メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ヒットパレード』

2008-03-16 16:51:55 | 映画
『ヒットパレード』~A Song Is Born(1948)
監督:ハワード・ホークス 製作:サミュエル・ゴールドウィン
脚色:ビリー・ワイルダー、トーマス・モンロー
出演:ダニー・ケイ、ヴァージニア・メイヨ、ヒュー・ハーバート ほか

「特別出演として、ジャズ音楽界の一流メンバーである、ベニイ・グッドマン、トミイ・ドオシイ、ルイ・アームストロング、ライオネル・ハンプトン、チャアリイ・バアネット、メル・パウエル、ゴールデン・ゲイト4重唱団、ペイジ・キャヴァノ3重奏団らが顔を揃える。」とある。

大好きなダニー・ケイ主演映画。背がスラっと高くて、スマートなハンサムで、
歌もダンスも上手くて、なによりとびきり面白い本物のエンターテイナー!
まさに天から愛されてる才能の人。彼の作品を漁って観てたことを思い出した。
芸達者なコメディ演技に息が苦しいくらい笑ったこともあったっけ。
『5つの銅貨』、『虹を掴む男』、『ダニー・ケイの検察官閣下』とか。
かなりの愛妻家だったなんて話も聞いたことあるし

story
フリズビ(ケイ)は、小さい頃から音楽の才能を認められ、9年間も7人の独身老教授たちと
書斎にこもって古い民族音楽などを研究しているうちに、すっかり時代とズレたことに気づいて、
夜の街に繰り出し、クラブを回って一流ミュージシャンに声をかけ、音楽史の編纂への協力を仰ぐ。
トラブルに巻き込まれて検事に追われてるクラブ歌手ハニーは隠れ家として居座ってしまうが、
フリズビはそのお色気にまいってしまい初めての恋に落ちる。。

Trailerはこちら

『アパートの鍵貸します』のビリー・ワイルダーが脚本だけあって、ドタバタ劇も2人のロマンスも
しっかり楽しめるんだけど、欲を言えばもちょっとダニー・ケイの歌や笑いの部分も観たい。
実は、こうゆう真面目でピュアでストレートなキャラに弱いんだなぁ(ぽっ

音楽史の編纂のためのレコーディングで大陸を渡ってリズムがどう変化するかを
実際に演奏してみせるメドレーがイイ。
A song is born
はぁ~サッチモが歌えば誰もが思わず同じビッグスマイルになっちゃう
わたしにとっては完璧にヒーリングミュージック。心身ヤラれちゃってる時にはクスリより確実に効きますv

When The Saints Go Marchin' In
サッチモとダニー・ケイの共演作はいろいろあったな。
ヤバいゆうちゅうぶ。また止まらなくなってしまう。

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脱出

2008-03-16 12:13:17 | 日記
こないだ珍しく社員のコ(H女史)とランチをご一緒した。最近カレーづいてて、またまた美味しいカレー発見v
サラダに使う野菜も珈琲に入れるミルクにいたるまでもすべてオーガニックで栄養たっぷりヘルシーランチv
店内も木造りで落ち着くし、ボッサややわらかい音楽が流れててオシャレ
お客さんは女性が多い中、たまに見かける男性客もなんだかオーガニックな感じだし(どんなだ?
H女史はひとりラーメン探索のほか、カレー屋さんにもすごい詳しい!
美味しいお店をたくさん教えてもらったけど、うぅ・・・覚えきれなかった。。

芸能人を見かけやすい土地柄のおかげで、ランチの帰り道になんとっ!往年のプロレスラー、
キラーカーンを見ましたっ!!!驚×300 マスクをしてたけど、あのガタイのよさといい、間違いない。
それをH女史に話したら「わたしプロレス大好きなのに、見逃して残念~!!!」と
その後すっかりレスラー話に突入。アメリカのレスラーで棺おけを持って入場する選手がいて、
そのファンなんだとか。いろんな引き出し満載すぎっ!爆×3000 
わたしの記憶は小さい頃、兄の影響で見てた藤波辰巳VS長州力とかで止まってるから、最近の事情はまったく分かりません。
会社で女子2人が嬉々としてキラーカーンの話をしてるのもどぅーかと思ったがw

ケイトは小島よしおを見かけたんだって。「裸だった?」て聞いたら、さすがに普段はフツーに服着て(当たり前だ)、必死に自転車こいでたらしいw
ほかにも、IKKOさんも見たとか。
先週はずっと1週間ケイトがお休みだったから寂しかったあ!

4月末までに辞めてしまう派遣仲間が3人もいるから、3月終わりにお別れ会も兼ねて焼肉パーティをするとのこと。
普段なら会社絡みのイベントには不参加なんだけど、これは参加することにした。
なんだかんだで、最初のメンバに戻ってしまうな。寂しいかぎり/涙

そいや4月になったら、バンバンラジオに産休明けの西川さんが戻ってくる。
メンバだけのコア音楽話はそのままに、おゲレツ話はぜひ彼女にセーブしてもらわなきゃ/苦笑
こないだのおゲレツ話がキョーレツだったために、その夜おぞましい夢を見たからねぇ。。泣

宇宙の夢もひさびさ見た。昔からときどき見る夢で、よく映画とかにあるけど、バァーーンて大気圏に
投げ出される感じで、地面がどんどん地図みたいに見えるやつ。
その後は『2001年宇宙の旅』ばりに星の合間を浮遊したりしてけっこー楽しいんだけど、
これにも意味があるのかな?あとで調べてみよっと。
いろいろ頭を切り替えて脱出したいことはたくさんあるのはたしか。

スカパラオフィ模様替え
おお!ステキデザイン!しかもプロフ写真ヤヴァい!!!
ヒヤムやっぱり体重落として若返ってる・・・40代半ばには見えません
タブー休んだのはこのダイエットのため?(いやいや

photo:
グアムの水族館で撮った。この四角いおサカナさん、すごい好きなんだよね。
コンゴウフグってゆうのかな?
ちいさいちいさいヒレをピロピロと動かして上下左右どちらにも方向転換可能。
水中に浮いてるカラフルな飛行船みたい。
眼が大きいってゆうのも「可愛い」ポイントだな

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心の中のベストフィルム~『鳥』~The Birds(1963)

2008-03-16 10:49:43 | 映画
『鳥』~The Birds(1963)
監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:ダフネ・デュモーリア
脚本:エヴァン・ハンター 撮影:ロバート・バークス
出演:ロッド・テイラー、ティッピ・ヘドレン、ジェシカ・タンディ ほか

忘れた頃にやってくる「心の中のベストフィルム」コーナー。
パニック映画シリーズが一区切りした後で、動物パニックの傑作である今作を
久々観たくなって借りてみた。
初めて観たのは、小学生の頃。アパートの2階の部屋で土日の夜は大抵家族揃って、
果物やお菓子を用意して、コーヒーを飲みながら映画を観るのが習慣だったんだけど、
今作を観た夜のことを今でもぼんやりながら覚えている。それだけインパクトがあった。
いまだにそこいらで鳥がたくさんとまっているのを見かけると「ヒッチコックの鳥みたいだね」って話になるしw

ヒッチコック映画のお楽しみのひとつは監督本人が必ずチラっと出演してるのを見つけること。
今作では冒頭、小型犬を連れてヒロインとすれ違いにビルから出てくる人w
あくまでさり気ないんだけど、あの独特のシルエットで見間違いようがないんだよね。

昔、誰かがレビューでヒッチコック映画のヒロインのプロトタイプのことを書いていて、
ヒッチコック映画のヒロインが他の作品に出演していたのを観たらまったく印象が違って平凡に見えたとのこと。
後ろで束ねた金髪、タイトなスーツの上品な女性ってゆうのが定番。
それはヒッチコックの美意識によって完璧に作られた美人像だ

こうして昔観た映画をあらためて観るのも面白い。
恐怖映画というより人間ドラマもいろいろ描かれていたことが分かった。
記憶の中では夫婦と思ってた2人は、知り合ったばかりだったし、メラニー(ヘドレン)は
母親の愛情に飢えていて、逆にミッチ(R.テイラー)は母親に溺愛されている。
彼の母親は、完全に頼っていた伴侶を早くに亡くしていまだにショック状態の中にいる。

鳥もいきなり大群で襲ってきたというより、1日の流れの中で急激に増えてる感じ。
有名なのは、メラニーが心配してミッチの妹のキャシーを連れに学校までやって来て、
外で煙草を吸いながら授業が終わるのを待つそのわずか数分間に、後ろのジャングルジムに
カラスがどんどんと増えていくシーン。
じわじわと心理的恐怖心を煽ってゆく効果はさすが。
改めて、CGのない時代によくここまでリアルに撮れたなって驚く。
説明書きを読んだら、ホンモノや合成のほかにも機会仕掛けの鳥まで使ってるんだって!/再驚
鳥に囲まれた町をあとにして去ってゆくラストがちょっと唐突で寂しいんだけど。

ヒッチコック作品もあらためていろいろ観なおしたくなってきた。
動物ものパニックはほかにもミミズの大群とかカエルとかいろいろあったなあ!w
このサイトでパニック映画の駄作要因をいろいろ酷評していてちょっと笑える。


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