『ネバーエンディング・ストーリー』~The Neverending Story(1984)西ドイツ・イギリス
原作:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
主題歌:リマール
出演:バレット・オリヴァー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハ ほか
間違いなくファンタジー小説の傑作であるミヒャエル・エンデ原作の映画化。
劇場で観たのか、ビデオで観たのか思い出せないけど、たしか映画を観てから原作を読んで、
当時はもう子どもという歳じゃなかった気がするけど、主人公バスチアンと同じように、
アウリンのついた重いハードカバーの本を抱えて、文字通り寝食忘れて読んだことを思い出す。
ちなみにわたしはハードカバー派。児童書は特に、挿絵も出版当時のがそのまま使われていることが多いし、なんといっても「読んでる」満足感と、より没頭できる気がするんだよね。
古い本の匂いも好き。でも、最近はこうゆう長編ものを読まなくなったな・・・
ドイツ映画だったことが意外。それに今みても遜色ないクリアでナチュラルな映像。
想像の世界「ファンタージェン」に棲むたくさんのクリーチャーが独創的でリアル。
岩を食べるロックバイターや小人、空を自由に飛ぶファルコン(原作ではたしかフッフール)は、
竜だけど顔がわんこ似で、なんともやわらかそうな毛並みや鼻のあたりとか可愛い!
主題歌も一度聴いたら忘れられない曲。DVD特典には、物語の解説や裏話も入ってて、主題歌を書いた作曲家は、実はアトレーユ役の子どもの父親だったとか/驚
エンデは他にも『モモ』とか読んでみたけど、わたしは今作のほうが好きだな。
こうして改めて観なおしても、冒険にドキドキして、悲しいシーンでは号泣してしまう。
バスチアンと一緒になって、ブイブイ鼻をかんでしまったw
▼story
バスチアンが書店で本を借りて、本の中ではファンタージェという国が「無」によって消えてゆく危機にあり、国を治める女王・幼心の君は若い勇士アトレーユに病気を治すクスリを見つける旅に行かせる。
なんでも知ってる巨大カメや、空飛ぶ竜ファルコンなどと出会い、南のお告げ所で国を救うには、
人間界の子どもが女王に新しい名前をあげることだと知るけれども、
無はとうとうファンタージェを全て滅ぼしてしまう。。。
この第一章は、バスチアンが国を救うところまで。でも、本書がほんとうに面白いのは、
実はこのあとだと思う。
想像の国を再建したバスチアンはまさに無敵の存在となって、ちょっと天狗状態にもなり、
そのうちに心を失っていってしまう。。。そんな、ちょっと哲学的な後編があるんだけど
それは第二章に描かれているだろうか?
すでに古典とも思える本書が書かれたのは、1979年だったってことにも再びビックリ!
バスチアン役の男の子もカワイイけど、幼心の君の人間離れした大人びた美しさも今作の要。
でも、ファンタジー映画で大当たりしてもその後の役が続かないって傾向があるのが残念。
■A Story without End
原作:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
主題歌:リマール
出演:バレット・オリヴァー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハ ほか
間違いなくファンタジー小説の傑作であるミヒャエル・エンデ原作の映画化。
劇場で観たのか、ビデオで観たのか思い出せないけど、たしか映画を観てから原作を読んで、
当時はもう子どもという歳じゃなかった気がするけど、主人公バスチアンと同じように、
アウリンのついた重いハードカバーの本を抱えて、文字通り寝食忘れて読んだことを思い出す。
ちなみにわたしはハードカバー派。児童書は特に、挿絵も出版当時のがそのまま使われていることが多いし、なんといっても「読んでる」満足感と、より没頭できる気がするんだよね。
古い本の匂いも好き。でも、最近はこうゆう長編ものを読まなくなったな・・・
ドイツ映画だったことが意外。それに今みても遜色ないクリアでナチュラルな映像。
想像の世界「ファンタージェン」に棲むたくさんのクリーチャーが独創的でリアル。
岩を食べるロックバイターや小人、空を自由に飛ぶファルコン(原作ではたしかフッフール)は、
竜だけど顔がわんこ似で、なんともやわらかそうな毛並みや鼻のあたりとか可愛い!

主題歌も一度聴いたら忘れられない曲。DVD特典には、物語の解説や裏話も入ってて、主題歌を書いた作曲家は、実はアトレーユ役の子どもの父親だったとか/驚
エンデは他にも『モモ』とか読んでみたけど、わたしは今作のほうが好きだな。
こうして改めて観なおしても、冒険にドキドキして、悲しいシーンでは号泣してしまう。
バスチアンと一緒になって、ブイブイ鼻をかんでしまったw
▼story
バスチアンが書店で本を借りて、本の中ではファンタージェという国が「無」によって消えてゆく危機にあり、国を治める女王・幼心の君は若い勇士アトレーユに病気を治すクスリを見つける旅に行かせる。
なんでも知ってる巨大カメや、空飛ぶ竜ファルコンなどと出会い、南のお告げ所で国を救うには、
人間界の子どもが女王に新しい名前をあげることだと知るけれども、
無はとうとうファンタージェを全て滅ぼしてしまう。。。
この第一章は、バスチアンが国を救うところまで。でも、本書がほんとうに面白いのは、
実はこのあとだと思う。
想像の国を再建したバスチアンはまさに無敵の存在となって、ちょっと天狗状態にもなり、
そのうちに心を失っていってしまう。。。そんな、ちょっと哲学的な後編があるんだけど
それは第二章に描かれているだろうか?
すでに古典とも思える本書が書かれたのは、1979年だったってことにも再びビックリ!
バスチアン役の男の子もカワイイけど、幼心の君の人間離れした大人びた美しさも今作の要。
でも、ファンタジー映画で大当たりしてもその後の役が続かないって傾向があるのが残念。
■A Story without End