8.5m
 幅員:5.5m
 架設年代:昭和12年


左岸から見た上部。右は県道。
集落の生活道路として使用されています。


伊作川を県道に沿って下流に行くと、ふもとバス停の上流に渡瀬橋があります。
上流の現道橋から見たものです。
現在使用されていません。


現道橋の下から見る。


近景。
 橋長:14.9m
 幅員:5.6m
 架設年代:大正2年5月


浜田橋は以前紹介しましたが、近くまで来たので再訪しました。
永吉川河口付近にあり、下流左岸から見たものです。


下流右岸から見る。
浜田橋は、明治17年以前に架けられた2連アーチ橋でしたが、大正2年、水害で流失し、3連橋に架け替えられました。
橋長44.8mあり、鹿児島で使用されている石橋で最も長いものです。


中央アーチ部。


下流にある南薩鉄道の橋脚とのツーショット。
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大汝牟遅神社の大クスと石橋

2009-11-09 | 巨樹・古木
日置市吹上町の大汝牟遅(おおなむち)神社です。


社殿。
手前に石橋があります。


屋根の下に豪華な彫刻があります。


象の彫刻。


イシノコンボサア(石の子望神様)。
この大石は、子持ち石または子産み石といわれ、子授け、安産の神様として信仰されています。


境内の石橋。
敷石が変わった形をしています。


社殿の右に、南薩一といわれる大クスがあります。


大クスの全容。
 幹周り:14m
 樹高:30m
 樹齢:1000年以上


根元。
空洞化しています。


石橋と大クスのツーショット。

この神社では、11月23日に流鏑馬が行われます。
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千本楠

2009-11-08 | 巨樹・古木
日置市吹上町の南方神社から、大汝牟遅(おおなむち)神社に向かいました。


大汝牟遅神社参道。
この右に、千本楠があるので観てみましょう。


大クスの間に祠が見えます。


大クスが密集しています。
20数本あります。
樹齢800年以上です。


ここの大クスの特徴は、竜のように横たわっている木が多いことです。


野口雨情の歌
 伊作八幡千本楠は 横へ横へと 寝てのびる
鹿児島に大クスは多いですが、ここの大クスは、数が多いこと、横たわっていることなど、銘木といえるでしょう。


大汝牟遅神社前の通りです。
ここにも、石垣とイヌマキの通りがあります。


石柱の門とイヌマキの、武家屋敷風の家がありました。

明日は、大汝牟遅神社と、そこにある大クス、石橋を紹介します。
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伊作麓(2)南方神社

2009-11-06 | 史跡
日置市吹上町の亀丸城跡から、南方神社に行きました。
いったん県道に下ります。


県道谷山伊作線にある「ふもと」のバス停。


県道沿いに、立派な武家門の家がありました。


県道から、南方神社に行く道です。


鳥居の両側に、仁王像があります。


右の仁王像。
破壊されていません。


海蔵院跡(島津日新公学問所跡)。
海蔵院は、伊作島津家の寺でしたが、廃仏毀釈で破壊されました。
日新公(島津忠良)が、7歳から15歳まで学問をしたところです。


参道を行きます。


南方神社(諏訪神社)。
閑静な森の中にあります。
8月に伊作太鼓踊りが奉納されます。
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伊作麓(1)亀丸城跡

2009-11-04 | 史跡
日置市吹上町の伊作(いざく)麓を訪ねました。


町の中心付近にある御仮屋跡。
中央公園になっています。


近くにある武家門の家。


武家門と白壁の蔵。
絵になる風景です。


亀丸城跡に行ってみました。
シラス台地の上にあり、城跡までの道は整備されています。


頂上にある本丸跡。
亀丸城は、約700年前、伊作島津家初代久長が築城しました。
その後、10代忠良(日新公)に至る250年間、伊作島津家の居城でした。
県指定文化財です。


島津義久、義弘、歳久、家久、忠良の誕生石が並んでいます。


本丸井戸跡の碑。
シラス台地の上ですから、深い井戸だったでしょうね。
向こうの山は、金峰山。


城跡に茂るスダジイの古木。
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アスファルトの花

2009-11-03 | 植物
♪アスファルトに咲く花のように・・・
という歌がありますが、植物はアスファルトやコンクリートにも根付いて花を咲かせ、実を付けます。
散歩で見かけた、そんな植物を集めてみました。


ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)タデ科
よく、ブロック積擁壁に咲いています。


側溝の金網から、ツワブキ(キク科)が茎を出し、花を咲かせていました。


イヌホオズキ(犬酸漿)ナス科
実もなっています。


キツネノマゴ(狐のまご)キツネノマゴ科
先端に小さな花を付けます。
「狐の孫」ではないようです。


セイタカアワダチソウ(背高泡立草、キク科)は、生命力旺盛です。


コミカンソウ(小蜜柑草)トウダイグサ科
葉の下の小さな実が、みかんのように見えることからこの名が付いています。


ブロック積擁壁に、ヤマブドウ(エビヅル(蝦蔓)ブドウ科)の実もなっていました。


ブロック積擁壁に絡まるツタの紅葉。
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祝儀園の田の神他

2009-11-02 | 田の神
田の神を3体紹介します。


霧島市溝辺町の国道504号沿いに、祝儀園という地区があります。
そこの国道脇にある祝儀園の田の神です。
田んぼを向いています。


羽織、袴を着て、頭にシキを被り、右手にメシゲを持っています。
羽織は赤い色をしています。
宝暦12年(1762年)3月に建立されました。


霧島市横川町の安良小学校前の県道脇にある紫尾田の田の神です。
崖に掘られた穴に安置されています。


衣冠束帯型座像の田の神です。
顔はきりりとしており、珍しく手を組んでいます。
像立は、正保元年(1644年)11月です。
霧島市指定有形民俗文化財です。


前の田の神から、県道牧園薩摩線を西へ行くと古城という地区があります。
そこの県道脇にある古城の田の神です。


将棋の駒のような石に彫られています。
顔立ちははっきりしません。
霧島市指定有形民俗文化財です。
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