メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ネバーエンディング・ストーリー』

2008-03-27 20:35:45 | 映画
『ネバーエンディング・ストーリー』~The Neverending Story(1984)西ドイツ・イギリス
原作:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
主題歌:リマール
出演:バレット・オリヴァー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハ ほか

間違いなくファンタジー小説の傑作であるミヒャエル・エンデ原作の映画化。
劇場で観たのか、ビデオで観たのか思い出せないけど、たしか映画を観てから原作を読んで、
当時はもう子どもという歳じゃなかった気がするけど、主人公バスチアンと同じように、
アウリンのついた重いハードカバーの本を抱えて、文字通り寝食忘れて読んだことを思い出す。
ちなみにわたしはハードカバー派。児童書は特に、挿絵も出版当時のがそのまま使われていることが多いし、なんといっても「読んでる」満足感と、より没頭できる気がするんだよね。
古い本の匂いも好き。でも、最近はこうゆう長編ものを読まなくなったな・・・

ドイツ映画だったことが意外。それに今みても遜色ないクリアでナチュラルな映像。
想像の世界「ファンタージェン」に棲むたくさんのクリーチャーが独創的でリアル。
岩を食べるロックバイターや小人、空を自由に飛ぶファルコン(原作ではたしかフッフール)は、
竜だけど顔がわんこ似で、なんともやわらかそうな毛並みや鼻のあたりとか可愛い!

主題歌も一度聴いたら忘れられない曲。DVD特典には、物語の解説や裏話も入ってて、主題歌を書いた作曲家は、実はアトレーユ役の子どもの父親だったとか/驚
エンデは他にも『モモ』とか読んでみたけど、わたしは今作のほうが好きだな。
こうして改めて観なおしても、冒険にドキドキして、悲しいシーンでは号泣してしまう。
バスチアンと一緒になって、ブイブイ鼻をかんでしまったw

story
バスチアンが書店で本を借りて、本の中ではファンタージェという国が「無」によって消えてゆく危機にあり、国を治める女王・幼心の君は若い勇士アトレーユに病気を治すクスリを見つける旅に行かせる。
なんでも知ってる巨大カメや、空飛ぶ竜ファルコンなどと出会い、南のお告げ所で国を救うには、
人間界の子どもが女王に新しい名前をあげることだと知るけれども、
無はとうとうファンタージェを全て滅ぼしてしまう。。。

この第一章は、バスチアンが国を救うところまで。でも、本書がほんとうに面白いのは、
実はこのあとだと思う。
想像の国を再建したバスチアンはまさに無敵の存在となって、ちょっと天狗状態にもなり、
そのうちに心を失っていってしまう。。。そんな、ちょっと哲学的な後編があるんだけど
それは第二章に描かれているだろうか?

すでに古典とも思える本書が書かれたのは、1979年だったってことにも再びビックリ!
バスチアン役の男の子もカワイイけど、幼心の君の人間離れした大人びた美しさも今作の要。
でも、ファンタジー映画で大当たりしてもその後の役が続かないって傾向があるのが残念。

A Story without End
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『ネバーエンディングストーリー 第二章』

2008-03-27 20:34:55 | 映画
『ネバーエンディングストーリー 第二章』~THE NEVERENDING STORY II: THE NEXT CHAPTER(1990)アメリカ・ドイツ
監督:ジョージ・ミラー
出演:ジョナサン・ブランディス、ケニー・モリソン、クラリッサ・バート、アレクサンドラ・ジョーンズ、ヘレナ・ミシェル ほか

すっかりアメリカンテイストに様変わり。ヒットしたら続編を作れってゆうのが
ハリウッドの鉄則だけど、続編に名作なしってゆうのも事実
書店のおやじさんだけ前作と同じキャスティングってゆうのが逆に笑える。
バスチアン役はなんだか王子様顔で前作より少し成長してる設定ぽいし、なにより今作では
お父さんがいなくなった息子を探して、本の中で活躍する息子を応援する、アメリカらしい
親子愛ものになってること。
額に汗かいて大の大人が本に向かって「頑張れっ!お前ならできる!!!」て叫んでるのもどうか。
(大人になっても夢を忘れない気持ちは大切にせよ
アトレーユ役のコはよりインディアンぽく、幼心の君役のコは・・・下町育ちのヤボったい感じに

肝心のストーリーも原作通りだろうか?ウィキペディアで調べたら、第一章のほうが
エンデは原作から離れているという理由で訴訟を起こしていたのに、今作では脚本にまで
関わっているからフシギ。ファンタジーの世界にもたくさん大人の事情が入っているんだろう。
3作目になると、こんどは本格的にラブコメちっくになっちゃってるみたいだから、
懐かしい思い出を大切にして、この辺でやめておこう。

story
バスチアンは相変わらず学校では萎縮して、家では父親とすれ違いの毎日。
かつて「はてしない物語」を借りた書店にひさびさ足を運び、本から自分の助けを求める声が聞こえ、
ふたたび本を借りて、今度はあっとゆう間にファンタージェンに戻ると、
今度は「無(nothing)」の代わりに「空っぽ(emptiness)」が国を滅ぼそうとしていた。
幼心の君の住む象牙の塔は隔離され、空っぽを支配する魔女がバスチアンを利用し、
彼がアウリンに願いをかけるごとに、大切な思い出を失う魔法にかける。。

前作の使いまわし?ってくらい全く同じのロック・バイターや、ファルコンが登場。
一番よかったのは、ラストあとひとつの願いですべての記憶を失ってしまうと知りながら
バスチアンが願ったのは、魔女に人を愛する心を与えたこと。
それにしても必要以上にセクシー系の魔女だった。
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4月になれば彼女は

2008-03-27 12:53:10 | 日記
昨夜、家に帰って、これは明日休まなきゃ自分ダメかもって思った。
そして、休みました/謝
朝、めざましTVで昨日のスカパラライブの模様を早速取り上げてくれてたv
谷中っちが「完璧」と「パーフェクト」と言いたいところを間違えて「パーペキ」とゆってしまった部分w

そいえば、火曜日の朝、外に出たら、周りがすっかり濃霧で驚いた。数十m先も見えないくらい。
おかげで電車がどこもダイヤが乱れまくって、混み具合が生き地獄のようだった。。
血の気が引く音が聞こえそうなくらいだったけど、これじゃ貧血で倒れても分からないくらいで
降りたくても降りられない状態/危険すぎ

夕方にはコーディネータのコから電話があって、4月以降も今の業務のままで3ヶ月更新したいとのこと。ひとまず安心。

こないだのバンバンラジオでサイモン&ガーファンクルの♪BOXER を流してて懐かしかったな。
わたしは、こんな曲が好き。

April Come She Will/Simon & Garfunkel
A love once new has now grown old...

バンバンの♪さよならと言ってくれ も、季節柄か何度も流してくれて嬉しい。
実は、今のところバンバンの曲の中で3本指に入るお気に入りなのでv
「長い間一緒にいたけど 分からないこと 初めて会ったその時 とっくにわかってたこと」てとこがイイ。


いろいろ平行して混乱しつつも、また新たなコーナーを発動v
わたしが大好きな激動の'60-'70年代の名曲シリーズ!!!第1弾は、、、

With A Little Help From My Friends/Joe Cocker
まさにこの『ウッドストック』の映像を見て、なんだこれはあああ!!!て、全身に衝撃の鳥肌が立った。
'60-'70を象徴するフラワームーヴメントの中で開催された、時代を反映したイベントで、
自由、解放みたいなパワーを存分に炸裂させてたベストパフォーマンスだったと思う。
こうゆう'60-'70年代のサイケデリックなファッションも大好き。
ちなみに彼の独特の動きをモノマネしてる『サタデー・ナイト・ライブ』のジョン・ベルーシはかなり笑える/爆×3000

大好きだった海外ドラマ『ワンダー・イヤーズ/素晴らしき日々~The Wonder Years』でもこの曲が使われてた。
古き良きアメリカを、大人になった主人公が少年時代を思い出して語る話で、毎回笑えて、じぃーんと泣ける。
少年のお姉さんが完璧なフラワーチルドレンで、あまり家にも帰らない感じなんだけど、
庭にテーブルを出して、友だちが持ち寄った料理と、手づくりのシンプルなドレスで自分の結婚式を挙げてたのがとってもあったかくてステキだったな。
教会や神父もなし、誓いの言葉も自分たちで考えてお互いが宣言し合うんだよね。
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