『パリの恋人』~Funny Face(1957)
監督:スタンリー・ドーネン 脚本:レオナード・ガーシュ 音楽:アドフル・ドイッチ
出演:オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア、ケイ・トンプソン、ミシェル・オークレール、ロバート・フレミング ほか
▼Loving that Funny Face - An Audrey Hepburn Tribute
こちらも豪華な顔合わせ。
冒頭に「ヴィスタサイズ」と大きく表示される。
「横縦比が1.66:1程度の横長の画面サイズ。パラマウント・ピクチャーズ社が開発した。」とのこと。
シネスコと見え方が実際のところどう違うのかはイマイチ分からない
しかも全編を通して画面がなぜか異常に暗いのが気になる。
オードリー扮する書店店員ジョーが働いているお店のシーンも、モデルの仕事を始めて、
写真撮影をするシーンも、屋内&屋外問わず、なんでこんなに照明が暗いんだろうか???
せっかくパリでの有名観光地を巡るロケシーンも見事に曇り空
ばかり。
それに時代のせいか、アメリカから見た「華のパリ」的描写がとってもアンナチュラルw
よく洋画に出てくる日本人がすごい変テコなのに似てる。今作に出てくるフランス人はなんだか奇人変人ばかり。
オードリーも、彼女が傾倒している変な思想家も黒いモジモジくんみたいな服を着てるし
リアリズムを追求する今の映画の撮り方とはだいぶ違ってたのだろう。
そして登場人物がよく喋る、喋る!ファッション業界のカリスマデザイナーにはじまり、
オードリーもアステアも早口で終始まくしたててるから、心の休まるシーンが少ない。
肝心の歌とダンスシーン。オードリーは幼少の頃バレエを習っていたことがステップに現れている感じ。
歌って踊るヘップバーンを観るのも一興。
カメラマンのアステアが見事なステッキさばきと、コートの赤い裏地を闘牛に使うマントに見立てて踊るシーンも見所。
なぜカメラマンがあんなにダンスが上手いかって細かいことは置いておいてw
特典には今作がつくられた1950年代のパラマウント映画の数々を紹介する記録フィルム付き。
和訳字幕がついてないのが残念だけど、アカデミー賞をとったグレース・ケリーの姿などが見れる。
それにしても、オードリーの可憐な美しさは時代を問わずわたしたちを魅了しつづける。
彼女を初めて見たのは、映画雑誌『スクリーン』かなにかの付録でついてたモノクロのポートレイト。
当時わたしは小学生くらいで、その美しい女性がヘップバーンだとも、有名な女優だとも知らずに、
ずっとその写真を大事に持っていた。
今作でもファニーフェイスとしてセンセーショナルなモデルデビューを飾る話だけど、
マリリンのようなグラマラスな女優が主流だった当時のハリウッド界にまったく別次元の美しさの基準をつくった女性だ。
監督:スタンリー・ドーネン 脚本:レオナード・ガーシュ 音楽:アドフル・ドイッチ
出演:オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア、ケイ・トンプソン、ミシェル・オークレール、ロバート・フレミング ほか
▼Loving that Funny Face - An Audrey Hepburn Tribute
こちらも豪華な顔合わせ。
冒頭に「ヴィスタサイズ」と大きく表示される。
「横縦比が1.66:1程度の横長の画面サイズ。パラマウント・ピクチャーズ社が開発した。」とのこと。
シネスコと見え方が実際のところどう違うのかはイマイチ分からない

しかも全編を通して画面がなぜか異常に暗いのが気になる。
オードリー扮する書店店員ジョーが働いているお店のシーンも、モデルの仕事を始めて、
写真撮影をするシーンも、屋内&屋外問わず、なんでこんなに照明が暗いんだろうか???
せっかくパリでの有名観光地を巡るロケシーンも見事に曇り空

それに時代のせいか、アメリカから見た「華のパリ」的描写がとってもアンナチュラルw
よく洋画に出てくる日本人がすごい変テコなのに似てる。今作に出てくるフランス人はなんだか奇人変人ばかり。
オードリーも、彼女が傾倒している変な思想家も黒いモジモジくんみたいな服を着てるし

リアリズムを追求する今の映画の撮り方とはだいぶ違ってたのだろう。
そして登場人物がよく喋る、喋る!ファッション業界のカリスマデザイナーにはじまり、
オードリーもアステアも早口で終始まくしたててるから、心の休まるシーンが少ない。
肝心の歌とダンスシーン。オードリーは幼少の頃バレエを習っていたことがステップに現れている感じ。
歌って踊るヘップバーンを観るのも一興。
カメラマンのアステアが見事なステッキさばきと、コートの赤い裏地を闘牛に使うマントに見立てて踊るシーンも見所。
なぜカメラマンがあんなにダンスが上手いかって細かいことは置いておいてw
特典には今作がつくられた1950年代のパラマウント映画の数々を紹介する記録フィルム付き。
和訳字幕がついてないのが残念だけど、アカデミー賞をとったグレース・ケリーの姿などが見れる。
それにしても、オードリーの可憐な美しさは時代を問わずわたしたちを魅了しつづける。
彼女を初めて見たのは、映画雑誌『スクリーン』かなにかの付録でついてたモノクロのポートレイト。
当時わたしは小学生くらいで、その美しい女性がヘップバーンだとも、有名な女優だとも知らずに、
ずっとその写真を大事に持っていた。
今作でもファニーフェイスとしてセンセーショナルなモデルデビューを飾る話だけど、
マリリンのようなグラマラスな女優が主流だった当時のハリウッド界にまったく別次元の美しさの基準をつくった女性だ。